
プロポーズから入籍までの期間はどれくらい?婚約期間中にやることチェックリスト
プロポーズが済み、入籍をするまでの期間である婚約期間には、結婚に向けやることが盛りだくさん。でも、プロポーズから入籍までの期間は「具体的に何をするの?」「いつまでに準備すれば良いのかわからない」というカップルも多いかもしれません。
そこで今回は、一般的なプロポーズから入籍までの期間と婚約期間中にやることリスト、おすすめの過ごし方について紹介します。婚約期間中に済ませておくべきことをチェックし、余裕を持って結婚への準備を進めましょう。
- 目次
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- プロポーズから入籍までの期間はどのくらい?
- 婚約期間の平均は半年~1年
- 婚約期間はどのくらいがベスト?
- 婚約期間が長い場合のメリット・デメリット
- 婚約期間が短い場合のメリット・デメリット
- プロポーズから入籍までにやることリスト
- 両家への報告・挨拶【なるべく早く】
- 結婚式の準備【1年前】
- 結納・顔合わせ食事会【10ヶ月前】
- 職場や周囲への結婚報告【3~6ヶ月前】
- 婚姻届を提出するための準備【1ヶ月前】
- 婚約指輪や結婚指輪の購入
- 新居探し・引越しの準備
- 婚約期間におすすめの過ごし方
- ひとりの時間を思い切り楽しむ
- 家族や友人との時間を多く持つ
- 結婚生活に向けて資金を貯める
- 結婚式に向けて自分磨きをする
- 婚約期間中の結婚準備はおふたりのタイミングで
プロポーズから入籍までの期間はどのくらい?
プロポーズから入籍までのいわゆる婚約期間とは一般的に、プロポーズが済んで結婚の約束を交わしてから、婚姻届を提出して夫婦になるまでの期間を指します。
しかし、婚姻期間に明確な決まりはなく、プロポーズ後、両家への挨拶が済んだら正式に婚約したと認識するカップルもいます。婚約の定義は、おふたり次第といえるでしょう。
なお、法的に婚約としてみなされるためには、客観的に婚約していることがわかる条件が揃うことが求められます。例えば、結納や顔合わせを行ったり、婚約指輪を買ったりといったことです。プロポーズをして結婚の口約束を交わしただけでは、法的に婚約したとはいえないようなので注意しましょう。
婚約期間の平均は半年~1年

婚約期間の一般的な長さは、半年〜1年です。
なぜこの長さかというと、多くのカップルが、結婚式の日取りが決まってから婚姻届の提出日を決めており、結婚式の準備が整う平均的な期間が、半年~1年ほどだからです。
しかし、これはあくまで平均的な長さであり、実際は仕事の都合や婚姻届提出日の希望日があるなど、さまざまな事情からカップルによって差があります。なかには、2年以上もの婚約期間を経て結婚するカップルも。
また、遠距離のカップルは結婚に関するさまざまな手続きに時間がかかるため、婚約期間が長くなる傾向にあります。
婚約期間はどのくらいがベスト?
婚約期間の長さには個人差があり、カップルによって適した時期は異なります。大切なのは自分たちに合う期間で、入籍までの時間を進めていくことです。婚約期間は長い場合と短い場合でそれぞれメリットとデメリットがあるので、双方を知ったうえでベストな婚約期間を設定しましょう。
婚約期間が長い場合のメリット・デメリット

婚約期間が長い場合のメリットは、余裕を持って結婚準備ができることです。
結婚式準備に余裕があれば、おふたりのこだわりや希望についてじっくりと考えることができます。結婚資金も貯めやすく、理想の結婚式を叶えられるでしょう。
また、残りの独身生活を謳歌できることもメリットといえます。友達と旅行を楽しんだり家族とゆっくり過ごしたりと、独身時代最後の想い出を作るのもいいですね。
デメリットは、結婚がずるずると延びる可能性があることです。予定を先送りにしないよう、結婚式の日取りや婚姻届の提出時期などを明確にし、計画的に準備を進めるようにしましょう。
プロポーズ後、なかなか結婚の話が進まない場合はこちらの記事も参考にしてください。
婚約期間が短い場合のメリット・デメリット

婚姻期間が短い場合のメリットは、高まった気持ちのまま結婚できることです。
結婚に対する気持ちは、プロポーズが成功した時点が最高潮。その気持ちのまま一気に結婚に向けて進めればマリッジブルーになることもなく、トントン拍子で準備が進みます。結婚がズルズルと延びることもないでしょう。
デメリットは、婚姻期間が短い分、結婚準備が忙しくなる可能性があること。結婚資金を貯める期間もあまりないため、貯蓄が少ない場合は、思い通りの結婚式にならないこともあるかもしれません。
おふたりの都合やスケジュールにあわせて、ベストなタイミングを見極めることが大切です。また、段取り良く結婚準備を進めるためにも、結婚前に話し合っておくべきことや費用面を、以下の記事でチェックしておきましょう。
プロポーズから入籍までにやることリスト
プロポーズから入籍までの間にスムーズに結婚準備を進めるためには、段取りが重要です。以下で紹介することは婚約期間中にすべて済まさなければならないわけではありませんが、内容や目安の時期を知ることで計画を立てやすくなります。
ここからは、婚約期間中にやるべきことと目安の時期を、時系列にチェックしていきましょう。
両家への報告・挨拶【なるべく早く】

