自分の親への結婚報告。スムーズな切り出し方や伝え方は?

自分の親への結婚報告。スムーズな切り出し方や伝え方は?

プロポーズが成功したら、次に待っているのは親御様への結婚報告。

しかし、人生の大きな節目である結婚を報告するのは、相手が自分の親でも緊張するものです。「どう切り出したらうまく伝わるのだろう…」と悩む人もいるかもしれません。

そこで今回は、親御様への結婚報告について、ベストなタイミングや注意点、切り出す際の例文を紹介します。

目次

プロポーズ後、親への結婚報告の切り出し方・例文

普段から仕事のことや友人のことなど、何気なく話している自分の親であっても、結婚報告となると、恥ずかしさを感じる人もいるでしょう。状況によっては、緊張することもあるかもしれません。

ここでは、親への結婚報告の切り出し方を3つのシチュエーションに分けて紹介します。

相手のことを親に全く話していなかった時

パートナーのことをまったく親御様に話していなかった場合は、お付き合いをしている相手がいることを伝えたうえで、正式に挨拶に来る旨を伝えましょう。伝えるときのポイントは、以下の4つです。

・プロポーズをしたこと(されたこと)

・その人と結婚したいと思っていること

・その人と会って欲しいこと

・いつなら都合が良いか

■親御様に伝えるときの例文

「実は今、付き合っている人がいて、結婚しようと思ってるんだ。今度相手に会って欲しいのだけれど、近いうちに時間を作ってもらえるかな」

「実は先日、付き合っている人からプロポーズされました。その人と結婚しようと思っているんだけど、今度会ってもらえるかな」

突然の報告にびっくりした親御さんから、「どんな人?」「年齢は?」「職業は?」など、質問されるかもしれません。その際は一つひとつ、丁寧に答えましょう。

相手のことを親に話していた時

親御様がすでに付き合っている相手のことを知っている場合は、プロポーズした(された)ことや、「彼氏(彼女)が会いたいと言っている」といったことを伝えても良いでしょう。

■親御様に伝えるときの例文

「この前、○○さんからプロポーズされたよ。今度挨拶に来たいって言ってるんだけど、時間作ってもられるかな」

「この前、○○さんにプロポーズをしたよ。○○さんも結婚したいと言ってくれた。今度会って欲しいんだけど、いつがいいかな?」

適齢期の子どもにお付き合いしている人がいるとなれば、親御様としても少なからず、結婚を思い描いているでしょう。結婚することを率直に伝えて、挨拶の日取りを調整してください。

妊娠がわかり結婚が決まった時

できちゃった婚(授かり婚)の場合、慎重に話を切り出す必要があります。以前に比べて珍しいことではなくなってきたとはいえ、否定的な意見を持つ親御様も少なくありません。

授かり婚の場合は、付き合っている人がいてプロポーズし(された)、相手に会って欲しいということに加え、おなかの中に新しい命が宿っていることを伝えましょう。

■親御様に伝えるときの例文

「この前、付き合っている○○さんにプロポーズしたよ。○○さんも結婚したいと言ってくれた。それで、実はもうひとつ報告があって、今、○○さんのおなかの中に新しい命が宿っているんだ」

「先日、付き合っている○○さんからプロポーズされました。結婚しようと思っているんだけど、実はもうひとつ報告があって、おなかの中に○○さんとの子どもがいます」

できちゃった婚(授かり婚)の場合は、話を切り出すのにとても気を遣うと思いますが、誠実な態度で話すことが大切です。

できちゃった婚(授かり婚)の報告・挨拶については、以下の記事もぜひ参考にしてください。

自分の親へ結婚報告するときの注意点

自分の親とはいえ、結婚という大切な節目の報告をする際は、真摯な態度で臨みたいもの。

ここでは、自分の親へ結婚の報告をするときの注意点を、方法・タイミング・時間・順番に分けて解説します。

【方法】電話やラインより対面で!

結婚の報告は、直接会って自分の口から伝えるのが理想です。自分の子どもが結婚するのは、親御様としても大きな節目。子どもに会って、直接話を聞きたいところです。

大切なことなので、電話やメール、ライン(LINE)での報告は避けましょう。それらの使用は「大事な話があるんだけど、時間作れるかな?」くらいに留めておき、本題は対面で伝えることをおすすめします。

とはいえ、親御様が遠方に住んでいたり、仕事が忙しく休みがとれなかったりする場合は、電話の報告になってしまうこともあるでしょう。電話の場合でもビデオ通話をするなど、顔を見ながら話せると親御様も真意に受け止めてくれるでしょう。

【タイミング】結婚挨拶から逆算してなるべく早く!

プロポーズから結婚報告までの間は、空けすぎないようにしましょう。

自分の親への報告後は、ご両家へ結婚挨拶をしなければならないため、逆算してスケジュールを組むことが大切です。

【時間】リラックスしているときに

結婚報告は大切なことなので話を切り出す時間も重要です。自分の気持ちが整い、話せる状態になったら、迷惑にならないタイミングで切り出しましょう。ベストなタイミングは、みんなで食事をしているときやテレビを見ているときなど、家族団らんのときです。親御様もリラックスして過ごしているため、話を聞いてもらいやすいでしょう。

家族団らんの時間であっても、急に切り出すのが緊張する場合は、事前に「あとで大切な話がある」と親御様に伝えておくことをおすすめします。

【順番】父親と母親、先に報告するのは?

