SNSで結婚報告はあり?注意点や例文を確認しておこう
SNSの普及に伴い、最近ではInstagramやFacebookなどを通じて結婚報告をするカップルが増えてきました。
SNSを使えば、疎遠になってしまった友人や遠方に住む親戚にも報告できます。しかし、おふたりの幸せなツーショットを見て、快く思わない人もいるかもしれません。せっかく報告するからには、心から祝福してもらえる報告にしたいですよね。
そこで今回は、SNSで結婚報告する際に気を付けたいポイントや、おすすめの例文を紹介します。
- 目次
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- SNSで結婚・入籍報告しても大丈夫?
- SNSで結婚報告する際の注意点
- 報告の順序やタイミングを考える
- 受け手の状況を考え公開範囲を吟味する
- お互いの確認も忘れずに
- うざい!と思われない内容のポイント
- 内容はシンプル・丁寧に
- 報告ではなく自慢にならないように
- 載せる写真も考えて選ぶ
- ハッシュタグは多すぎないように
- SNSで結婚報告する際の例文
- 仕事関係者も含む丁寧な例文
- 友人がメインのカジュアルな例文
- パートナーの紹介を含めた例文
- 結婚式の報告をする例文
- SNSで結婚報告する際に載せる写真
- 婚姻届や指輪など人物なし
- 前撮りや結婚式の写真
- 普段通りのツーショット
- 結婚報告をSNSでしない派も
- 高感度の上がるSNSでの結婚報告は丁寧に
SNSで結婚・入籍報告しても大丈夫?
SNSで結婚報告することはごく一般的なことで、マナー違反ではありません。最近では、InstagramやFacebookなどのSNSで結婚報告をするカップルが増えています。
SNSを使えば手軽にたくさんの人に結婚報告ができるため、一人ひとりにメールを送信したり手紙を書いたりする手間がかかりません。疎遠になってしまった友人や親戚にも伝えられ、祝福のいいねやコメントをもらうこともできるでしょう。
ただし、結婚報告を見た人が不快な気持ちにならないよう、注意点を気にして慎重に発信する必要があります。
SNSで結婚報告する際の注意点
SNSで結婚報告するときは、まず発信する前に報告する順番を整理する必要があります。そのうえで、受け手の状況に応じて公開範囲や投稿内容を変えましょう。
ここでは、見る人を嫌な思いにさせないための注意点について紹介します。
報告の順序やタイミングを考える
職場の上司や仲の良い友人には、SNSよりも先に報告しましょう。順番を守らないと相手をガッカリさせてしまう可能性があります。
SNSでの一斉発信で結婚することを知ったり、結婚の話が他の人から上司や友人に伝わったりしたら、「大切な話なのに…先に報告してほしかったな」と思われかねません。
また、寿退社をする場合は直接、もしくは社内メールなどを使って先に報告しましょう。その際は一斉やグループでの送信ではなく、個別での報告がベスト。特に、結婚式でスピーチを頼みたい相手には余裕を持って直接報告し、お願いしておくのがマナーです。
関係性に応じて報告する順番を整理し、付き合いの深い人には個別に報告しましょう。
受け手の状況を考え公開範囲を吟味する
SNSを見る側の気持ちや状況を考えることも大切なポイントです。
なかには、「パートナーと別れたばかり」「プライベートで辛いことがあり他人の幸せな投稿は見たくない」など、個別の事情を抱えた人がいるかもしれません。
そのような場合は、知らせたい人にだけ投稿が表示されるよう公開範囲を設定しましょう。
ただし、職場の同じチームや仲良しグループなどに知らせる場合は、コミュニティー内のメンバー全員に公開するのがベターです。特定の人に対して非公開にすると、あとで「わたしだけがはじかれていた…」と、嫌な気持ちにさせてしまうおそれがあるからです。
また、公開範囲を設定する前に、友人の投稿を見るなどして状況を把握しておくと安心です。
お互いの確認も忘れずに
SNSで結婚報告をする前は、パートナーに投稿してよいか必ず確認しましょう。SNSで結婚報告をすることに抵抗を感じているパートナーもいるかもしれません。
SNSでの結婚報告をOKしてくれたとしても、自分の姿を周りに見られたくない場合もあるので、使用する写真などの確認もお忘れなく。
