結婚前に話し合っておきたい10のリスト。これだけは確認しておこう

結婚前に話し合っておきたい10のリスト。これだけは確認しておこう

結婚が決まったら、結婚式の計画を立てたり、親御様に挨拶をしたり、新居を決めたりと、やることがたくさんあります。そのなかでもおふたりが力をあわせて仲良く暮らしていくために大切なのが「話し合い」です。

とはいえ「結婚前にきちんと話し合う機会を作りたいけれど、何を話せばいいのかな?」「何を決めておけばいいの?」など、疑問を感じている人も多いのではないでしょうか。

今回は、結婚前に話し合っておきたいことをご紹介します。

目次

結婚前の話し合いが大切な理由

結婚後の新生活をスムーズにスタートさせるには、おふたりでしっかりと話し合い、できる限り心配を減らしておくことが大切です。まずは結婚前の話し合いが大切な理由について解説します。

相手や自分の考えを知ることができる

考えや気持ちを伝え合う話し合いは、お互いを深く理解するために欠かせないものです。

お付き合いを続けるなかで、じっくりと膝を付き合わせて結婚や結婚後の生活について話し合う機会がなかったという人も多いのではないでしょうか。お互いに「結婚したい」という思いは同じでも、個々の人間である以上、細かな部分では考え方が違っていて当然です。

結婚についてお相手がどんな考えを持っているのかが分かれば理解度が深まり、連帯感を高めることもできます。また、何となく考えていたことを言葉にして相手に伝えることで「自分はこう考えていたんだ」「こうしたいんだ」と自分を知ることもできるでしょう。

相手が真剣に向き合ってくれるか確認できる

話し合うことで、相手がどのくらい真剣に結婚に向き合っているかどうかが確認できます。プロポーズはされたものの、そのあとの具体的な話が進まないというケースも少なくありません。日常のたわいもない会話を楽しむことも大切ですが、「ちゃんと話そう」と提案したときに、おふたりの将来や自分の不安に向き合ってくれる人であるかは、今後生活をともにしていくパートナーとして大切なことです。

話し合うことで、お互いが結婚についてどのくらい真剣に考えているかが分かれば、今後の生活に関することを落ち着いて考えるきっかけになります。自分がどれだけ真剣に結婚について考えているかを伝えられるだけでなく、お相手の言葉で新たに気づかされることもあるでしょう。話し合いは、同じ気持ちで結婚に向き合うために欠かせないことだといえます。

結婚前に話し合うこと

話し合うにはまず、何について話すのか、話し合いでどういったことを決めておくべきなのかを考える必要があります。結婚前に話し合っておきたいことを具体的にご紹介します。

1.お金のこと

お金に関することは、一緒に生活をしていくうえで必ず話し合っておきたい重要事項です。

結婚すれば、おふたりの収入で生活費をまかなわなければならないのはもちろんのこと、結婚式や新婚旅行、新居の準備などにもお金がかかります。

まずはお互いの収入と貯蓄の額について情報を共有し、「家賃はこのくらい」「毎月◯円は貯蓄に回す」など、家計について話しておきましょう。

何にお金をかけるのかを確認することも重要です。たとえば「結婚式を豪華にするぶん、新婚旅行は国内で済ませる」「生活費はなるべく節約して、記念日などのイベントでは贅沢しよう」といったことです。さらに家計の管理をどのように分担するのかも決めておくと、新生活をスムーズにスタートできます。

2.家族・親戚のこと

結婚はおふたりが夫婦になるというだけではなく、家族と家族のつながりができることでもあります。親族や親戚との関わり方は、家庭や地域によって当たり前のことや習慣が大きく異なります。親戚付き合いひとつとっても、「お正月やお盆には必ず一同で集まる」というケースもあれば、「日頃は付き合いがなく法事などでしか顔をあわせない」というケースもあります。結婚後のトラブルや行き違いを避けるためにも、ぜひ結婚前におふたりで話し合い、親戚間の共通認識や慣例などを確認しておきましょう

また、親御様との同居や介護についても話し合いが必要です。親御様との関係についてはお互いの兄弟姉妹の有無や実家との距離なども関わってくるため、実家に関する情報も積極的に共有しておきましょう。

3.子どものこと

結婚して家族をつくる、となったときに大切なのは子どものことです。まずは、そもそも子どもがほしいのか、ほしくないのかを話し合っておきましょう

子どもがほしいとしたら、「最優先で絶対にほしい」「あまり意識せず自然に任せる」といった優先順位や、「◯歳までに◯人ほしい」のような理想のプランも話しておくと、具体的な人生設計に役立ちます。

