結婚式の主賓とは?挨拶や祝辞の依頼方法からお礼のマナーまで解説
結婚式の主賓は、披露宴で新郎新婦を代表して祝辞を述べる大切なゲストです。誰にお願いすればよいのか、いつ・どのように依頼するのか、お礼やお車代はどうすればよいのかなど、初めて準備する場合は迷うことも多いでしょう。
この記事では、主賓の意味や役割からお礼のマナーまで、ポイントを押さえてわかりやすく解説します。
■この記事のポイント
- 結婚式の主賓は、ゲストの中で最も格が高く、披露宴で祝辞を述べる役割
- 主賓は、職場の上司や親族、恩師などから、関係性や両家のバランスを見ながら選ぼう
- 主賓のお願いは招待状を送る前に。できるだけ直接会って、丁寧に伝えるのがおすすめ
- 当日の流れやお礼まで事前に準備して、主賓に安心して参加してもらえるようにしよう
- 目次
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- 結婚式の主賓とは?意味と役割をチェック
- 主賓の挨拶・祝辞・スピーチの違い
- 結婚式の主賓は誰にお願いすればいい?
- 職場の上司
- 親族や親の関係者
- 学生時代の恩師
- 結婚式の主賓を依頼する際のマナー
- 主賓はいつまでに頼む?
- どうやって主賓をお願いする?
- 結婚式の主賓へのお礼・お車代のマナー
- お車代の金額相場は1~3万円
- 主賓へのお礼はどうすればいい?
- 結婚式の主賓をお願いするときの注意点
- 披露宴の流れや祝辞のタイミングを共有
- NGの内容を伝えておく
- 結婚式の主賓に関するQ&A
- 主賓を頼める人がいない場合はどうする?
- 主賓の挨拶と乾杯の挨拶は同じ人でもOK?
- 結婚式の主賓はマナーを押さえて丁寧にお願いを
- 結婚式の主賓とは?意味と役割をチェック
結婚式の主賓とは?意味と役割をチェック
結婚式における主賓とは、招待するゲストの中で最も格が高い人を指します。新郎側・新婦側からそれぞれ1名ずつ選び、職場の上司や学生時代の恩師などにお願いするケースが一般的です。ただし、最近の結婚式では主賓を1名のみとし、両家を代表する形でお願いするケースも見られます。
主賓は主に、披露宴で新郎新婦との関係や人柄を紹介しながら、お祝いの言葉を伝える役割があります。一方、乾杯の挨拶は主賓に続く立場の人に依頼するのが通例です。乾杯の挨拶については、以下の記事で詳しく紹介しているので、併せてチェックしてみてください。
主賓の挨拶・祝辞・スピーチの違い
「挨拶」「祝辞」「スピーチ」は、いずれも結婚式で新郎新婦へお祝いの気持ちを伝えるものですが、それぞれ意味や使われ方が少し異なります。
挨拶:披露宴でマイクの前に立って話すこと全般を表す言葉
祝辞:主に目上の方や立場の高い方から贈られる、改まったお祝いの言葉を指します。
スピーチ:友人や同僚など、新郎新婦と親しい関係にある方からのお祝いの言葉
そのため結婚式では、誰が話すかによって呼び方を使い分けることがあります。一般的に、主賓が述べるお祝いの言葉は「祝辞」や「主賓挨拶」と呼ばれます。友人や同僚などが話す場合は「スピーチ」と呼ばれ、親しい間柄ならではのエピソードを交えながら、おふたりの魅力や想い出を伝える内容が中心です。厳密に区別されないこともありますが、それぞれの役割を整理しておくと、依頼する相手にもお願いしたい内容が伝わりやすくなるでしょう。
結婚式の主賓は誰にお願いすればいい?
