結婚したらどうする?入籍前後の手続き・届け出マニュアル【氏名(名義)変更・住所変更編&保険・年金編】

結婚したらどうする?入籍前後の手続き・届け出マニュアル【氏名(名義)変更・住所変更編&保険・年金編】

婚姻届をはじめ、結婚を機に、さまざまな手続き・届け出が必要になります。初めてのことだらけで何から手をつけていいか分からない…、手続き漏れが心配…というみなさんに向けて、入籍前後の主な手続きをまとめてみました。

引越し、氏名(名義)変更・住所変更、保険・年金などの手続きに必要なもの、提出する場所やスケジュール、提出期限まで、気になることを解決していきましょう!

目次

▼引越し編はこちら
(この記事では「氏名・住所変更編&保険・年金編」のみ掲載しています)

【氏名・住所変更 編】住民票を変更した後の手続きがスムーズ

結婚したらどうする?入籍前後の手続き・届け出マニュアル【氏名(名義)変更・住所変更編&保険・年金編】

結婚で姓(氏)と住所が変わる方は、公的書類をはじめ、本人確認書類などの変更が必要になります。次に挙げたものは、できるだけ早く変更の手続きを行いましょう。基本的に、これらの手続きは住民票のある役所などで行うため、おふたりで住む市区町村に引越し、住民票を変更した後に行うとスムーズです。

運転免許証

必要なもの:運転免許証、最新の住民票(本籍記載のもの)
場所:住民票がある警察署・運転免許センター
手続き:窓口に行き、手続き後、変更したものをその場で受け取れます

パスポート

必要なもの:パスポート、戸籍謄本、最新の住民票、顔写真、手数料(変更申請の場合は6000円)
場所:パスポートセンター
手続き:窓口に行き、変更を申請。約1週間後、再び窓口に行き、手数料を払って受け取れます。

※航空券とパスポートの名義が異なると飛行機に搭乗できません。入籍後、海外に新婚旅行に行く予定の方は、新しいパスポートを受け取るまで日数がかかることも考えて早めに申請を。

マイナンバーカード

必要なもの:マイナンバーカード(または通知カード)、本人確認書類
場所:住民票がある役所
手続き:窓口に行き、手続き後、変更したものをその場で受け取れます。

※マイナンバーカードをまだ作っていない方は、通知カードと本人確認書類を持って役所に行き、新しい氏名・住所でマイナンバーカードを作りましょう。

印鑑登録

必要なもの:印鑑登録したい印鑑、本人確認書類、手数料(数百円/市区町村により異なります)
場所:住民票がある役所
手続き:窓口に行き、手続き後、即日登録可能。ただし、照会書・回答書を用いる場合(本人が窓口に行くことができない、あるいは、代理人申請などの場合)は、数日~1週間程度かかります。

銀行口座

必要なもの:キャッシュカード、通帳、本人確認書類、旧姓と新姓の印鑑
場所:銀行
手続き:窓口に行き、手続き後、通帳は即日受け取り可能。キャッシュカードは後日郵送(1週間~10日程度かかります)。

※手続き後、会社にも忘れずに氏名変更届を提出しましょう(この届け出をしておかないと、給与が振り込まれなくなります)。

クレジットカード

必要なもの:クレジットカード、本人確認書類、新姓の印鑑
●場所:カード会社
手続き:書類を取り寄せ、必要事項を記入して返送。約1~2週間後、郵送で新しいカードが届きます。

生命保険

必要なもの:保険証券、本人確認書類、旧姓と新姓の印鑑
場所:生命保険会社
手続き:書類を取り寄せ、必要事項を記入して返送します。

\氏名・住所変更には新しい“住民票”が必須/
「運転免許証」と「パスポート」の氏名(名義)変更・住所変更をする必要がある方は、提出書類のひとつとして“住民票”が必要になります。

引越し後14日以内に転入届(もしくは転居届)を提出しなければいけませんが、この時、婚姻届を同時に提出すれば、その場で新しい氏名(名義)と住所の住民票を発行してもらえます(手数料1通300円)。同じタイミングで、マイナンバーカードの氏名(名義)変更・住所変更も可能です。役所に出向いて手続きや届け出が必要なものを一回にまとめることで、時間短縮にもなります!

【保険・年金 編】結婚後も働くかどうかで手続きに違いあり

結婚したらどうする?入籍前後の手続き・届け出マニュアル【氏名(名義)変更・住所変更編&保険・年金編】

結婚したら必要な手続き・届け出のなかで、おそらく一番気になるのによく分からないのが、保険と年金のこと。会社員の時は会社がやってくれていたことも、退職すると自分で手続きなどやることが出てきます。

まず、結婚後、同じ職場で変わらずに働き続けるという方は、会社に氏名変更届を提出するだけでOKです。では、結婚を機に、退職する時はどうすれば…?そこで、結婚を機にいままで勤めていた会社を辞めた場合について、主な手続きをご紹介していきます。

①今の会社を退職後、転職先が決まっておらず求職する場合

失業給付の手続き

必要なもの:離職票、マイナンバーカード(もしくは本人確認書類)、通帳、顔写真(2枚)、印鑑(旧姓と新姓どちらでもOK)

場所:住居地を管轄するハローワークに提出

手続き:ハローワーク窓口で申請後、受給説明会に出席します。求職活動をしながら、4週間に1回、認定日にハローワークへ行き、失業認定申告書に求職活動実績を書いて提出します(失業認定日から約1週間後、給付金が振り込まれます)。

期日:失業保険(失業給付金)の申請は、退職した日の翌日から1年間まで。申請が遅れると受給できる期間も短くなります。ただし、退職理由によっては、給付金を受け取れるまで日数がかかってしまうことも。また、妊娠などでしばらく再就職できない場合は受給期間の延長申請ができるため、お近くのハローワークで確認を。

※失業給付は求職活動ができるように支給される手当なので、専業主婦/主夫になる方は申請できません。

②退職後、結婚相手が会社員で専業主婦(夫)になる場合

健康保険・年金の手続き

必要なもの:健康保険被扶養者(異動)届書、年金手帳、印鑑

場所:結婚相手の勤務先に提出

手続き:結婚相手の勤務先から必要書類をもらい、記入後、すぐに提出します。

期日:退職日から5日以内に手続きを行います。

退職後、結婚相手が自営業で専業主婦(夫)になる場合

国民健康保険・国民年金の手続き

必要なもの:[国民健康保険]健康保険資格喪失証明書/離職票/退職証明書のいずれか1点、国民健康保険被保険者資格取得届書、マイナンバーカード(2人分)、本人確認書類、印鑑 [国民年金]年金手帳、国民年金被保険者関係届書、退職日がわかる書類、本人確認書類、印鑑

場所:住民票のある役所に提出

手続き:退職した会社から必要書類をもらっておき、必要書類をそろえて役所に提出。その後、保険料を納付します。

期日:退職後14日以内に手続きを行います。
※離職票は、退職日から10~14日ほどで会社から自宅に届きます。

結婚にともなう手続き・届け出を効率よく済ませるためには、どんな手続きがあって、どのような順序で行えばいいかを事前にチェックし、おふたりで協力し合いながら、ひとつずつクリアしていくことが大切です。また、お住まいの市区町村によって、手続きなどに多少違いがある場合も。役所の窓口、またはWEBで確認をしておきましょう。

【入籍前後の手続きマニュアル(引越し編)】

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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