子どもを持つことの優先順位が高い場合やすでに授かっている場合は、さらに踏み込んだ話をして意見を交換しておきましょう。具体的には子どもが生まれたら誰がどのくらい育児休暇を取得するのか、仕事とどうやって両立していくのか、どのように育児を分担するのかなどについてです。共通の認識を持っておくだけでも、結婚・出産後の生活がイメージしやすくなります。

4.仕事・働き方のこと

お互いの仕事や働き方、キャリアプランなどは、結婚後の生活に深く関わってくることです。有給休暇や育児休暇の取りやすさ、テレワークやフレックスタイム制といったライフワークバランスに関すること、転勤の有無などの情報を共有すれば、おふたりでどのように協力していくかを話し合いやすくなります。転勤がある場合は、家族ぐるみの引っ越しや単身赴任の可能性なども考えておかなくてはならないでしょう。

また、転職・独立の予定も話し合うべき事項です。転職などで収入が変われば、日々の暮らしに大きな影響が出ることはいうまでもありません。さらに10年後はどのように働いていたいかなど、長期的なビジョンについて話しておくことも大切です。

5.家事分担について

毎日の家事をどのように分担していくかは、実際におふたりで暮らしてみないとピンとこない部分もありますが、各々の希望や分担イメージに関しては結婚前に話し合っておきましょう

まずは自分はどうしたいかについて意見を交換しつつ、お互いの得意な家事や担当したい家事についても話しておきます。このとき、単に「こうしたい」と希望を伝えるだけでなく、「こういう理由があってこうしたい」と話しておくと、建設的な話をしやすくなります。たとえば「カロリーや塩分が気になるし節約もしたいので、ランチはふたりともお弁当にしたい」「服にこだわりがあるので、洗濯は自分でやりたい」などです。このほか、「料理は苦手なので、掃除はできるだけきっちりこなしたい」のように、優先したい家事についても伝えておきましょう。

6.結婚式や婚姻届・入籍のこと

結婚式に関することでまず話し合いが必要なのは、結婚式を挙げたいかどうかでしょう。挙げる場合は挙式場所やタイミング、希望するスタイル、どんな式場で挙げたいかなどもおふたりで共有しておく必要があります。「仕事の繁忙期を避けたい」「家族だけのアットホームなパーティにしたい」「親の希望があるので地元で挙式したい」など、意見や希望を出し合ってイメージを固めましょう。

また、婚姻届についても話し合いが必要です。役所に婚姻届を提出するのか、それとも事実婚にするのかは、夫婦のあり方をある程度決める重要事項です。婚姻届を出す際は、どのタイミングで提出するかも話し合いましょう。これは婚姻届の提出イコール結婚記念日とする夫婦が多いことに加え、運転免許証の変更手続きや銀行口座の名義変更手続きが発生し、職場などの各方面にも影響があるためです。

7.住まい、理想的な生活について

ライフスタイルや人生と密接なつながりがあるのが、住居に関することです。直近で考える必要があるのは、結婚後にどこで暮らすかでしょう。「おふたりの職場の中間地点に住む」「仕事が忙しいほうの通勤時間に配慮する」など、さまざまな選択肢があります。

結婚後の新居に加え、先のことについても話し合いが必要です。賃貸で過ごすのか、それともどこかのタイミングでマンションや一戸建てを購入するのかは、家計や貯蓄の計画にも影響を及ぼします。さらに「定年を迎えたら地元に帰りたい」「老後は夫婦でこのエリアで暮らしたい」のように、将来のビジョンを持っている場合は、早いうちから話し合いを重ねておきましょう。

8.感情の揺れや喧嘩をしたときについて

悲しいときや落ち込んでいるときにどうしてほしいのか、喧嘩をしたときはどうやって仲直りをしたいかについての話し合いは、仲良く暮らしていくために大切なことです。

落ち込んでいるときにひとりになりたい人もいれば、寄り添って話を聞いてほしい人もいます。相手がどういうタイプなのか、どうしてほしいのかを知ることは、ともに生活するうえで欠かせないことだといえるでしょう。

すれ違ったときや喧嘩をしたときも、ひとつ屋根の下で暮らす以上、完全に顔をあわせないわけにはいきません。「喧嘩をしてもおはようとおやすみは言う」など、話し合ったうえでルールを設けておきましょう。

