婚約指輪のサイズの測り方。こっそり調べる方法は?

婚約指輪のサイズの測り方。こっそり調べる方法は?

「エンゲージメントリング」や「エンゲージリング」ともいわれる婚約指輪。贈るまで内緒にしておき、「相手を驚かせたい!」という方も多いでしょう。その際に困るのは、指輪のサイズが分からないことではないでしょうか。

パートナーの指輪のサイズを知るには、「思い切って本人に聞く」「お店で測ってもらう」など、さまさまな方法があります。サプライズで婚約指輪を用意したいときはこっそり調べることになるため、指輪サイズに関することを確認しておきましょう。

今回は、指輪のサイズ一覧やパートナーの指輪サイズを調べる方法など、婚約指輪選びに役立つ情報をご紹介します。

目次

結婚指輪・婚約指輪サイズ表って?平均は?

指輪は付ける指にぴったりのサイズを選ぶことが大切です。少しサイズが違うだけで「キツくて指に入らない」「ブカブカで抜け落ちそう」など、付け心地に大きく影響します。

まずは、指輪のサイズについて知っておきましょう。

指輪のサイズ

日本では指輪のサイズを「9号」や「10号」のように、「号」という単位であらわします。指をぐるっと一周する「指周り」のサイズを測れば、指輪の号数も分かります。手元にある指輪のサイズを知りたいときは、指輪の「内径」(内側の直径)を測りましょう

指輪サイズの一覧表はこちらです。

ただし、指輪サイズの表記は国によって異なります。旅行先で購入するときや海外の通販を利用するときは、あらかじめ調べておくとスムーズです。

指輪の平均サイズ

日本人に多い指輪のサイズは、女性が8号~10号(内周48.1mm~50.3mm)、男性が13号~18号(内周53.4mm~58.6mm)程度です。

ちなみに指輪のサイズは、身長や体重とはほとんど関係がありません。やせ型の人でも骨格がしっかりしているタイプなら、指輪の号数は大きくなります。指にフィットする指輪を選ぶには、正しいサイズを知ることが大切です。

指輪のサイズ、どう決めた?

卒花婿さんや卒花嫁さんがどうやってパートナーの指輪のサイズを知り、婚約指輪を選んだのか、気になる人も多いのではないでしょうか。ここでは、アニヴェルセルが実施した婚約指輪にまつわるアンケートの結果をご紹介します。

「サイズはどのように決めましたか」という質問では、このような結果になりました。

「知っていた」という回答は3割弱にとどまり、指輪サイズを知ったり 測ったりするのに工夫した人が多いことが分かります。

婚約指輪のサイズの測り方

指輪のサイズを知るには、主に「指輪を付ける指の指周りを測る」「普段身につけている指輪のサイズを測る」という2通りの方法があります。ここでは、具体的な計測方法を詳しく解説します。

自分で測る方法

まずは自分自身で指周りを測り、指輪のサイズを知る方法をご紹介します。身近にあるもので簡単に測ることもできるので、トライしやすい方法を選びましょう。

サイズを測る場所は、関節部分や実際に指輪を付ける根元部分など、指の一番太い部分です。

メジャーで測る

一番お手軽なのは、裁縫に使うメジャーを指に巻き付けて指周りを測る方法です。メジャーには目盛りが付いているので、すぐにサイズが分かります。

手元にない場合は、手芸ショップや100均などで購入できます。

糸や紙とペンで測る

糸やリボン、細長く切った紙などを指に巻きつけて一周させ、ペンで印を付けて指周りを測る方法もあります。糸や紙が重なる部分に印を付けてほどき、印から印までの距離を定規で測れば、指周りのサイズが分かります。

できるだけ正確に測るコツは、伸び縮みしないものを使うことです。やわらかい糸は伸縮性が高く、指周りのサイズを測るのにはあまり適していません。紙を使う場合は、一般的なコピー用紙のような薄い紙よりも、雑誌の表紙程度の厚みがある紙など、やや硬めの素材を選びましょう。

