【入居前にやることリスト22選】掃除や手続きなど新居への引っ越し準備は順番もポイント!

【入居前にやることリスト22選】掃除や手続きなど新居への引っ越し準備は順番もポイント!

新居に移る前には、引っ越しの手続きや家具家電の購入など、やる事がたくさんありますよね。しかし、入居後に快適な生活を送るためには、引っ越す前に室内をきれいに整えておくなど入居前準備が必要です。

今回は、マンションや戸建てにおける入居前準備のメリットややり方について詳しく解説するとともに、役立つアイテムなどを紹介します。これから新居に引っ越す予定の人は、ぜひ参考にしてください。

目次

引っ越し時にチェック!入居前やること一覧

まずは、新居が決まったら、引っ越しする前にやっておきたいことをまとめてみました。各項目のやることは、このあと順番にご紹介していきます。

壁・床・窓□大型家電・家具用の保護マット設置 / □ワイパーで床の拭き掃除 / □ワイパーなどで窓の汚れを掃除
水回り【洗面台】    □汚れやカビ防止のコーティングやマステ保護 / □鏡のくもり止め / □洗濯機専用のキャスターを設置
水回り【お風呂】□浴槽のコーティング / □防カビ剤を焚く / □くもり止め&ウロコ汚れ防止のコーティング
水回り【トイレ】□便器をコーティング / □便器と床の隙間を専用のテープやコーキング剤などで埋める
水回り【キッチン】    □シンクに水垢・防カビのコーティング / □換気扇やレンジフードにはフィルターを設置 / □コンロの排気口専用カバーを取り付ける
害虫対策□エアコン配管への防虫キャップ設置 / □燻煙タイプの防虫剤を焚く
各部屋共通部分□すべての部屋の写真撮影 / □カーテンの採寸・注文 / □大きな家具や家電の配置を決めておく / □家具家電のシール剥がし、梱包の開封
その他□掃除で必要な道具を準備・購入 / □近隣住民に挨拶する品の用意

事前にしっかりと入居前準備をしておけば、入居後の負担が軽くなります。余裕を持って新生活をスタートさせることができるはず!

マンションも戸建ても

事前に入居前準備をやっておくことのメリット

細々した作業がたくさんある入居前準備。リストを見て、「ちょっと面倒だな…」と思ってしまった方も多いのでは?

しかし、入居前の準備をしっかり行うと、片付けや掃除などの作業が楽になるといったメリットが生まれます。これらを事前に理解しておけば、段取りよく作業をすすめられるでしょう。入居前準備のメリットは大きく3つあります。

■荷物を運び入れる際の傷や汚れが防げる

引っ越し当日、新居の壁や床などが傷つかないように業者の方も十分気をつけて作業をしてくれると思いますが、家具や家電による傷を防ぐ保護シート、クッションフェルトやゴムマットなどを準備しておくと、フローリングの傷、汚れの防止になります。

■引っ越し後の片付け・掃除が楽になる

引っ越し後

入居前に、新しく購入した家具や家電のシールを剥がす、梱包の開封などを済ませるなどしておけば、入居後の片付けがしやすくなります。また、汚れやカビなどを防止しておくことで、入居後の掃除も楽に。

引っ越し当日にこれらの作業をすれば、時間がかかるばかりでなく、室内にゴミが散乱するなど、予定外の手間がかかってしまうので、入居前にすませておくとスムーズに作業ができるでしょう。

■賃貸の場合は原状回復の証明になる

引っ越し

新居がアパートやマンションなど賃貸物件の場合は、入居前に室内の状態をチェックし写真を撮っておくことで、退去時の原状回復の証明をすることができます。

賃貸物件においては、退去時に室内の汚損に対する原状回復費用を管理会社などから請求される可能性が。基本的に原状回復費用は、契約時に支払った敷金から差し引かれますが、原状回復費用が敷金を上回れば、その差額を支払うことになります。

入居前からすでにあった床や壁などの傷や汚れをしっかり写真に収めておき、証拠として提示すれば、不当な請求を避けることができるでしょう。

■引っ越し前後の手続きに余裕をもてる

引っ越しにともなって、ライフラインの手続きや転出・転入届の提出、保険・年金など、さまざまな手続きが必要になります。期日がある手続きも多いため、入居前の準備をしておくことで、うっかり手続きが漏れるという心配もなくなり、スケジュールに余裕をもって行うことができます。