結婚式の主賓は、新郎新婦との関係だけでなく、立場や両家のバランスも考えて選ぶことが大切です。肩書きだけで決めるのではなく、新郎新婦の人柄やこれまでの歩みをよく知り、心を込めて祝辞を述べてもらえる相手を選ぶとよいでしょう。
ここからは、主賓をお願いする候補について、それぞれの選び方とポイントを見ていきます。
職場の上司
職場の上司に主賓をお願いする場合は、まず会社内の通例を確認しましょう。勤務先によっては、直属の上司ではなく、部長や役員など一定以上の役職者に依頼する慣習があるケースもあります。周囲に結婚式を挙げた人がいれば、誰にお願いしたのかを聞いておくと安心です。
また、役職の高さだけでなく、新郎新婦との関係性も選定のポイント。日頃から仕事ぶりや人柄をよく知り、結婚を心から祝福してくれる方であれば、おふたりらしさが伝わる温かな祝辞を期待できるでしょう。両家のバランスも考慮すると、より納得のいく人選につながります。
親族や親の関係者
職場の人を招待しない場合や、お願いしたい人がいるときは、親族や親の関係者に主賓を依頼することもあります。主賓を立てる際は、親の意向や両家のつながりを踏まえて選ぶことが大切です。たとえば、親族の中でも年長者や家族から信頼されている人、社会的な立場が高い人、親と長年付き合いのある知人や仕事関係者などが候補になります。
また、立場だけでなく人前で話すことに慣れているか、落ち着いて祝辞を述べてもらえそうかも確認しておきたいポイントです。もし新郎新婦との直接的な関わりが少ない場合は、親から人柄や馴れ初めを伝えてもらうと、内容のある挨拶につながるでしょう。
学生時代の恩師
学生時代の恩師も主賓候補のひとりです。部活動の顧問や大学のゼミの教授、担任の先生など、学生時代の自分をよく知る方であれば、これまでの歩みや人柄を交えた祝辞を述べてもらいやすいでしょう。
恩師から語られる学生時代のエピソードには、家族や友人も知らなかった一面が含まれることも。努力していたことや周囲との関わり方、当時から感じられた長所などを紹介してもらうことで、新郎新婦の人柄がより伝わりやすくなります。
結婚式の主賓を依頼する際のマナー
主賓を依頼する際の流れは、次のとおりです。
- 結婚が決まったことを報告する
- 結婚式を行うことと、招待したい旨を伝える
- 主賓として祝辞をお願いする
主賓をお願いするときには、依頼のタイミングやお願いの仕方も重要です。ここからは、主賓を依頼する際のマナーについて、チェックしていきましょう。
会社への結婚報告の流れやポイントについては、以下の記事を参考にしてください。
主賓はいつまでに頼む?
主賓への依頼は、招待状を送る前までに済ませておきましょう。遅くとも結婚式の3ヶ月前までが目安です。主賓には、祝辞の内容を考えたり、当日の服装や移動・宿泊の手配などにも時間が必要になります。特に遠方から出席してもらう場合や、仕事の予定を調整してもらう場合は、できるだけ早めに声を掛けると安心です。
主賓の場合は、招待状も手渡しが基本となります。遠方の場合は郵送も可能ですが、必ず自筆で引き受けてくれたお礼を書き添えるようにしましょう。
どうやって主賓をお願いする?
主賓のお願いは、できるだけ直接会って伝えるのがマナーです。結婚式へ招待したいことを伝えたうえで、役割まで丁寧に説明しましょう。可能であれば、新郎新婦のおふたりでお願いに伺うと好印象です。
直接会うことが難しい場合も、招待状を送る前に電話か手紙で依頼し、内諾を得ておきます。手紙でお願いする際は、以下の例文を参考に依頼書を書きましょう。

長年にわたり家族とも親しくお付き合いいただいております〇〇様に、ぜひ主賓としてご列席いただき、披露宴にてご祝辞をお願いしたく、ご連絡いたしました。
突然のお願いで恐縮ではございますが、お引き受けいただけましたら大変ありがたく存じます。当日は親族一同、〇〇様にお会いできますことを楽しみにしております。
なお、メールやLINEだけで依頼すると、簡略的で失礼な印象を与える可能性があるため、やむを得ない事情がない限り控えましょう。
結婚式の主賓へのお礼・お車代のマナー
主賓に対するお礼やお車代は、金額や渡し方に迷うこともあるかもしれません。準備する際は、主賓との関係性や移動距離を考慮しましょう。
ここからは、主賓に対するお礼の伝え方やお車代のマナーについて詳しく見ていきます。
お車代の金額相場は1~3万円
主賓へのお車代の相場は1〜3万円です。実際の交通費が相場より少ない金額でも、祝辞を引き受けてもらったことへの感謝を込めて、1万円以上を包むようにしましょう。特にお世話になった方には、関係性を踏まえて金額を上乗せする場合もあります。
結婚式当日は、新郎新婦がお車代を直接渡す時間が取りにくいため、受付時や披露宴の歓談中に、依頼した側の親から手渡してもらいましょう。封筒の書き方や詳細なマナーについては、以下の記事も参考にしてください。
主賓へのお礼はどうすればいい?