結束バンド(プラスチックコード)で測る

コードやケーブルを束ねるための結束バンドでも指のサイズを計測できます。指に結束バンドを巻き付けたら端をヘッド部分に通し、ちょうどいいサイズになるまで絞りましょう。輪っか状になっている部分の内側の直径が、指周りのサイズになります。ただし締めすぎると指から抜けなくなってしまうので、注意が必要です。

お店でサイズを測る方法

指輪のサイズは上記のように自分で測ることもできるものの、正確なサイズを知りたいときは、ジュエリーショップなどで測ってもらうのが一番です。お店ではどんな方法で指輪のサイズを測れるのかを解説します。

リングゲージで測る

「リングゲージ」(サイズゲージ)とは、1号ごとにサイズの違う指輪がセットになっているツールです。実物の指輪を付けたり外したりしながら、指にピッタリ合うサイズを探せます。

お店でリングゲージを装着したら、指を曲げ伸ばししたり動かしたりして、装着感を確認しましょう。指を動かしづらく感じるときは、サイズが合っていない可能性があるため、店員さんに相談しましょう。直接店頭に行くのが難しい場合は、リングゲージの貸し出しを行っているお店で借りるという方法もあります。

自分が持っている指輪を持参して測る

ジュエリーショップなどに自分の指輪を持参し、測ってもらう方法もあります。指輪をサイズ棒というツールに通すと、指輪が引っかかって止まる位置でサイズ(内径)を確認できます。

サイズ棒で測ってもらう指輪は、計測前に指にフィットするかどうかを確認しておきましょう。しばらく付けていない指輪などは、サイズが合わなくなっていることもあるからです。また、何らかの理由で指輪が曲がってしまっている場合は、正しいサイズを測れないことがあります。

パートナーの指輪サイズをこっそり知りたいときの測り方

サプライズで婚約指輪を贈る場合は、本人に気づかれないように指輪のサイズを測る必要があります。ここでは、パートナーに気づかれずに指輪のサイズを知る方法をご紹介します。

持っている指輪から測る

パートナーが左手の薬指に合う指輪を持っているときは、リング棒などを使ってその指輪のサイズを測りましょう。指輪からサイズを測るときのポイントは、なるべくいつも身につけている指輪を選ぶことです。しまいっぱなしの指輪は、サイズが合わなくなっているかもしれません。

また、左手でなく右手の薬指に付けている指輪で代用することも、基本的におすすめできません。たとえ同じ指でも、左右で太さが違うことが珍しくないからです。

寝てる間に指のサイズを直接測る

パートナーがサイズを測れるような指輪を持っていないときは、眠っている間にメジャーや紙などを左手の薬指に巻いて、こっそり指周りを測らせてもらいましょう。

ただしこの方法には、パートナーが目を覚ましてしまうリスクがあります。「もしかして、指輪のサイズを測ろうとしているのかな」と気づかれれば、サプライズが台なしになってしまうでしょう。さらに明かりを付けずに暗闇の中で測るとなると難易度も上がるため、タイミングを見きわめることが大切です。

指や指輪の話題を出して直接サイズを聞く

パートナーが常日頃から左手の薬指に指輪をしている場合は、日常会話の中で指や指輪の話題を出し、それとなくサイズを尋ねるという方法もあります。「いつもかわいい指輪をしてるけど、サイズはどうやって選ぶの?」など、知らないふりをして尋ねれば、詳しく教えてくれるかもしれません。

とはいえ指輪を身につける習慣がない人だと、自分のサイズを把握していないことも多く、誰にでも使える方法とはいえないのがネックです。

ペアリングをつくる

「パートナーが自分のサイズを知らなかった」「絶対に正確なサイズを知りたい!」なんていうときは、思い切ってペアリングをつくりましょう。お店に出向いて測ってもらうことで、おふたりの正確な指輪サイズが確実に分かります。一緒にデザインを選べばパートナーの好みも分かるので、一石二鳥の方法です。