お相手がSNSに上げられることを嫌がるのであれば、別の方法にしたり、相手がわからないような写真を選んだりして気遣いましょう。
うざい!と思われない内容のポイント
SNSでの結婚報告は投稿内容に気を付けなければ、幸せ自慢をしている印象を与え、見る人に「うざい」と思われることがあります。
ここでは、そうならないためのポイントを4つ紹介します。
内容はシンプル・丁寧に
SNSで結婚報告する際は、投稿の内容や回数に注意する必要があります。
出会ったきっかけや交際中の出来事、プロポーズのエピソードなど、おふたりにとってはどれも大切な想い出かもしれませんが、詳しく書きすぎたり短期間に何回も投稿したりすると、見る人に「のろけている」と思われ飽きられることが。
内容は、シンプルかつ丁寧が基本です。「結婚しました」と一言で報告し、今後の抱負や「今後ともよろしくお願い申し上げます」といった挨拶で締める程度で十分です。
投稿回数も1回で留めておき、投稿したらしばらくは様子をみるなどし不快感を与えないよう配慮しましょう。
報告ではなく自慢にならないように
発信する際は、相手の職業や容姿、「こんな指輪をもらった」などのエピソードを前面に出さないように注意しましょう。「お相手をみんなに紹介したい」「とても嬉しかったから共有したい」という気持ちからの投稿であっても、「自慢している」とマイナスに捉えられてしまうことがあります。
結婚報告の目的はあくまで報告であり、私生活の内容を伝えることではありません。SNSで結婚報告をするときは、見る人全員に受け入れてもらえる発信にすることを心掛けましょう。自己満足な発信は不快感を与えてしまう恐れがあります。
載せる写真も考えて選ぶ
SNSでは文章に写真を添えるのが一般的ですが、過度に密着している写真や、見るからに豪勢な指輪などを見せつけるような投稿は避けましょう。
写真は、爽やかで幸せが伝わるものがベスト。結婚という門出を意識し、ハグやキスをしている写真にすると、幸せを押し売りしているような印象を与えてしまいます。だれが見ても応援したくなるような、清潔感のある写真が好印象を与えます。
ハッシュタグは多すぎないように
SNSでおなじみのハッシュタグは、2~5個程度にしましょう。多すぎると主張が強く、悪目立ちするおそれがあります。
#入籍記念日
#結婚記念日
#エンゲージメントフォト
#結婚しました
#結婚報告
#結婚指輪
#ウェディング
#婚姻届
#入籍
#入籍しました
#入籍報告
#入籍フォト
#入籍記念日
#結婚記念日
#エンゲージメントフォト
また、ハッシュタグをシンプルにすれば写真や文章に目がいきやすくなるでしょう。
SNSで結婚報告する際の例文
SNSで結婚報告をする際は、おふたりの状況や受け手の属性に応じた文章にすることが大切です。どんな相手でも失礼のないよう、丁寧な文章を心掛けましょう。
ここでは、好印象を与える例文を4つのタイプ別に紹介します。
仕事関係者も含む丁寧な例文
会社関係の人など、いろいろな人とつながっている場合は、少しかしこまったビジネスライクな文章で報告するのがベターです。
【例文】
私事で恐縮ですが かねてよりお付き合いしていた○○さんと結婚しました(○月○日に婚姻届を提出しました) まだまだ未熟なふたりですが これからは夫婦として力をあわせ暖かい家庭を築いていきたいと思います 今後ともどうぞよろしくお願いいたします
なお、文章を区切る句読点は終わりを意味するため、結婚報告では避けたほうが無難です。
友人がメインのカジュアルな例文
仲のいい友人としかつながっていない場合は、カジュアルな文章でもかまいません。ただし、砕けすぎない文章にすることが大切です。
【例文】
〇月〇日に結婚しました! それに伴い 苗字が○○になりました これからは 彼と(彼女と)で明るく暖かな家庭を築いていこうと思います 今後も変わらず仲良くしてください どうぞ宜しくお願いいたします
パートナーの紹介を含めた例文
SNSでつながっている人の多くが結婚相手のことを知らない場合は、紹介文を加えるとよいでしょう。
【例文】
〇月〇日 かねてよりお付き合いしていた方と結婚しました 彼(彼女)とは 趣味のランニングを通して知り合い 昨年は彼(彼女)の支えもあり ふたりでフルマラソンを完走することができました! 未熟なふたりではありますが 今後とも暖かく見守っていただけると幸いです
