
婚約指輪のお返しはするべき?金額相場やおすすめの品物をアンケート調査!
記念に残る一生ものの「婚約指輪」。プロポーズを受けて、薬指にキラキラと輝く指輪を眺めながら、飛び上がるほどうれしく、幸せな気持ちが無条件にあふれているはず。この気持ちを、女性からも“カタチ”として男性に贈りたい…。その“カタチ”=贈り物となるのが“お返し”です。でもお返しに何を贈ったら良いか迷う人も多いかもしれません。
そこで今回は、アニヴェルセル会員のアンケートを基に、おすすめの婚約指輪のお返しの品物や相場を紹介します。お返しを贈るタイミングについても説明しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 目次
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- 婚約指輪のお返しは必要なの?
- 婚約指輪のお返しの相場は?
- 婚約指輪のお返しは誰と選ぶ?
- 婚約指輪のお返しに人気の品物ランキング
- 1位:腕時計
- 2位:スーツ・ジャケット
- 3位:結婚指輪
- 4位:財布
- 5位:鞄
- 5位:旅行・食事
- 婚約指輪のお返しを贈るタイミングはいつがおすすめ?
- 両家の顔合わせの食事会
- 結納
- 記念日など自分たちのタイミング
- 婚約指輪のお返しは金額よりも気持ちが大切
婚約指輪のお返しは必要なの?

婚約指輪をもらったら、お返しを必ずしなければいけないというわけではありません。
実際にアニヴェルセル会員の男女に行ったアンケートでも、「婚約指輪のお返しをした」と回答した方は38.5%、「お返しをしていない」と回答した方が61.5%と、お返しをしない方が上回る結果となりました。

婚約指輪のお返しは言葉や行動など、物にこだわらずに感謝の気持ちを伝えるだけの人も多いのかもしれません。しかし、お返しは必須ではないものの、嬉しい気持ちを形として返したいと思う人もいるでしょう。
相手側からしても贈り物をもらうということは、品物以上にその気持ちや心遣いがうれしいものです。もし相手から「お返しはいらないよ」と言われた場合は、ほしいものがないか一度聞いてみるのもおすすめです。
婚約指輪をつけるタイミングなど、婚約指輪については以下の記事で詳しくまとめているのでチェックしてください。
婚約指輪のお返しの相場は?

贈る品物が決まったら、次に気になるのはお返しの相場金額です。結婚祝いや結納では「半返し」(いただいた半分の値段で返す)が一般的なマナーとされていますが、婚約指輪のお返しの値段も半返し、もしくは3分の1が多いようです。
アニヴェルセルで調査したところ、お返しの値段で最も多かったのが「15万円以上」(28.6%)でした。次いで、「5~10万円未満」(24.9%)、「3~5万円未満」(21.7%)、「10~15万円未満」(13.2%)、「3万円未満」(11.6%)という結果になりました。
15万円以上のお返しは、「時計」「結婚指輪」「家電」が多くを占めていました。また、3万円未満では「時計」のほか、「鞄」「財布」「ネクタイ」「眼鏡」「定期入れ」といった小物や、仕事で使えるアイテムなどが目立ちました。
「婚約指輪をもらったお返しとして贈り物をしたい」という気持ちを大切に、お相手の好みやリクエストを聞きながら、記念に残るお返しを選びましょう。
婚約指輪のお返しは誰と選ぶ?

婚約指輪のお返しは「相手の欲しいものを一緒に選びたい」「サプライズでプレゼントしたい」など、人により考えはさまざま。結婚指輪の場合は一緒に選んで購入したというカップルが増えていますが、お返しの場合はどうでしょうか。「お返しを誰と選んだか」というアンケートでは次のようになりました。
1位「お相手とおふたりで選んだ」(63.5%)
2位「ご自身で選んだ」(29.1%)
3位「親御様と選んだ」(9.0%)
4位「ご友人と選んだ」(2.1%)
お返しは、おふたりで選んだという方が6割を超えていました。お返しは、お相手が希望する品を贈る方も多かったので、一緒に店頭へ行って相談などをしながら購入されたカップルが多いのかもしれません。
婚約指輪のお返しに人気の品物ランキング
婚約指輪のお返しとして選ばれているのは、「身につけられる物」、あるいは、「毎日のように使えて、永く愛用できる物」。記念品として贈るため、少し値が張っても、より質の良い物を贈りたいと考える方が多いようです。アンケートでは、「何をお返ししましたか」という質問に、次のようなアイテムと選んだ理由が挙がりました。
1位:腕時計

「一緒に時を刻んでいく」という意味を込めて贈る「腕時計」は、お返しの定番と言われています。アンケートでも最も多く、42.3%と半数近い方がお返しとして選んでいました。

相手が特にこだわりのある時計を持っていなかったから。(お返しの値段:15万円以上/ご自身と両親で選んだ)

普段身につけるものを送りたかったため。(お返しの値段:10万円以上15万円未満/ご自身で選んだ)
2位:スーツ・ジャケット

2番目に多かったのが、13.8%の方が選んだスーツ・ジャケットです。仕事で着られるものから、結婚式や顔合わせ食事会で着るスーツやジャケット、あるいはフォーマルなスーツなど、具体的なシーンに合わせてスーツを選んだ方も多くいました。

今後も友人の結婚式の二次会、子供のお祝い事のイベントや撮影時にも使えるから。(お返しの値段:10万円以上15万円未満/両親と選んだ)

時計は以前にもらったことがあったので、身につけるものとしてスーツにした。(お返しの値段:5万円以上10万円未満/ご自身で選んだ)