できることなら、結婚報告はお父様とお母様が一緒にいるタイミングで話すのがベストです。しかし、おふたりがなかなか揃わない場合や、どちらか一方に対して、話しづらい・話しやすいといった関係性があれば、順番に話すのも手です。

お母様に先に報告し、お父様への切り出し方を相談しているケースが多いようです。ただし、先にお母様に伝える場合でも、お母様からお父様に結婚することを伝えてもらうのではなく、後日お父様へ直接自分の言葉できちんと伝えるとよいでしょう。

自分の親への結婚報告時にすべきこと

親御様への結婚報告では、ただ結婚することだけを伝えるのではなく、結婚相手の紹介や結婚挨拶の日時調整が必要です。そのあとのことも考え、段取りを決めましょう。

彼や彼女の紹介

結婚の意思を親御様に伝えたら、結婚相手の情報もできるだけ詳しく伝えておきましょう。親御様にとっても相手がどんな人か、気になるところです。

名前・年齢・職業・出身地・家族構成などの基本情報に加え、出会ったきっかけや交際期間、人柄なども伝えておくと、親御様も正式な結婚の挨拶に向け心積りができるでしょう。

結婚相手を紹介するときの大切なポイントは、良い面を伝えることです。紹介した段階で親御様が結婚相手に対してマイナスなイメージを抱くと、挨拶に来たときに否定的な目線を向けられてしまうかもしれません。

ただし、結婚相手と自分の年齢が大きく離れている場合や、結婚相手が再婚で前の配偶者との間に子どもがいる場合などは、事前に伝えておいたほうが安心です。

結婚挨拶の日時調整

結婚報告の前に、結婚挨拶の候補日をいくつか挙げておくと、そのあとの話し合いがスムーズに進みます。それぞれの親御様の都合の良い日をあらかじめ確認し、日時を調整しておきましょう。

訪問日の設定は、2週間程度の余裕をもって決めておくことをおすすめします。訪問する時間帯は、午前10~11時頃、もしくは午後2~3時頃が良いでしょう。曜日は、お休みであることが多い土日がベストですが、親御様の都合を確認しましょう。

親への結婚報告で反対されたら?

親御様に結婚を反対されたら、まずはその理由を確認しましょう。ショックを受けたり、カッとなったりする人もいるかもしれませんが、感情的なままでは話が進みません。

ひとまず落ち着き、まずは親御様の意見に耳を傾けましょう。そして、「なぜ反対するのか、理由を教えてほしい」と尋ね、自分に問題があるのか、相手に問題があるのか、きちんと聞き出しましょう。

結婚を反対されたときの対処法としては、きょうだいなど第三者に結婚相手の良さを伝えてもらうことや、何度も会って人柄を知ってもらうといった方法があります。

また、親御様の不安材料を取り除くためにも、将来のライフプランをきちんと伝えて安心してもらうことが大切です。

自分の親へ結婚報告をしたら相手の親へ結婚挨拶へ

親御様への報告が無事に終わったら、次は、相手の親御様へ結婚の挨拶にうかがいます。

一般的に、まずはご新婦の親御様へ挨拶に行き、そのあとご新郎の親御様へ挨拶に行きます。これは、「男性の家に女性が嫁ぐ」という昔の慣習が根付いているため。しかし、今は順番を重視しない傾向があり、両家の親御様やおふたりの都合にあわせて日程を決めても問題ありません。

日取りが決まったら、訪問時の手土産や服装を準備しましょう。手土産の相場は約3,000円前後です。賞味期限が長く、保管にも気を遣わないお菓子やお酒などがおすすめ。ただし、カステラやようかんなど切り分けるお菓子は、別れを連想させるため避けましょう。

服装は、清潔感のある落ち着いた色合いのものがベスト。女性の場合はワンピース、男性の場合はスーツがおすすめです。華美なアクセサリーやネイル、高いヒールは避けましょう。挨拶当日バタバタしないよう、余裕を持って準備しておくと安心です。

結婚の挨拶については、以下の記事も参考にしてください。

結婚報告は、言いにくいときも自信を持って!

自分の親とはいえ、結婚を報告するのは緊張するもの。しかし、プロポーズしてから結婚報告までに間が空いてしまうと、親御様の心証を害してしまいます。結婚が決まったら、早めに親御様に報告しましょう。

話しを切り出すタイミングは、みんながリラックスしている家族団らんのときです。お父様とお母様、両方が揃っているときがベストですが、なかなか揃わないときやどちらかに言いづらいときは、順番に伝えても良いでしょう。

報告前に、結婚挨拶の候補日をいくつか挙げておくと、そのあとの話し合いがスムーズになります。報告するときは、結婚相手の名前や職業など、基本情報を伝えることもお忘れなく。今回紹介した例文を参考にし、自信を持って臨んでくださいね。

\挨拶後に式場見学!/

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