カップルにおすすめの国内旅行先。持ち物や注意点も確認しておこう

いざ旅行の計画を立てようと思っても、どこへ行こうか迷ってしまいますよね。そこでまずは、アクセスが良く楽しめるスポットが多いエリアを中心に、カップル旅行におすすめの場所をピックアップしました。エリアごとの魅力や楽しみ方、さらに代表的なスポットについても記載しましたので、行き先を決められないときの参考にしてください。

日頃の疲れを癒やせる「温泉」は、日頃忙しくしているふたりにぴったりのデートスポットです。足湯に浸かっておしゃべりをしたり、のどかな温泉街を散策したりと、のんびり過ごせるのが魅力。日帰りで行けるところもありますが、温泉旅館に1泊して、美味しい食事や朝湯を楽しむのもおすすめです。

首都圏から近く、車でも電車でもアクセスしやすい神奈川県の「箱根」は、カップルに人気のエリア。お泊まり旅行なら露天風呂付きのお部屋があるホテルや旅館を選んで、おふたりでゆっくり過ごしましょう。

温泉のほか観光スポットも多く、富士山を望む優雅な「芦ノ湖」や、ガスが立ちこめる「大涌谷」など、雄大な自然を楽しめるのが魅力。全長約4kmという長さの「箱根ロープウェイ」で空中散歩を楽しめば、旅行気分が盛り上がりますよ。

群馬県の「草津」は日本三名泉のひとつと称される温泉地です。街の中心部にある「湯畑」は草津温泉の象徴的な存在で、夜はライトアップされて幻想的な雰囲気に包まれます。

温泉旅館やお土産屋さんが並ぶ街中を散策するなら、レンタル浴衣に着替えて非日常感を味わいましょう。温泉が流れる「西の河原公園」や湯もみショーを見られるスポットといった見どころのほか、気軽に立ち寄れる足湯もあります。電車でのアクセスはやや難があるため、車や高速バスの利用がおすすめです。

装いが身軽になる夏は、遠出したくなる季節。とはいえ猛暑の中でのお出かけは気が乗らない、という人も多いのではないでしょうか。ここでは、うだるような暑さを忘れられる、夏の旅行におすすめの場所をご紹介します。

首都圏から近い「静岡」は、海も山も湖も楽しめるエリアです。きれいなビーチを堪能したいなら、手つかずの自然が残る南伊豆エリアに足を運びましょう。都会の近くとは思えないような透明な海で泳ぐこともできます。標高の高い「富士サファリパーク」も気温が低めで、夏は象が泳ぐ姿を見られるなど、カップル旅行が盛り上がるスポット。

このほか、日帰り旅行ならドライブの目的地にぴったりの「御殿場プレミアムアウトレット」、お泊まり旅行なら歴史ある「熱海温泉」など、多彩な楽しみ方ができます。

雄大な日本アルプスを望む「長野」は、新幹線の開通により首都圏から日帰りでも遊びにいけるようになりました。別荘地として知られる「軽井沢」は、暑さを忘れて過ごしたいときにぴったりのエリアです。新幹線なら東京から乗り換えなしで直行できます。

大自然を本格的に堪能するなら、泊まりがけで「上高地」や「美ヶ原高原」へ行くのがおすすめ。伝統的な街並みを楽しめる「上田」や「善光寺」では、しっとりとした気分で大人の休日を楽しめます。

寒い冬は出かけるのがおっくうになりがちですが、国内には冬だからこそ楽しめるお出かけ先がたくさんあります。冬の旅行におすすめのスポットをご紹介します。

パウダースノーが積もる「北海道」は、冬の旅行先の定番。雪像が並ぶ「さっぽろ雪まつり」は、一生に一度は見ておきたい一大イベントです。雪景色の運河が美しい「小樽」、サンセットや夜景の名所として知られる「函館」など、ロマンティックなスポットもたくさんあります。ただし冬期は営業時間が短くなっていることが多く、休業する施設も多いので、お出かけ前に確認しておきましょう。

広大な北海道を旅する際のポイントは、行きたいエリアを絞ることです。「ここもあそこも行きたい！」と欲張ると、移動ばかりになってしまう可能性があります。

南国リゾートの「沖縄」は夏のイメージが強いエリアですが、冬は比較的すいているうえ、価格もリーズナブルです。ジンベエザメが暮らす「美ら海水族館」や世界遺産の首里城跡がある「首里城公園」（火災で焼失した正殿などは再建中）、沖縄の文化を体験できる「琉球村」といったスポットなら、季節を問わず楽しめます。