結婚式が終わったあとは、3日~1週間以内を目安に、主賓へ改めて感謝を伝えましょう。当日にお車代を渡していても、それだけで済ませず、電話や手紙でお礼を伝えるとより丁寧な印象になります。手土産をもって、直接お礼に伺うのもよいですね。
電話や手紙でお礼をする際は、以下を参考に相手との関係性を考慮して伝え方を工夫しましょう。

先日はご多用のところ、私どもの結婚式にご出席いただき、誠にありがとうございました。
また、心のこもったご祝辞をいただき、厚く御礼申し上げます。〇〇についてお話しいただいたことがとても印象に残っており、私たちにとってかけがえのない時間となりました。
おかげさまで、佳き日をとり行うことができました。今後はふたりで支え合いながら、温かな家庭を築いていきたいと思っております。
これからも変わらぬご指導を賜りますよう、よろしくお願いいたします。本日は、改めてお礼をお伝えしたくご連絡いたしました。本当にありがとうございました。
形式だけで終わらせず、主賓の言葉でうれしかったことを具体的に伝えると、感謝の気持ちがより伝わりやすくなります。
結婚式の主賓をお願いするときの注意点
主賓をお願いする前に、知っておきたい注意点がいくつかあります。ここからは、主賓が落ち着いて挨拶できるよう、あらかじめ伝えておきたいポイントについて見ていきましょう。
披露宴の流れや祝辞のタイミングを共有
主賓には、披露宴全体の流れや祝辞を述べる順番、持ち時間を事前に共有しておきましょう。一般的に、主賓の祝辞は披露宴の前半に行われることが多いため、進行の流れをあらかじめ伝えておくと安心です。あわせて、披露宴の内容や予定している余興なども共有しておけば、当日の雰囲気をイメージしやすくなり、祝辞の準備もよりスムーズに進めてもらえるでしょう。
また、祝辞の持ち時間は3~5分程度など、具体的な目安を示しておくと主賓も内容をまとめやすくなります。結婚式当日は、会場スタッフから登壇のタイミングやマイクの位置、挨拶後の動きなどを案内してもらえるよう手配しておきましょう。
NGの内容を伝えておく
新郎新婦のことをよく知る主賓だからこそ、触れてほしくないエピソードもいくつかあるもの。祝辞をお願いする際は、過去の失敗談や恋愛に関する話、本人や家族しか知らない内輪のエピソードなど、NGの話題をあらかじめ伝えておきましょう。
伝えるときは理由もあわせて説明し、相手を否定しない言い方を意識します。同時に、仕事の話を中心にしてほしい、学生時代のエピソードを入れてほしいなど、希望する方向性を伝えておくと、主賓も内容を考えやすくなるでしょう。
結婚式の主賓に関するQ&A
結婚式の主賓を依頼する際は、人選や役割などいろいろ迷ってしまうこともあるでしょう。しかし、主賓の選び方については、必ずしもひとつの正解があるわけではありません。ここからは、主賓にまつわるよくある疑問をQ&A形式で確認していきます。
主賓を頼める人がいない場合はどうする?
主賓を頼める人がいない場合は、無理に立てる必要はありません。まずは、両家の親に相談し、主賓を立てない披露宴にしてもよいか確認してみましょう。最近では、家族や親しい友人を中心とした結婚式など、形式にとらわれずに進行を組むケースも少なくありません。どんな形式であれ、おふたりとゲストが心地よく過ごせる形を選ぶことが大切です。
主賓の挨拶と乾杯の挨拶は同じ人でもOK?
主賓の祝辞と乾杯の挨拶は、同じ人にお願いしても問題ありません。ゲストの人数が少ない結婚式や、主賓と乾杯の発声を別々に頼める相手がいない場合などは、ひとりにまとめて依頼することがあります。
同じ人にお願いする場合は、祝辞を述べたあと、そのまま乾杯の挨拶へつなげてもらう流れが一般的です。ただし、役割が重なる分、挨拶が長くなりすぎないよう、全体の持ち時間や進行を事前に共有しておきましょう。
結婚式の主賓はマナーを押さえて丁寧にお願いを
結婚式の主賓は、新郎新婦を代表してゲストへお祝いの言葉を届ける、特別な役割を担う存在です。お願いする相手は、職場の上司や親族、親の関係者、学生時代の恩師などから、関係性や両家のバランスを踏まえて選びましょう。
また、誰にお願いするかだけでなく、依頼のタイミングや伝え方、結婚式後のお礼まで、一つひとつ丁寧に進めることが大切です。形式だけにとらわれず、相手への敬意と思いやりを持ってお願いすることが、心に残る温かな祝辞につながるでしょう。
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- この記事を書いた人
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ライターくま なかこ
編プロ出身のフリーランスエディター。月間120本以上、編集・執筆・校閲担当として、ライフスタイル・金融・ブライダル・エンタメメディアのコンテンツ制作に携わっています。
私事ではございますが、このたび結婚することとなり、〇月〇日に〇〇にて結婚式を挙げることになりました。
学生時代から温かくご指導いただき、私の成長を見守ってくださった先生に、ぜひ主賓としてご出席いただきたく存じます。また、披露宴ではご祝辞を頂戴できましたら、これほどうれしいことはございません。
ご多用のところ恐れ入りますが、ご検討いただけますと幸いです。先生に晴れの日を見守っていただけることを、心より願っております。