【お七夜】赤ちゃんのお祝い行事のひとつ!メインとなる「命名書」の書き方とは?

【お七夜】赤ちゃんのお祝い行事のひとつ!メインとなる「命名書」の書き方とは?

お子様が生まれてから成人を迎えるまで、お祝い行事がたくさん!なかでも、生まれてから1歳の誕生日までに、自宅や神社で行う行事がいくつかあります。みなさんはいくつご存じでしょうか。

今回ご紹介するのはお祝い行事のひとつ、「お七夜」。

古くからある行事とはいえ、あまり馴染みがない方も多いかもしれませんが、SNSで、赤ちゃんの名前と手形や足形を入れたおしゃれな“命名書”を見かけたことがある方もいらっしゃるのでは?

この名前が書かれた命名書を披露するのが、お七夜のメインイベント!

そこで、「お七夜って何?」「どんなことをする行事?」など、さらに詳しく、お七夜についてご紹介していきます。

目次

「お七夜」は、“赤ちゃんが主役”のイベント!

赤ちゃん

日本では、赤ちゃんが生まれる前から生まれて1歳までの誕生日に行う、昔ながらのお祝い行事がいくつかあります。

まず、妊娠5ヶ月以降の戌の日に神社で祈祷する「安産祈願」(あんざんきがん)。そして、赤ちゃんが生まれて30日以降に参拝する「お宮参り」(おみやまいり)、生後100日目に行う「お食い初め」(おくいぞめ)などがあります。

「お七夜」(おしちや)もそのひとつであり、生まれて最初に行われるお祝い行事。主にやることは、「命名式」と祝い膳をいただきながら赤ちゃんの誕生をお祝いするイベントです。

お七夜はいつ・誰とやる?ご両家祖父母は?

次に、お七夜を行う時期や誰とやるかなど、基本的なことをご紹介します。

お七夜の数え方は生まれた日から7日目が一般的

名前からも想像できると思いますが、「お七夜」は、赤ちゃんが生まれて7日目の夜に行うのが一般的です。ひとつ気をつけたいことは、日にちの数え方。

お七夜では、赤ちゃんが生まれた日を1日目として、7日目の夜が正式な数え方です。つまり、12月1日に生まれた場合は、12月7日がお七夜を行う日となります。

お七夜は退院の報告も兼ねて祖父母がそろう場合も

祖父母と赤ちゃん

お七夜を行う7日目は、退院と重なる、あるいは、慣れない生活で慌ただしかったり、体調が安定しなかったりという可能性も大いにあります。

昔は、親戚などを招いて大勢でお祝いしていた地域もありますが、上記のような理由から、現代では、お七夜のお祝いは赤ちゃんとパパママだけで行うというご家族が多いようです。

また、厳密に7日目の夜ではなくとも、体調が落ち着いてから、出生届(生まれた日から14日以内に提出)を提出したタイミングで…など、時期を少しずらしてお祝いをするというのでも問題ありません。

なかには、退院の報告を兼ねて、赤ちゃんのおじいちゃんおばあちゃんにあたる、親御様もそろってお祝いをしたいというご夫婦もいらっしゃるはず。

こうしたお祝い行事は、ご夫婦の出身地によって内容が異なることもあるため、気になる方は一度親御様に相談を。赤ちゃんとママの体調を一番に考えながら、お七夜を行う地域にあわせたお祝いも検討してみましょう。

お七夜の赤ちゃん・父親・母親の服装は?

赤ちゃん

お七夜は、基本的に自宅で行うため、赤ちゃんはいつものベビー服、パパママも普段通りのカジュアルな服装で問題ありません。

もし、記念写真を撮ることを考えているのであれば、新生児用のセレモニードレスやフォーマルロンパースなどもおすすめです。ご家族で一緒に写真を撮る場合、赤ちゃんにあわせて、パパママもお出かけ用の服装に着替えて記念に残る1枚を撮ってみても◎。

お七夜のお料理は “縁起物”のお祝い膳やケーキを

赤飯

お七夜も含め、お子様のお祝い行事では、尾頭付き鯛や赤飯、ハマグリのお吸い物、紅白なますといった、「祝い膳」で並ぶ“縁起物”のお料理をいただくのが昔からの風習です。

ただし、退院後すぐにすべてを手作りするのは難しいため、最近では、仕出しやキットを利用する方も増えています。そして、用意したお料理をいただくのはパパママです。祝い膳でなくとも、おふたりが食べたいお料理から選ぶものひとつ!

せっかくのお祝い行事なので、赤飯など縁起物をひとつ取り入れて、ほかはママの好きなメニューが入ったオードブルを購入しても。お祝い事なので、ケーキを準備してもいいですね。

お七夜でいただくお料理は、地域の風習によって違いもあるため、気になる方は親御様に確認をしてみましょう。

お七夜でやることのメインは「命名式」!

命名書

お七夜は、もともと親戚など周囲の人に赤ちゃんの名前を披露する「命名式」がメインの行事です。

命名式は、奉書紙と呼ばれる和紙、もしくは専用の紙=命名書に、赤ちゃんの名付け親が赤ちゃんの名前などを書き、それを神棚に飾るというものですが、現代では、よりカジュアルな方法で命名式を行う方がほとんど。ここでは、命名式でやることを3つのポイントでまとめてみました。

お七夜でやること①
「命名書」に名前や生年月日を書く

命名書

命名式のメインになる、赤ちゃんの名前を書く「命名書」。専用の紙に、以下3点を書くのが基本的な書き方です。
①赤ちゃんの生年月日
②赤ちゃんの名前
③父と母の名前・続柄

最近では、命名書を想い出の品として残しておくことから、デザイン性ある命名書を使うご夫婦も増えています。さらに、上記3点に加えて、生まれた時間・場所、身長・体重、星座、血液型などを書く欄がある命名書もあります。

お七夜でやること②
手形足形を残せる命名書もおすすめ

手形

命名式で、赤ちゃんの手形や足形を取るというのも人気!そこで、赤ちゃんの手形や足形を残せる命名書がおすすめです。

デリケートな赤ちゃんの肌にも使える原料の絵具などで、おふたりで協力しあって手早く取るのがポイント。

完成した命名書は額縁に入れてお部屋に飾ってもいいですね。命名書はいつまで飾るという決まりはありませんが、床上げ(産後21日目以降)やお宮参りのあと、だいたい1~3ヶ月を目途に飾る方が多いようです。お祝いが済んだら、へその緒と一緒に大切に保管を。

お子様が大きくなり、いつか弟や妹ができた時、または、お子様の節目の誕生日などに、「生まれた時は君もこんなに小さかったんだよ」と、命名書の手形足形と今を比べながら、お子様の成長をより実感できる、そんな想い出を振り返る大切な宝物となるはずです。

お七夜でやること③
家族そろって記念の写真を撮ろう

家族

こうしたお子様のお祝い行事に限らず、携帯の写真フォルダにお子様の写真はたくさんあるのに、気がついたら、ご家族そろって撮った写真がない…という方も多いのでは?

お七夜は、赤ちゃんが生まれて初めてのお祝い行事。ママにとっては、退院して、赤ちゃん誕生の喜びをかみしめながら、ご夫婦で過ごす幸せな時間になることかと思います。準備した命名書を添えて、その幸せな瞬間を、ぜひご家族そろった記念写真として残しておきましょう。

今回は「お七夜」でやることをお届けしました。赤ちゃんと過ごすかけがえのない毎日。赤ちゃんが生まれて初めてのお祝い行事が、おふたりにとって素敵な想い出となりますように。

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この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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