また、沖縄には橋でつながっている離島も多く、離島を巡りながら絶景を楽しむドライブもおすすめ。海でのホエールウォッチングも、12月下旬から4月頃までがシーズンです。

日本のどこからでもアクセスの良い関東地方は、旅行先としても人気のエリアです。多彩なお出かけスポットが存在し、訪れるたびに新しい体験ができるのが魅力的。関東でおすすめの旅行先をご紹介します。

話題の最新スポットから人情味あふれる下町、自然まで楽しめるのが「東京」の良いところです。東京にしかないお店や施設も多く、特別な体験ができるワンランク上のロマンティックなデートも実現可能です。話題のショップをチェックするなら「GINZA SIX」や「渋谷スクランブルスクエア」に行ってみましょう。下町情緒を残す「浅草界隈」、パンダがいる「上野動物園」もふたりで楽しめるスポットです。

眠らない街・東京は、夜景の美しさもほかに類を見ません。「東京タワー」や「東京スカイツリー」にのぼって夜景を眺めれば、ふたりの記念になるはずです。

港街として知られる「横浜」は心がときめくようなスポットが多く、カップルのデートや旅行に人気のエリアです。異国情緒を感じられる「山手」や「横浜中華街」は、非日常感を味わいたいときにおすすめ。「赤レンガ倉庫」や「横浜ランドマークタワー」のあるみなとみらい地区なら、海を見ながら開放的な気分で過ごせます。

さらに少し足を延ばせば、サーファーの聖地と呼ばれる「湘南」や、古刹が点在する「鎌倉」といった観光地もあり、何度でも訪れたくなる魅力を持っています。

独自の文化や歴史を持つ関西地方は、海外から来る観光客からも人気のエリアです。関西でカップル旅行にぴったりの場所をご紹介します。

史跡や名所がそこかしこにある「京都」は、定番の観光地から穴場スポットまで豊富。春なら桜の名所として知られる「円山公園」や「哲学の道」、秋は紅葉が美しい「嵐山」や「嵯峨野」など、季節にあわせて行き先を選べば、美麗な風景に出会えます。

街歩きをするなら、浴衣や着物をレンタルして和の風情をとことん味わうのもおすすめ。おふたりの縁をより強くしてもらいたいなら、「地主神社」や「野宮神社」といった縁結びで知られる神社を巡ってみましょう。

太平洋に面し内陸部には山地が広がる「和歌山」は、豊かな自然を楽しめるエリアです。ここには世界遺産に登録された「熊野古道」や「那智の滝」、真言宗の聖地である「高野山」など、特色あるスポットが多数存在しています。

海のほうへ足を延ばすなら、パンダのファミリーが話題の「アドベンチャーワールド」、迫力満点の「千畳敷」などがある白浜に行きましょう。新鮮な海の幸を使った美味しいグルメも味わえます。

旅行は出発前の準備から始まっています。せっかくふたりで遠出するのなら、しっかり準備して不測の事態にも備えておきましょう。カップル旅行だからこそ持参したいアイテムをご紹介します。

慣れない土地では、地図やガイドブックは必須のアイテムだといえるでしょう。観光スポットの情報はスマホでもチェックできますが、ふたりで相談しながら行き先を決めたり、スケジュールを立てたりするならガイドブックのほうが便利です。旅行の準備段階からふたりで話し合うことで、仲良し度もアップ。最新の情報を知るためにも、できるだけ新しいものを1冊用意しましょう。

ガイドブックを見てだいたいのスケジュールが決まったら、旅のしおりを作って必要事項だけをまとめておくのもおすすめです。厚さのあるガイドブックだと「持ち歩くのが面倒」「かさばるので宿に置いてきてしまった」といったことになりがちですが、ポケットに入るサイズのしおりなら、旅行中にもサッと取り出せてすぐに確認できます。

1泊旅行や温泉に行くときは、「すっぴんを見せる勇気がない」「お風呂上がりもかわいくしたい」なんていう気持ちになりますよね。そんなときは、つけたまま眠ってしまっても肌にダメージのないファンデーションやコンシーラーを用意しておきましょう。お肌をいたわりつつ、気になる部分をナチュラルにカバーできます。