プロポーズをし結婚の約束を交わしたら、速やかにそれぞれの両親に結婚の挨拶をしましょう。遅くとも、結婚するとおふたりが決めてから1ヶ月以内に済ませるのが理想です。
各々が自分の親に結婚することを報告したら、後日、改めておふたり揃ってそれぞれの実家に赴き、結婚の報告をする流れが良いでしょう。まずは新婦の実家へ行き、次に新郎の実家に行く順番が一般的です。
実家が遠方にあり、すぐに行けない場合は、電話で結婚の意向を伝えておき、後日休みが取れたら挨拶に出向くようにしましょう。
両親への結婚挨拶の服装やマナーについては、こちらの記事も参考にしてください。
結婚式の準備【1年前】
結婚式の準備は、日程決めや式場選びからスタートします。人気のある結婚式場はすぐに予約が埋まりやすく、希望の日取りを押さえられない可能性があるため、挙式日の約1年前の予約が推奨されています。そのため、1年間を目安に結婚式の準備を進めていきましょう。
結婚式場を選ぶ際は候補をいくつか絞り、ブライダルフェアや式場見学などに参加するのがおすすめです。結婚式当日の雰囲気やプランの内容がよくわかります。
結婚式場の選び方や式場見学については、こちらの記事も参考にしてください。
結納・顔合わせ食事会【10ヶ月前】
それぞれの両親へ結婚の報告が済んだら、入籍10ヶ月前頃までを目安に両家顔合わせや結納を行います。
ただし、最近は結納は行わず両家顔合わせのみにするケースもあり、どのような形式にするかは、両家で話しあって決めましょう。
なお、結婚式に関して両家の意見を参考にしたいと考えているカップルは、顔合わせや結納を結婚式場選びより前に行うのがおすすめです。
結婚の挨拶や顔合わせについては、こちらの記事も参考にしてください。
職場や周囲への結婚報告【3~6ヶ月前】

職場や親戚、友人など周囲にも、時期をみて報告しましょう。
特に職場には、結婚式や結婚準備で何かと迷惑をかける可能性があるため、早めに伝えておきましょう。なお、職場で報告する際は、先に上司に報告し、次に同僚や部下に報告するのがマナーです。
相手が誰であっても、結婚式の招待状は結婚報告をしたのち「後日、招待状を送ります」と送る流れが基本です。職場や友人に結婚の報告をするタイミングは、結婚式の招待状を送る前、遅くとも結婚式の3~6ヶ月前ぐらいまでには済ませておきましょう 。
もしも、結婚式の挨拶・受付・余興・二次会の幹事など、当日の役割を職場の人や友人にお願いする場合は、結婚を報告した時点で、その旨を伝えておきましょう。
周囲への結婚の報告については、こちらの記事も参考にしてください。
婚姻届を提出するための準備【1ヶ月前】
婚姻届は、証人からの署名や本籍の記載が必要となります。本籍がわからない場合は、戸籍謄本などで事前に調べておきましょう。なお、2024年3月1日より、婚姻届を提出する際に戸籍謄本の提出は不要となりました。
希望の提出日に出せるよう、1ヶ月前位を目安に余裕をもって準備をしておきましょう。
婚姻届の書き方については、こちらの記事も参考にしてください。
婚約指輪や結婚指輪の購入

プロポーズの時ではなく、プロポーズ後におふたりで選びに行く場合など、プロポーズ後に指輪を買いに行くカップルも多くいます。婚約指輪は、注文してから届くまで時間がかかることが一般的なので、余裕を持って注文しておくことをおすすめします。
結納や顔合わせで婚約指輪や婚約記念品を渡す場合は、それまでに用意する必要があるため、事前に相談しておきましょう。
また、指輪の刻印に時間を要することもあるので、早めに手配しておくことが大切です。
婚約指輪も結婚指輪も検討から購入、手元に届くまでと時間を要するため、必要だと思う時期から逆算して2~3ヶ月前には検討を始めておきましょう。
婚約指輪と結婚指輪の選び方や相場については、こちらの記事も参考にしてください。
新居探し・引越しの準備