掃除の順番は?入居前に新居でやることリスト

「まず何から手をつけて良いのかわからない…」という人のために、ここからは、壁・床、害虫、水回りの対策など、それぞれ解説していきます。

新築でも汚れあり!傷対策で退去時も安心

壁・床の対策

壁・床の対策

新居に荷物を運び込み、室内に固定させる前に汚れを除いておけば、入居後きれいな状態を長く保つことができます。

入居後に荷物を運び込むと壁や床の一部が隠れてしまうため、掃除をするには家具を動かさなければならず、そのあとの手入れがしにくくなってしまいます。家具や家電がない状態であれば、手の届きにくい細かい部分も、ていねいに掃除ができるでしょう。

大型家電・家具用の保護マット設置

冷蔵庫や洗濯機などの大型家電や、テーブル、椅子などの家具を置く場所には、あらかじめ保護マットや保護シートを設置しておきましょう。こうすることで、床の傷を防ぐことができます。

特に賃貸物件の場合は、傷を付けると退去時に原状回復費用を請求される可能性があるため、慎重に運び入れ、設置したいもの。壁や床にぶつけても傷が付かないよう、運び入れるときに通る廊下などは養生シートや養生テープで保護しておきましょう。

ワイパーで床の拭き掃除

新築であっても砂ホコリなどの細かな汚れがあるため、入居前に壁や床を拭いてきれいにしておきましょう。賃貸物件では引き渡しの前にクリーニング業者によって掃除されますが、期間が空いているとホコリが溜まっていることがあります。

新居を入居前に掃除する際のベストなタイミングは、入居の数日前。あまり早すぎてもホコリが溜まってしまいます。

また、掃除機の使用や雑巾での拭き掃除ができるよう、電気や水道が開通してから行うことをおすすめします。

排水口や換気扇から虫の侵入を防ぐ

害虫対策

害虫対策の中には、入居後の実施が難しいものもあるので、入居前に済ませておきましょう。入居前に済ませておくと、小さい子どもやペットが居る家庭でも安心です。

害虫対策には、排水口や換気扇などからの侵入を防いだり、毒餌剤を設置したり、燻煙剤をまいたりといった方法があります。

新居に移ってすぐに害虫が出てしまえば、安心して生活できなくなります。せっかくのマイホームも居心地が悪くなってしまうので、入居前にしっかりと害虫対策を済ませておきましょう。

エアコン配管への防虫キャップ設置

エアコン

エアコンの配管は家の外とつながっているため、害虫が侵入する経路となります。入居前に防虫用のキャップを設置し、侵入を防ぎましょう。

防虫キャップは、薬剤が練り込まれたキャップをエアコンのドレンホースに差し込むだけで害虫対策ができるアイテム。大きな害虫はキャップでブロックし、小さな虫は薬剤でブロックします。メーカーによって異なる場合があるので、購入する前に配管のサイズを測っておきましょう。

燻煙タイプの防虫剤

燻煙タイプの防虫剤は、部屋の中に人やペットが居る状態では使用できません。人やペットが居なくても、家電や植物などを保護するためにシートを被せなければならない場合があり、準備に手間がかかってしまいます。そのため、入居前に使用しておくことをおすすめします。

燻煙タイプの防虫剤は、水回り設備の裏側など狭い隙間に隠れている害虫にも効果的です。また侵入を防ぐこともできるので、入居前に済ませておけば安心です。

水垢やカビなどの汚れを簡単に落とせる工夫を

水回りの対策

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キッチンやお風呂、洗面台、トイレなどの水回りは、カビや水垢で汚れやすいところです。入居前にこれらの対策をしておけば、汚れやカビの発生を防ぎ、その後の掃除の手間を省くことができるでしょう。

特に、浴槽・洗面台・便器などには、コーティング剤の使用をおすすめします。コーティング剤には、汚れの付着を防ぐ、汚れても簡単に落とすことができるといったメリットがあり、ホームセンターなどで入手することができます。

【洗面台】汚れやカビ防止、鏡のくもり止め

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洗面台もお風呂と同様、コーティング剤で、汚れやカビを防ぎましょう。洗面台は汚れが染み付いたり、ホコリが溜まったりしやすい部分です。シンクが設置されている隙間などは、事前にマスキングテープで保護しておけば、その後の掃除が楽になります。

洗面台の鏡は、くもり止めをほどこしておくことで、お風呂のドアを開けた後や冬場でもくもりにくくなります。

また、洗濯機には専用のキャスターを設置しておけば動かしやすくなるため、床の掃除も楽になるでしょう。

【お風呂】浴槽コーティングや防カビ剤を

お風呂

まず、浴槽を長期間きれいに保つためにコーティングをほどこしましょう。コート成分がバスタブ表面に膜を作るため、水を流すだけで汚れがスルッと落ちやすくなり、掃除も楽になります。