指輪のサイズを知りたがっていることを知られないためには、ペアリングを誕生日やお付き合いを始めた日といった記念日のプレゼントにしましょう。自然な流れでサイズが分かるだけでなく、パートナーの笑顔も見られます。

友人にサイズを聞いてもらう

親しい共通の友人に頼んでサイズを聞いてもらうのもよい方法です。パートナー本人に直接サイズを尋ねると、「もしかして婚約指輪を買おうとしているのかな」と気づかれてしまいかねません。その点、親しい友人なら「◯◯は指細いけれど、指輪は何号なの?」のように、自然に尋ねられます。

協力してくれそうな友人の心当たりがない場合は、パートナーの兄弟姉妹に頼んでみてもよいでしょう。

“プロポーズリング”を使う

「気づかれずに指輪のサイズを知るのは難しい!」というときは、いきなり本番用の指輪を買うのではなく、プロポーズリングを購入する方法もあります。プロポーズリングとは、プロポーズのときだけに使う指輪のことです。指輪が丸ごとダミーのタイプや、宝石だけが本物であとから指輪全体のデザインを決められるタイプなどがあるため、サイズだけでなくパートナーの好みのデザインがわからないときにも安心です

プロポーズリングは、婚約指輪や結婚指輪を取り扱っているジュエリーショップで販売されています。本番の婚約指輪を買うときにプロポーズリングの価格に応じた割引をしてくれるショップもあるので、チェックしてみましょう。

結婚指輪・婚約指輪のサイズを測る時の注意点

指輪のサイズはほぼ1mm刻みになっており、少しの誤差で違うサイズになってしまいます。また、指のサイズはぴったりでも関節でつっかえてしまったり、時間帯によって指の太さが変わったりするため、結婚指輪や婚約指輪のサイズを測る際は、以下の点に注意点しましょう。

指の形

指輪のサイズが人それぞれ異なるように、指の形も人によって異なるため、指の形に合った指輪を選ぶことが大切です。指輪は指の根元部分に付けるものですが、関節が出っ張っている指の場合、関節で引っかかってしまって根元まで通せないことがあります。その場合は、関節部分の太さを測り、無理なく付けられるサイズを選びましょう。

また指先が細く、根元にかけて太くなっている指の場合は、ちょっとしたことで指輪が指から抜けてしまう可能性が高いでしょう。こういったケースでは、少しキツく感じるサイズが安心です。

指輪のデザイン

指輪のサイズ(号数)は同じでも、着用感はデザインによって異なります。たとえば細めの指輪は着用中にクルクルと回りやすく、ジャストサイズでもゆるく感じられることがあります。太い指輪は圧迫感が出やすく、思ったよりキツいと思うことも少なくありません。

指輪の着用感は、実際に付けてみないと分からないものです。おふたりがお互いに満足いく指輪を選ぶためには、デザインによって付け心地が違うことを考慮し、試着しながら決めましょう。

むくみ

指の太さは常に同じではありません。時間帯や季節、体調などによって指がむくむと、ぴったりフィットする指輪のサイズも違ってきます。

指がむくみやすいのは、朝起きてすぐや夕方、お酒を飲んだ後などです。むくんでいない時間帯に測って指輪のサイズを決めると、むくんだときにキツく感じる可能性があります。

正確なサイズを知るには、「むくみやすい時間」と「むくみのない時間」の両方でそれぞれ何度か測って平均的なサイズを割り出し、そのうえでジュエリーショップに相談しましょう。

間違えても大丈夫なように交換可能か確認を!

婚約指輪や結婚指輪は一生の想い出に残る記念品です。大切な人との絆の証として身につけるものだからこそ、あらかじめサイズを測ってぴったりの指輪を贈りましょう。

万が一サイズが違ったときのために、修理や交換ができるか確認しておくと安心です。どうしても心配なときや、パートナーにデザインを選んでもらいたいときは、プロポーズリングを使うという方法もあります。素敵な指輪を贈って、プロポーズを成功させましょう。

婚約指輪を選ぶ際にはこちらの記事も参考に!

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