9.お互いの譲れないこと

夫婦となり一緒に生活していくには、お互いが絶対に譲れないことについて把握し、余計な干渉をしないことも必要です。「結婚後も趣味やライフワークを続けたい」「時々は友人と出かけたい」など、譲れないポイントは人それぞれ異なります。話し合って、「ここは干渉しない」というラインを決めておきましょう。

結婚するとすべてが独身の頃のままというわけにはいきませんが、無理や我慢を重ねれば、やがて夫婦関係に亀裂が入ってしまうこともあります。家庭や家計に大きな影響がない範囲で、お互いの個人的なこだわりをできる限り尊重することが、夫婦円満につながるでしょう。

10.これから家族でやりたいこと

家族としてやってみたいことやチャレンジしたいこと、将来の夢なども積極的に語り合いましょう。「子どもを連れてキャンプに行きたい」「自宅を建てたら家庭菜園にチャレンジしたい」など、どんなことでも構いません。壮大な夢から、「休日はこんなふうに過ごしたい」「一緒にここへ行ってみたい」といった叶えやすそうなことまで、未来や将来について語り合えば、家族としての絆も強くなります。

さらに結婚記念日や交際を始めた日、誕生日やクリスマスといった記念日のうち、必ずお祝いしたい記念日を決めておくのも素敵なことです。記念日は日頃の感謝を伝えるきっかけにもなるので、お互いに忘れないように心掛けましょう。

話し合いのタイミングとコツ

結婚前に話し合っておいたほうがいいことはたくさんあるため、「あれもこれも話しておかないと」と焦ってしまうかもしれませんが、実のある話し合いをするにはタイミングも重要です。話し合いのタイミングとコツについて解説します。

ふたりの気持ちに余裕があるときに話す

話し合いは、お互いの状況が落ち着いていて、なおかつ前向きに話ができそうなときに切り出しましょう。多忙で睡眠時間の確保がままならないときや体調を崩しているときなどは、落ち着いて話し合うことが難しいといわざるをえません。無理に時間を割いても、負担になってしまいます。

また、一度の話し合いですべてを聞き出したり決めたりしないことも大切です。結論が出ないときはいったん保留にし、ひとりになってよく考える時間が必要になるケースもあります。話し合いの際に横道に逸れがちな場合は、話し合う前に「今日は家事分担について話したい」「結婚式の日取りについて決めたい」など、あらかじめテーマを宣言しておくのもひとつの方法です。

まずは聞く。価値観を押し付けない

気持ちが通じ合っているおふたりといえども、育ってきた環境が違えば価値観が合わない部分も出てくるでしょう。お相手の意見が自分の価値観と違うからといって、頭ごなしに否定したり自分が絶対に正しいと主張したりすることは厳禁です。

まずは、「そんな考え方もあるんだ」と大らかに受け止めつつ興味を持って聞くことが、相互理解を深める第一歩です。そのうえでお互いに歩み寄って妥協点を探したり、干渉しないラインを決めたりして、夫婦の形を作りあげていきましょう。前提として「価値観が100%同じ人はいない」「ズレがあって当然」と考えておくと、価値観の違いが出てきても動揺することなく楽な気持ちで話し合いができます。

先輩カップルなどに相談する

結婚前に話し合っておきたいことは、もちろんおふたりに関することですが、すべてをおふたりだけで決める必要はありません。迷いや悩みがあるときや、話し合ってもなかなか結論が出ないときなどは、信頼できる共通の友人や先輩カップルに相談するなど、積極的に周りの協力を仰ぎましょう。話し合いで喧嘩になりそうなときや言い出しづらい話をするときには、お互いに冷静になるために第三者に同席してもらうというのもよい方法です。

また、お金や保険に関することはファイナンシャルプランナーに尋ねるなど、専門家の力を借りることも視野に入れておきましょう。第三者の建設的な意見を聞くことで、一気に話し合いがまとまることもあります。

結婚前の話し合いで不安は解消しておこう

別々の道を歩んできたおふたりが夫婦となり、家族となる結婚は、人生の大きな節目です。笑顔で新婚生活をスタートさせるためにも、結婚前に人生や将来にまつわることを話し合っておきましょう。話し合いで不安を解消し、お互いへの理解が深まれば、そのぶん絆も強くなるに違いありません。「結婚したらこんなふうに暮らしたい」「こんな家庭を築きたい」など、明るい未来を一緒に描く気持ちでたくさん話し合いをしましょう!

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