ドアなどの隙間をマスキングテープで保護することで、汚れやカビ防止にも。

さらに、お風呂で防カビ剤を焚いておけば、手の届きにくい天井などのカビも防ぐことができます。鏡には、くもり止めを。くもり止めには、ウロコ汚れを防ぐ効果もあります。

【トイレ】日々の掃除が楽になる対策を

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トイレは、水回りの中でも特に汚れが目立ちやすい部分です。入居前にしっかりと対策をし、掃除の負担を軽くしましょう。便器をコーティングするだけでも、日常のトイレ掃除が格段に楽になります。

洋式トイレの場合は、便器と床の隙間を専用のテープやコーキング剤で埋めることをおすすめします。便器と床にあるわずかな隙間に、少しずつ汚れが溜まっていくからです。隙間をあらかじめ埋めておけば、掃除の手間がかかりません。

【キッチン】水垢や油汚れ対策を

拭き掃除

キッチンは、油汚れや調理くずで汚れやすいところです。シンクにはコーティングをほどこし、水垢やカビを防ぎましょう。

換気扇やレンジフードにはフィルターを設置し、油汚れを防ぎます。コンロの縁には隙間があり、そこに調理くずが詰まると掃除に手間がかかるため、フレームカバーで塞いでおくのもおすすめ。

コンロの奥にグリルの排気口がある場合は、排気口専用カバーを取り付けることで、調理くずの落下や油はねを防ぐことができます。

カーテンは入居日までに忘れずに準備!

その他の対策

掃除や害虫対策以外にも、カーテンの採寸や家具家電の配置など、入居前に済ませておきたいことがあります。引っ越し後に慌てることがないよう、あらかじめしっかりと準備しておきましょう。

室内の写真撮影は退去時の証明に

前述のとおり、賃貸の場合は入居前に室内の写真を撮っておけば、退去時の現状回復の証明として役立ちます。傷や汚れがあれば、いつ撮影したものかわかるようにして不動産会社に伝えておきましょう。

カーテンの採寸・購入は早めに

カーテンの採寸・購入

カーテンがないと外から室内が丸見えになってしまうため、入居日までには設置しておきましょう。

前の家のカーテンをそのまま使用する場合もありますが、新調する場合は早めに手配する必要があります。カーテンは基本的に窓のサイズにあわせてオーダーするため、手に入るまで時間がかかるからです。新居が決まったら、早めに窓のサイズを測っておき、注文まで済ませましょう。

大きな家具や家電の配置は決めておく

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入居前に、大きな家具や家電は室内のどこに配置するのか、あらかじめ決めておきます。このとき、コンセントの位置も間取り図に書き込んでおくと、引越し業者がどのように配置すればよいのかひと目でわかるので、引っ越し作業がスピーディに進みます。

マンションでエレベーターを使用する場合は、搬入できないサイズの家具・家電があります。また、戸建てでも階段から運び込むのが困難な場合があるので、これらの点も、あらかじめ引っ越し業者に確認しておきましょう。

近隣住民への挨拶の品の用意

近隣住民への挨拶

近隣住民への引っ越しの挨拶は行わないケースも増えていますが、今後の付き合いを良好に保つためにも、行っておいたほうが良いでしょう。

とはいえ、豪華な品を用意する必要はありません。500〜1,000円程度のお菓子や日用品などが一般的。

引っ越しの挨拶をするタイミングは、基本的に引っ越しの前日から2,3日前です。

引っ越し当日は、トラックが出入りして道路を塞いだり作業中に騒音がしたりする場合も。道が狭いなど周囲の環境をみて、事前に迷惑をかけそうなことがわかっている場合は、挨拶に行ったときに引っ越しの日時を伝え、一言伝えておくと良いでしょう。

新居の入居準備に役立つものグッツリスト

ここからは、入居前の準備に役立つアイテムを紹介します。あらかじめ用意しておくことで、引っ越しやその後の掃除が随分と楽になり、家具や床への傷つきを防ぐこともできます。

水回りの汚れ防止&害虫対策に

マスキングテープ

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マスキングテープは、貼った後にきれいに剥がしやすいので、新居が賃貸物件であっても比較的安心して使用できます。

水回りなどのコーティング部分にマスキングテープを貼っておけば、生活による汚れを防止することができます。窓のサッシ部分に防虫効果のあるマスキングテープを貼っておくと、害虫対策にも。

汚れたら剥がして再度貼るだけなので、大きな手間もかかりません。100円ショップでも売っているので、コスパが良い点もメリットです。

家具や家電のシールもきれいに

シール剥がし剤

シール剥がし剤

シール剥がし液は、壁や家電、家具に貼られているシールを剥がす際に便利なアイテム。脱脂綿や布に含ませた液を塗り、軽くこするだけできれいに剥がれます。粘着剤のベタつきも残りません。シール剥がし液も100円ショップで入手できます。