幸せなエピソードを盛り込みすぎて自慢していると思われないよう、簡潔かつ謙虚にまとめるのがポイントです。
結婚式の報告をする例文
すでに結婚式を挙げている場合は、挙式日についても付記しましょう。「結婚式はするのだろうか」と思う人もいるかもしれません。
【例文】
このたび かねてよりお付き合いしていた○○さんと結婚し ○月○日に身内のみで結婚式を挙げました 今後は 彼(彼女)とふたりで力をあわせて 温かい家庭を築いていきます これからもよろしくお願いいたします
SNSの結婚報告に結婚式の話も含める際は、招待していない人に「自分は結婚式に呼ばれていない」と思わせてしまう懸念があります。そのため、「身内のみで行った」など一言加える配慮が大切です。
SNSで結婚報告する際に載せる写真
SNSに載せるなら、「映え」を意識した写真を撮りたいと思う人もいるかもしれません。しかし、結婚報告では自慢していると思われないような工夫が必要です。
結婚報告にふさわしい写真について紹介します。
婚姻届や指輪など人物なし
婚姻届におふたりの指輪を重ねた写真や、指輪をはめたおふたりの手を婚姻届に添えた写真など、あえて顔や全身を写さないパターンです。派手過ぎず、さりげない感じが好印象を与えるとして、SNSでの結婚報告では人気を集めています。オリジナルの婚姻届などを用いると、よりおふたりらしさが伝わるでしょう。
また、春なら桜を、秋なら紅葉をバックに指輪をはめたおふたりの手を撮るなどすれば、結婚した季節がわかりますね。
ただし、婚姻届を載せる場合は住所や証人欄などの個人情報が写らないよう注意してください。トリミングしたりぼかしたりして、上手に調整しましょう。
前撮りや結婚式の写真
既に結婚式を挙げた、もしくは前撮りが済んだ場合は、結婚式や前撮りの写真を載せるのもアリです。結婚式や前撮りの写真なら結婚したことがひと目でわかりますし、フォーマルな雰囲気なので汎用性があり、フォロワーの属性に関係なく発信できるでしょう。
ただし、この場合もラブラブすぎる写真はNGです。節度ある写真を心掛けましょう。
普段通りのツーショット
日常のなかで撮った、仲の良さが伝わるおふたりの写真も好印象を与えます。普段過ごしている家の中で撮った写真や散歩中に撮った写真など、自然体の何気ない日常のショットだからこそリアリティがあって、おふたりの幸せが伝わるもの。
「これからも一緒に仲良く過ごします」といった文章を添えると、写真の雰囲気がより際立つでしょう。
結婚報告をSNSでしない派も
必ずしも結婚報告をSNSでする必要はありません。SNSの使い方は人によってさまざま。普段は使っているけれども、「SNSで結婚したことを知らせるのは相手に失礼」という理由から、あえてしない選択もあるでしょう。
これ以外にも、SNSで結婚報告をしない理由には以下があります。
- 面識のないSNS上だけの知り合いがいるから
- 上司など目上の人に対しては直接会って伝えたいから
- 幸せ自慢しているとマウントをとっていると思われるのが嫌だから
SNSで結婚報告をするカップルが増えているからといって、「私もしなきゃ」と無理にあわせる必要はありません。大切なのは、おふたりが「結婚報告をしたい」と思う相手にきちんと伝えることです。SNSはその手段のひとつに過ぎません。
高感度の上がるSNSでの結婚報告は丁寧に
SNSは、手軽に結婚報告をしたいときに便利なツールです。ただし、ラブラブな写真や文章は幸せ自慢をしていると思われてしまうので注意しましょう。発信内容は、シンプルかつ丁寧が基本です。また、受け手との関係性に応じて報告の順序や発信のタイミングを考えることもお忘れなく。
SNSで結婚報告をするか迷う場合は、ハッシュタグ検索でSNSでの結婚報告を探し、参考にしてみるのもひとつの手です。おふたりにとって良い事例があるかもしれません。
見る人に不快感を与えないよう配慮しつつ、写真撮影や文章作りを楽しんでみてくださいね。
\これから結婚式場探しをする方は!/
- この記事を書いた人
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ライター 瀬上友里恵
地方在住のフリーライター。詩人として創作活動も嗜む。2児の母として子育て奮闘中。