知っておきたい「敬老の日」のマナーと喜ばれるギフトの選び方

知っておきたい「敬老の日」のマナーと喜ばれるギフトの選び方

日本にはさまざまな祝日がありますが、なかでも「敬老の日」は、プレゼントを贈る相手やタイミング、贈る物など、意外と悩むことが多いはず。 “多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日”とされていますが、特に対象年齢が記されているわけではありません。贈る相手が義理の祖父母やご両親となると、余計に慎重になってしまいますよね。では、先輩ご夫婦のみなさんはどうしているのでしょうか。

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敬老の日は何歳からお祝いが正解?

敬老の日は何歳からお祝いが正解?

高齢者とされる65歳を目安に…と言われる場合もありますが、最近はアクティブなシニアも多いので、年齢で区別するのは難しいですよね。

先輩ご夫婦に聞いてみると、結婚して初めて「敬老の日」を迎える場合、やはり祖父母が65歳以上であればプレゼントを考えている方も多いようです。 また、ご両親の場合は、お子様が生まれたのをきっかけに贈る人も多いとか。あくまで目安なので、義理の祖父母、ご両親の場合であれば、パートナーと相談して決めましょう。

敬老の日に「お茶」を贈るのは注意

敬老の日に「お茶」を贈るのは注意

一般的に、「敬老の日」に適していない贈り物があるのはご存じですか? たとえば、弔辞のお返しに使われる「緑茶」、そして、漢字で“手巾(てぎれ)”と書くため縁を断つイメージを与えやすい「ハンカチ」、また、お見舞いでもタブーとされる「鉢植えの草花」などがあります。

他に、勉強や仕事を連想させるステーショナリーなどは、年配の方に「もっと勤勉に」といった印象を与えかねないため避けたほうが良いそうです。 ただし、これからはあくまでも一例。もし贈る相手からリクエストがあった場合は例外ですので、「敬老の日」の贈り物に適していない物もあることを覚えておく程度で大丈夫です。長寿を祝う日なので、きるだけ縁起の良い物を選び、贈りたいですよね。

敬老の日に喜ばれるプレゼントは?

敬老の日に喜ばれるプレゼントは?

65歳と言えば、生まれてすぐに日本は高度経済成長期に突入し、東京五輪や大阪万博の開催を経て、30代前半にはバブル期やバブル崩壊を経験し、我慢や苦労が美徳という風潮のなか、社会を生き抜いた世代でもあります。

そのため、趣味や娯楽などに関連した物で「これからの人生を楽もう」という気持ちを盛り上げてくれる贈り物はいかがでしょうか。

あるいは、昔流行ったものを想い出せるような…たとえば、昔流行った野球盤や人生ゲーム、オセロといったゲームを囲んで、家族団らんの時間を作ってみるのも良いかもしれませんね。よりアクティブなゲームを楽しみたい方は、ボウリング場に一緒に出掛けてみるというのもおすすめです。

また、物の良し悪しを知っている世代でもあるので、「量より質」を重視したプレゼントも喜ばれるかもしれません。いつまでも美しく、また、健康的でありたいという気持ちが強いシニアも多いので、化粧品やファッション小物、健康グッズなども良いかと思います。 あるいは、2020年にやってくる東京五輪に関するグッズはいかがでしょうか。65歳の方は、 1964年の東京五輪当時は、小学生。五輪に向けて日々変わっていく街の様子、そして、連日熱戦を繰り広げる五輪を競技場やテレビなどで胸を躍らせながら観戦していたはず。来年の観戦チケットを今から手配するのは難しいですが、関連グッズであれば手に入ると思うので、記念に残るグッズを贈るとともに、当時の想い出話を聞くのも楽しい時間になりそうですよね。

相場は3~5千円!+αの心遣いを

相場は3~5千円!+αの心遣いを

プレゼントの相場は3000~5000円が中心で、前後に何か特別なことがあった場合などは、1万円ぐらいまでを目安に選ぶと良いでしょう。 先に挙げたギフト以外にも、お子様が書いた絵をメッセージカードとして一緒に贈るのも喜ばれるはず。お子様の誕生を機に敬老の日の贈り物を考えているなら、お子様の写真を添えて贈ることで、それが成長の記録にもなります。特別な贈り物として、敬老の日を毎年楽しみにしてもらえそうですよね。

お祝いの日なので、贈り物とあわせて顔を見せに行くことが一番ですが、できない場合でも、「ウォーキングが楽しくなるような万歩計を見つけたので贈りました!」といった感じで、贈り物が届く頃を見計らって電話をかけるのも良いでしょう。相手のことを考えてプレゼントを選んだということが伝われば、今よりもっと距離が縮まるはず!

いかがですか? 喜んでもらえる物を探すのは少し大変かもしれませんが、想い出話に花が咲くような、またはこれからの人生が楽しくなるような贈り物をぜひ見つけてみてくださいね。

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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