おふたりが別々に住んでいる場合は、新居探しや引っ越しの準備も必要です。新居探しは入居希望日の2ヶ月くらい前にはじめると良いでしょう。
内見や新しい家具の購入、転入手続きなど、新居探しや引っ越しには何かと手間がかかるもの。本格的に忙しくなる結婚式直前の新居探しや引っ越しは、避けておきたいところです。
引っ越しをする際は、新住所の自治体に転入する手続きを行います。転入届の提出は転出から14日以内と決まっており、婚姻届の提出と一緒に転入の手続きも行えばスムーズにまとまるでしょう。
新居探し・引っ越しについては、こちらの記事も参考にしてください。
婚約期間におすすめの過ごし方
婚約期間は、ひとりの時間を楽しんだり、結婚生活に向けて資金を貯めたりするチャンスともいえるでしょう。婚約期間中の過ごし方によって、結婚生活を気持ちよくスタートさせることができるかもしれません。
ここでは、婚約期間中のおすすめの過ごし方について紹介します。
ひとりの時間を思い切り楽しむ

婚約期間のうちに、趣味に没頭したり好きなことに熱中したりし、ひとりの時間を思い切り楽しんでみるのも良い過ごし方です。
結婚後も自分の時間を楽しむことはできますが、一緒に暮らすパートナーへの配慮が必要です。結婚後は夫婦で力をあわせて生活をするため、独身時代のように、自分の好きなものに時間やお金をかけるのは難しくなるかもしれません。子どもができたら、さらに時間やお金がかかるでしょう。
結婚生活がはじまれば、長時間ひとりで過ごせる時間は短くなります。やり残したことはないか振り返り、婚約期間のうちに済ませておきましょう。
婚約期間にひとり時間を楽しみたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
家族や友人との時間を多く持つ

婚約期間のうちに、家族や友人とできる限り長く過ごし、想い出を残すのも素敵な過ごし方です。
先にも述べたとおり、結婚後は夫婦で過ごすことが多くなります。友人と会う時間も、独身の頃よりも短くなってしまうでしょう。特に、結婚を機に遠方へ引っ越す場合は、友人と会う頻度が減ってしまうかもしれません。婚約期間中に、食事や買い物、旅行、映画、温泉などに誘い、楽しい時間を過ごしてみてください。
また、比較的時間に余裕のある婚約期間中は、親孝行をするのにも適したタイミングです。実家でゆっくりと食事をしながら話したり、旅行を楽しんだりして想い出を残すのも良いですね。親子水入らずの時間を過ごし、感謝の気持ちを伝えてみましょう。
結婚生活に向けて資金を貯める

結婚にはいろいろとお金がかかります。婚約期間を機に、おふたりで「結婚貯金」をはじめるのも堅実な過ごし方です。結婚する前に、お互いの貯蓄や収入をきちんと確認しておきましょう。
結婚式を挙げるとなると、基本的に支払いは前払いなので、まとまった貯蓄が必要です。さらに、新婚旅行や新居探し、引越し、家具や家電の購入など、さまざまな費用がかかります。新居を購入したり子どもが生まれたりすれば、さらにお金がかかるでしょう。
結婚前に貯金をしておけば、これらの費用をまかなえるだけでなく、新生活を送るうえでも家計の足しになります。結婚を機に転職を考えている人も、貯蓄があれば余裕を持って新しい職探しができるでしょう。
結婚にかかるお金については、こちらの記事も参考にしてください。
結婚式に向けて自分磨きをする

美しい花嫁・花婿姿を見せるため、ダイエットなど自分磨きをするのもおすすめです。おふたりで結婚式を目標に、楽しくシェイプアップしても良いですね。誰かと一緒なら、苦手な運動も前向きに頑張ろうと思えるでしょう。
習いごとや資格取得のための勉強なども、時間とお金に余裕がある婚約期間中がおすすめです。結婚後はおふたりの生活がはじまり、何かと忙しくなります。女性の場合、出産後は育児などでなかなか時間がとれないかもしれません。
男性も、家事や育児にかかる時間が増えることを見越して、今後に役立つ資格を取得しておくと安心です。社会のニーズに沿ったスキルを身に付けておけば、いざというときに役立つでしょう。
婚約期間中の結婚準備はおふたりのタイミングで

プロポーズから入籍までの婚約期間中は、結婚に向けて両家への挨拶や結婚式の準備、指輪の購入など、やることがたくさんあります。やるべきことを整理し、順を追って進めていくことが大切です。
特に、結婚式直前の3ヶ月は本格的に準備で忙しくなるため、新居探しや引っ越しはそれまでに済ませておいたほうが良いでしょう。
婚約期間中は独身最後の期間でもあります。趣味を楽しんだり、友達と旅行に出かけたり、家族と団らんしたりと、自分の時間を存分に満喫することをおすすめします。
おふたりでしっかりと計画を立て、素敵な婚約生活を過ごしてくださいね。
\婚約期間に式場見学に行ってみる!/
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- この記事を書いた人
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ライター 瀬上友里恵
地方在住のフリーライター。詩人として創作活動も嗜む。2児の母として子育て奮闘中。