ただし、シール剥がし液には有機溶剤が含まれている場合があるので、使用の際は十分に換気を行い、子どもやペットの手の届かないところに保管を。

家具や家電による傷を防ぐ

保護シート

保護シートは、家具や家電による傷を防ぐ対策に有効なアイテム。ソファや冷蔵庫などの下に敷くことで、フローリングの傷付きを防ぐことができます。

また、保護シートは滑り止めにもなります。食器棚に敷けば、食器を置く棚に傷が付くことを防ぐことができるだけでなく、食器の転落を防ぐこともできるでしょう。

傷や汚れ、経年劣化などから守る

コーティング、ワックス

コーティング・ワックス

コーティング剤やワックス剤は、フローリングを傷や汚れ、経年劣化などから守り、きれいな状態を保ってくれます。家具や家電がある状態では隅々までほどこすことができないので、入居前の家具や荷物がない状態で行うことがおすすめ。

ただし、フローリングに塗った後は十分乾燥させる必要があるため、湿度が高くなる雨の日はなるべく避けましょう。湿度が高い時期に行うときは、エアコンなどで調節を。

コーティング剤やワックス剤は、ホームセンターなどで入手できますが、自宅のフローリングの特徴を把握し、材質に合うものを選ぶのも重要なポイントです。

床や窓の汚れをふき取る

ワイパー

床や窓の汚れを拭き取るときに便利なワイパー。家具・家電と床の隙間にも入る小さなタイプもあり小回りも効くので、引っ越し作業でホコリが床に舞ってしまったときにも重宝します。

普段のちょっとした掃除の際も便利です。ワイパーに取り付ける使い捨てシートとあわせて100円ショップで入手できます。

IHコンロや洗面台の隙間を埋める
隙間ガード

IHコンロやトイレ、洗面台などの隙間は、隙間ガードで埋めておくと掃除が楽になります。水回りやIHコンロの隙間は、水やホコリが入り込んだり油汚れが付いたりして、不衛生になりやすいところです。隙間が狭く掃除もしにくいため、あらかじめ隙間ガードで塞いでおきましょう。

また、排水溝にはゴミガードやゴミネットを付けるとゴミ捨てが簡単です。どちらも100均で入手できるので、ぜひ活用してみてください。

届け出の順番は?引っ越し前後のやるべき手続き

引っ越しに伴う、役所への住所変更などの届け出、またはライフラインの変更手続きなどをまとめてみました。特に、役所への届け出や手続きには期限が設けられています。以下を参考に、ご自身に当てはまるものは忘れないよう、手帳やカレンダーにメモしておきましょう。

▼引っ越し前後に必ず行う手続き

転出届旧居とは別の市区町村に変わる場合に提出する届け出期限:引っ越し日の前後14日以内(引越し14日前~引越し後14日以内)
転居届旧居と同じ市区町村内で住所が変わる場に提出する届け出期限:引っ越し日から14日以内
転入届引っ越し先の市区町村に提出する届け出期限:引っ越し日から14日以内
マイナンバーカードの住所変更転入先の市区町村窓口に申請期限:引っ越し日から14日以内

※転出届などを提出する期限は、市区町村によって異なる場合があるため、それぞれの市区町村に確認を。

▼引っ越しに関わる手続きの大まかな流れ

引っ越しが決まった直後①引越し業者の予約 / ②旧居の賃貸物件の解約手続き
引っ越し1ヶ月前~1週間前まで①不用品・粗大ごみの処分 / ②荷造り・梱包 / ③役所に住所変更などの届け出 / ④ライフラインの手続き / ⑤郵便物の転送手配
引っ越し前日まで①旧居の掃除 / ②冷蔵庫と洗濯機の水抜き
引っ越し当日①旧居:ガスの閉栓&物件の明け渡し / ②新居:電気ガス・水道の開通(開栓)
引っ越し後14日以内①転居届・転入届の提出(転出は引っ越し前後14日以内) / ②各所手続き・住所変更(マイナンバーカード、国民健康保険、国民年金、運転免許証、パスポートなど)

入居前対策で新生活を気持ちよくスタートしよう

新生活

入居前の準備は、入居後の掃除の手間を省くだけでなく、退去時の原状回復に関するトラブルを回避するといったメリットがあります。

ちょっとした手間が、入居後の生活を快適にします。入居前の準備をしっかりして、素敵な新生活をスタートさせてくださいね。

\新生活と一緒に結婚式準備もはじめよう!/

※記事内容を最新情報に更新しました(2024.3.20)

この記事を書いた人
ライター 瀬上友里恵

ライター 瀬上友里恵

地方在住のフリーライター。詩人として創作活動も嗜む。2児の母として子育て奮闘中。

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