両家顔合わせ時に着れるのと、それ以外の場でも1着良いスーツがあると良いと感じたので。(お返しの値段:5万円以上10万円未満/おふたりで選んだ)
3位:結婚指輪

一般的な婚約指輪のお返しの相場より値段は上がりますが、5.8%の方がお返しとして結婚指輪を選んでいます。一緒に身につけるものなので、おふたりで選んだという意見が多かったです。

気に入ったデザインが見つかったため。(お返しの値段:10万円以上15万円未満/おふたりで選んだ)

婚約指輪は頂いたので、結婚指輪は自分でと思った。(お返しの値段:15万円以上/おふたりで選んだ)

今後も身につけていくものなので、デザインや値段なども妥協せずお互いに好きなものを選びたかったからです。(お返しの値段:15万円以上/おふたりで選んだ)
4位:財布

実用品として財布にも5.2%の票が集まりました。値段は他のお返しの品物に比べて比較的抑えめなので、男性も気兼ねなく使いやすいというのも嬉しいポイントです。

普段使いできるけど、ブランドの少し高い物を選んだ。(お返しの値段:5万円以上10万円未満/おふたりで選んだ)

色や形を自分で決められて、名前も刺繍出来るものだったので婚約指輪と同じように世界にひとつだけのものをプレゼントしたかった。(お返しの値段:3万円未満/ご自身で選んだ)

半返しではなくて良いと夫に言われたので高価すぎず、自分では買わない程度の物にした。(お返しの値段:3万円以上5万円未満/おふたりで選んだ)
5位:鞄

鞄を選んだ方は4.7%でした。仕事での実用性の高さや質の良いものを長く使ってほしいという願いを込めてプレゼントされる方が多い印象です。

彼が欲しいものを選んだ。(お返しの値段:3万円以上5万円未満/おふたりで選んだ)

毎日使うものがいいと思ったので。(お返しの値段:3万円以上5万円未満/ご自身で選んだ)

普段使いできる物にしたかったから。(お返しの値段:10万円以上15万円未満/おふたりで選んだ)
5位:旅行・食事

物欲があまりない彼の場合は、旅行や食事など「想い出として残る贈り物」を選ぶのがおすすめ。旅行先やレストランなどで撮った写真は、ぜひ結婚式のプロフィールムービーで活用しましょう。

相手が食べる事が好きなので、レストランを予約しました。(お返しの値段:3万円未満/ご自身で選んだ)

物として残すことも考えたけどふたりの想い出として残したいと思い、ふたりでの旅行にしました。(お返しの値段:5万円以上10万円未満/ご自身で選んだ)

相手に物欲がないため、一緒に想い出作りとして。(お返しの値段:10万円以上15万円未満/ご自身で選んだ)
婚約指輪のお返しを贈るタイミングはいつがおすすめ?
せっかく婚約指輪のお返しを準備しても、いつ渡せばいいかタイミングに迷ってしまうかもしれません。お返しを贈る時期に決まりはありませんが、結婚式の前に渡せるのがベターです。
ここでは、婚約指輪のお返しを渡すベストなタイミングと、渡す際のポイントをチェックしていきましょう。
両家の顔合わせの食事会
婚約指輪のお返しを贈るタイミングの目安となるのが、両家顔合わせの食事会です。おふたりを囲んだ食事がメインですが、場を盛り上げるプログラムのひとつとして、婚約指輪のお披露目ができるため、そのタイミングに合わせてお返しの品も披露できます。
お返しを結婚指輪やオーダーメイドの品物にしている場合は、納期などに注意が必要です。刻印や名入れなどは受け取りまで日数を要する場合があるため、食事会でお披露目を考えているカップルは、これらの日数も考慮して余裕をもって準備するようにしましょう。
結納

結納は両家の顔合わせ食事会よりもフォーマルな婚約の儀式です。結納の際は婚約指輪を披露したり、地域によっては婚約指輪は結納品として贈られたりすることもあります。結納の場で結納返しをする場合は、そこで婚約指輪のお返しをするのが一般的です。
ただし結納は地域差や風習などにより考え方やルールなどが異なる場合もあるので、婚約指輪がどのような形で扱われるか迷う場合は、彼氏や両親に相談してみましょう。
記念日など自分たちのタイミング
顔合わせ食事会や結納がない場合は、好きなタイミングで婚約指輪のお返しを渡して構いません。おおよその目安として入籍や結婚式の前までに渡せれば良いので、彼の誕生日や記念日など自分たちのタイミングで準備しましょう。
渡す時期を逃さないよう、お返しの品物を購入したらすぐに渡すのもひとつの方法です。いずれにしても、渡すときは婚約指輪のお返しであることと、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
婚約指輪のお返しは金額よりも気持ちが大切
婚約指輪のお返しは必ず贈らなければならないものではなく、婚約指輪を贈られた感謝の気持ちを伝える手段のひとつです。これからの生活に必要なものがあれば、それを「婚約指輪のお返し」というカタチで贈るというカップルも多く見られました。
「大切にずっと使いたい」と思えるものや想い出をお互いに贈り合うことで、気持ちを再確認することもあるはず。お返しの値段にこだわるのではなく、おふたりで相談しながら素敵な贈り物を見つけてみましょう。
\プロポーズの後は式場見学♡/
- この記事を書いた人
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ライター 佐藤
女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。
本人の希望で選びました。(お返しの値段:5万円以上10万円未満/おふたりで選んだ)