【敬老の日のマナー】喜ばれるプレゼントの選び方は?ギフトを贈る年齢の目安は?

【敬老の日のマナー】喜ばれるプレゼントの選び方は?ギフトを贈る年齢の目安は?

日本にはさまざまな祝日がありますが、なかでも「敬老の日」は、プレゼントを贈る相手やタイミング、贈る物など、意外と悩むことが多いはず。

“多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日”とされていますが、特に対象年齢が記されているわけではありません。贈る相手が義理の祖父母や両親となると、余計に慎重になりますよね。そこで、敬老の日の贈り物やマナーについてまとめてみました。

目次

9月の第3月曜日の祝日、「敬老の日」とは?

敬老の日

敬老の日は、高齢者を敬う日。9月第3月曜日の祝日となり、日にちは毎年変わります。1966年(昭和41年)に制定された祝日で、長年社会に貢献してきた高齢者の長寿を祝うことを目的としているため、古くは家族や親族などが集まって一緒に食事をしたり、贈り物をしたりするという慣習がありました。

敬老の日は何歳から?孫がいるかどうかも目安に

敬老の日

「敬老の日」制定から50余年が経ち、家族構成やライフスタイルなどが様変わりし、当日の過ごし方をはじめ、お祝いをする相手についても変化が出ています。

以前は、高齢者とされる65歳を目安に、お祝いをしてきましたが、最近はアクティブなシニアも多く、年齢だけで区別するのは難しくなっていますよね。

敬老の日

先輩夫婦に聞いてみると、結婚して初めて「敬老の日」を迎える場合、祖父母が65歳以上であればプレゼントを考えた、または、プレゼントを準備したという方が多いようです。

また、敬老の日の対象となるのが両親の場合、子ども生まれたのをきっかけに贈る人も多いそう。理由は、自分たちの子どもから見て“おじいちゃん”と“おばあちゃん”に当たるため、です。

ただし、これはあくまでも目安。子どもが生まれた後の「敬老の日」に、義理の祖父母、両親に贈り物をする場合は、パートナーと相談して決めましょう。

敬老の日に避けたほうが良いと言われるNGギフト

敬老の日に「お茶」を贈るのは注意

一般的に、「敬老の日」に適していない贈り物があるのはご存じですか?ただし、贈る相手が気にしない場合、あるいは、好きな物であれば話は別!なぜNGとされているかの理由を知っておくと安心です。贈り物を選ぶ際の参考に。

【お茶】香典返しに使われるため

贈り物の定番のひとつでもある日本茶は、香典返しなど弔辞のお返しに使われることが多いため、お祝いの場のプレゼントでは避けたほうが良いとされています。お茶を贈る場合、華やかなパッケージや茶筒に包装されたものであれば、お祝いの場にふさわしいギフトに。

【ハンカチ】漢字で“てぎれ”と書くため

あまり良くないイメージを連想させるから…という理由で避けられる物が多いのですが、ハンカチは、漢字で「手巾(てぎれ)」と書きます。そのため、“手切れ=縁を断つ”というイメージを与えてしまうことも。特に真っ白のハンカチは避けるようにしましょう。

【鉢植えの植物】“根付く=寝付く”を連想させるため

お見舞いでもタブーとされる、鉢植えの植物。理由は、根付く=寝付く(寝たきり)を連想させるためと言われています。観葉植物やガーデニングなど、普段から草花を育てているのであれば好みもあるはず。リクエストされたら、一緒に買いに行くというのがおすすめです。

【文房具】年配の方に贈るのは失礼にあたるため

勉強や仕事を連想させるステーショナリーなどは、「もっと勤勉に」といった印象を与えかねないため、敬老の日に限らず、自分より目上の方に贈るのは避けたほうが良いそう。

敬老の日に避けたい贈り物をまとめてみましたが、これらはあくまでも一例です。「敬老の日」の贈り物に適していない物もあることを覚えておく程度で大丈夫!もし贈る相手からリクエストがあった場合はお祝いにふさわしく、縁起の良い物を選んで贈りましょう。

敬老の日は“想い出に残る”プレゼントもおすすめ

敬老の日

先に書いたように、敬老の日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」。祝日が制定されてから時は経ち、時代とともに経験してきたことも違いますが、生まれてすぐに日本は高度経済成長期に突入したり、バブル期やバブル崩壊を経験したり、また、我慢や苦労が美徳という風潮のなか、社会を生き抜いてきた方も多くいるはず。

そのため、贈り物を選ぶ際、カタチとして長く手元に残るものも良いですが、趣味や娯楽などに関連した物で「これからの人生を楽もう」という気持ちを盛り上げてくれる贈り物はいかがですか?

たとえば、昔流行った野球盤や人生ゲーム、オセロといったゲームを囲んで、家族団らんの時間を作ってみる。よりアクティブなゲームを楽しみたい方は、ボウリング場に一緒に出掛けてみるというのもおすすめです。

敬老の日

また、物の良し悪しを知っている世代でもあるので、「量より質」を重視したプレゼントも喜ばれるかもしれません。

いつまでも美しく、健康的でありたいという気持ちが強いシニアも多いので、流行りの化粧品やファッション小物、運動やウォーキングに最適なシューズや健康グッズなどから選んでみましょう。

敬老の日の相場は3000~5000円!メッセージもぜひ

敬老の日

プレゼントの相場は3000~5000円が中心ですが、前後に何か特別なことがあった場合などは、1万円ぐらいまでを目安に選んでも。

お祝いの日なので、贈り物とあわせて顔を見せに行くことが一番ですが、できない場合でも、「ウォーキングが楽しくなるような万歩計を見つけたので贈りました!」といった感じで、贈り物が届く頃を見計らって電話をかけるのも良いでしょう。

相手のことを考えてプレゼントを選んだということが伝われば、今よりもっと距離が縮まるはず。

敬老の日

また、子どもが書いた絵や文字をメッセージカードとして一緒に贈ることで、プライスレスなプレゼントに!

子どもが生まれたことを機に贈り物を考えているなら、毎年子どもの写真を添えて贈ることで、それが成長の記録にもなります。特別な贈り物として、敬老の日を楽しみにしてもらえそうですよね。

いかがですか? 喜んでもらえる物を探すのは少し大変かもしれませんが、想い出話に花が咲くような、またはこれからの人生が楽しくなるような贈り物をぜひ見つけてみてくださいね。

<9月の記念日>
9月1日 防災の日
9月3日 アフタヌーンティー文化の日
9月5日 計画と実行の日
9月6日 クルージングの日
9月8日 休養の日
9月9日 親子でCOOK(くっく)の日
9月10日 和光堂ベビーフードの日
9月12日 育児の日
9月14日 コスモスの日
9月16日 敬老の日
9月17日 イタリア料理の日
9月20日 空の日
9月21日 クレイジーソルトの日
9月22日 秋分の日
9月22日 夕陽の日
9月25日 主婦休みの日
9月26日 “くつろぎ”の日
9月28日 くつやの日
9月29日 招き猫の日
9月30日 両親の日

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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