ただ、お風呂あがりにマスカラやアイライナーを総動員してフルメイクをするのは、違和感を与えてしまうのであまりおすすめしません。あくまでもすっぴん風メイクを心掛けましょう。目もとが寂しいのが気になるときは、旅行前にまつ毛エクステやまつ毛パーマをしておくのもおすすめです。

旅行先で体調を崩してしまうと、せっかくの楽しい時間が台なしになってしまいかねません。痛み止めや胃腸薬、酔い止めなど、常備薬を持参しておきましょう。彼の体調が悪くなったときにも役に立ちます。

また旅行先では、歩きすぎて靴擦れを起こしたり足場の悪い場所でつまずいたりして、思わぬケガをすることも。そんなときは、ばんそうこうや消毒液があると役に立ちます。特にアウトドアや自然の豊かな場所では、虫に刺されたり草花にかぶれたりすることもあるため、携帯用救急キットを持参しましょう。

薬以外では、足の疲れをケアするグッズもおすすめです。ドライブ旅行で彼が運転を担当するなら、目の疲れを癒やすホットアイマスクを用意しておくと喜ばれますよ。

せっかくふたりで旅行をするのなら、トラブルなく楽しく過ごしたいですよね。もしも旅行先でケンカになってしまうと、家に帰るまで険悪なムードのままふたりきりで過ごさなくてはならなくなってしまいます。カップルで旅行するときに気をつけたいことをご紹介します。

旅行中は「電車が遅れた」「行きたいお店が休みだった」など、計画通りに進まずにイライラしてしまうこともあります。だからといって、「せっかく来たのに」「もう帰りたい」などのネガティブな発言は避けましょう。ふたりの雰囲気が悪くなってしまうと、どれだけ素敵な場所に行っても心から楽しめなくなってしまいます。

特に「あなたのせいでこうなった」といった、彼を責めるような発言は禁物です。土地勘のない旅先では、たとえ旅慣れている人でも何かしらのハプニングに遭遇するもの。がっかりすることがあっても、「こういうこともあるよね」と受け流す余裕を持っておくことをおすすめします。あまり落ち込まず、早めに気持ちを切り替えて、残りの日程を満喫しましょう。

旅行中にお金に関するトラブルが発生すると、ふたりの信頼関係が崩れてしまうこともあります。たとえば「料金はすべて割り勘」と決めておいても、駐車場代やガソリン代、ふたりで分け合ったおやつ代など、立て替えや精算が必要になる場面も少なくありません。できれば事前に話し合って、支払い方法や精算方法、旅行中のお金の管理について決めておきましょう。

細かい精算が手間であれば、旅行中に使う共同の財布を用意しておくのもおすすめです。ふたりで使うお金は共同の財布から支払い、旅行後に残ったお金を半分ずつ分けるだけで済みます。観光地の施設やお店はキャッシュレス決済が使えないことも多いため、必ず現金を準備しておきましょう。

行き先にもよりますが、旅行は動きやすい服装で行くのが基本。高めのヒールやミニスカートなど、動きにくい格好は避けましょう。特に重要なのは靴選びです。ヒールを履いていくと、石畳が敷いてある場所ではすき間に刺さって折れてしまうこともあります。夏場はサンダルで行きたくなりますが、舗装されていない遊歩道などでは砂が中に入ってしまい、移動に手間取ることも。たくさん歩くことを想定し、疲れにくく靴擦れしない靴を履いていきましょう。

また、冬なら体温調節、夏なら日差しよけのために、羽織れるものを持って行くと安心です。夏場は局地的な大雨が降る可能性もあるため、念のため雨具も準備しておくことをおすすめします。

カップル旅行は、おふたりにとって大切な想い出になるものです。旅行を仲良く楽しむためには、行き先選びも重要。どんな旅行がしたいのかを話し合いながらふたりで計画を立てましょう。「仕事で疲れている彼をのんびりできる温泉に連れていってあげたい！」「一緒にきれいな紅葉を見たい」など、自分の気持ちを伝えれば彼も喜んでくれるはずです。

旅行中、トラブルなく過ごすには事前の準備も大切です。特に予算のことや旅行中の支払いについては、揉めないようにあらかじめ決めておくようにします。万が一のときに役立つ常備薬や、疲れをケアできるグッズを用意しておくのもおすすめ。旅行を通してふたりの絆を深めましょう。

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