【ご両家の顔合わせ食事会】流れ・服装・場所・費用・日取りを徹底ガイド

【ご両家の顔合わせ食事会】流れ・服装・場所・費用・日取りを徹底ガイド

結婚が決まったカップルが、お互いの親御様への挨拶を済ませた後、あらためてご両家がそろう「顔合わせ食事会」。

近年、結納の代わりに、または、これからご家族となるご両家の親交を深める場として、カップルが主動となりお互いのご家族の仲介となり、日取りや場所などを決めて行うカジュアルな食事会です。

当日は、美味しい食事をいただくだけでなく。婚約指輪を披露したり、ちょっとしたイベントを盛り込んだりと、和やかな雰囲気の中、食事会を行うカップルも多いようです。

ご家族みんなが楽しめる「顔合わせ食事会」となるように、事前に準備しておくことや段取りから、当日の流れまで、6つのステップにまとめてみました。

◆STEP1

【日取りを決める】結婚式の6ヶ月前を目安にスケジュールを

【日取りを決める】結婚式の6ヶ月前を目安にスケジュールを

結婚式が決まったら、ご両家そろった顔合わせの場はなるべく早めに予定を立てましょう。ご新郎とご新婦、さらにおふたりの親御様も…となると、全員の予定が合う日は限られてきます。限られた日程のなか、お日柄の良い日、または、週末ともなると人気のお店は予約でいっぱい!という場合も。

そして、顔合わせ食事会をいつまでにやればいいか悩みますが、一般的に、結婚式の半年前を目安にするカップルが多いようです。結婚式の準備で忙しくなるため、遅くとも3ヶ月前までには済ませておきましょう。

\食事会の日程は早めに決めよう!/
◎食事会は結婚式の3~6ヶ月前までに
◎人気店で週末予約を考えているなら早めに

◆STEP2

【場所を決める】遠方に住む親御様の交通費について事前に相談

【場所を決める】遠方に住む親御様の交通費について事前に相談

ご新郎とご新婦、そしておふたりのご両親が住んでいる場所が離れている場合、どのエリアで食事会を行うか…というのも重要になってきます。

理想は全員の中間地点、あるいはご新郎とご新婦の新居がある場所(地域)で行うことですが、どちらかのご両親だけが遠方に住んでいる、あるいは、事情があって遠方から出向けないことがあります。遠方から出向くご両親側の交通費・宿泊費を誰が負担するかも、あらかじめ相談しておくことを忘れずに。

顔合わせの食事会をするお店は、料亭やレストラン、ホテルが一般的ですが、落ち着いて会話ができるように、できれば個室の予約を。食事代以外に個室料金が別途かかる場合もあるため、予約時に問い合わせておきましょう。その際、「顔合わせの食事会です」と伝えておくと、お店側も配慮しやすいので安心です。

\食事会の場所を決めるポイント!/
◎ご両家が離れて暮らす場合は中間地点がベター
◎食事会の時間はご両親の都合に合わせること
◎周囲を気にせず楽しめるよう個室の予約を

◆STEP3

【お料理の予算を決める】支払いはご新郎ご新婦が折半で負担を

【お料理の予算を決める】支払いはご新郎ご新婦が折半で負担を

最近は、ご新郎とご新婦がご両親を食事会に招待するという理由から、費用はおふたりが折半で負担する場合が多いようです。

食事会の前に、おふたりからご両親にそれぞれ「食事会はふたりで出すね」と伝えておくと、当日の会計もスムーズです。お開きになる前、トイレに立つタイミングで、ご新郎が精算しておくのがおすすめ。

予算は、おひとり1万~1.5万を目安に、ゆったり食べられるコース料理や懐石料理などが理想。ご新郎ご新婦、ご両親だけでなく、兄弟姉妹や祖父母が出席してもOK。その分、費用はかさむのでおふたりの予算にあわせて招待を。

また、ご家族の好みやアレルギーもきちんと確認をしておき、お店に伝えておくこともポイント。お酒の好みなどもあると思うので確認をしておきましょう。

\メインはお料理!細かく確認を/
◎予算はおひとり1万~1.5万円を目安に
◎取り分けなくてよいコース料理や懐石料理を
◎出席者はご両親だけなく兄弟姉妹もOK
◎費用は「ご新郎ご新婦」が負担しましょう
◎出席者の食べられない物を確認しておく

◆STEP4

【当日の服装を確認】男性はスーツ、女性は振袖やワンピース

【当日の服装を確認】男性はスーツ、女性は振袖やワンピース

結納よりもカジュアルとはいえ、ご両家そろって初めての顔合わせの場になるため、服装はフォーマルな装いがベター。フォーマルな服装でそろえる場合、ご新郎は黒やネイビーなどのダークスーツを。

ご新婦は振袖、あるいは清楚なワンピースや膝丈ぐらいのスカートにジャケットなどがおすすめ。淡いピンクやイエロー、ブルーなどの明るいカラーやベージュカラーを選ぶ方が多いですが、色は特に気にしなくても大丈夫です。

親御様の服装は、お父様はご新郎と同じくダークスーツ、お母様は上品なワンピースやスカートが多いようです。ただし、親御様が遠方からいらっしゃる場合、フォーマルな服装での移動は大変。食事会の場所によっては、カジュアルな服装のほうがよい場合も。TPOにあわせて、服装を選ぶのがポイントです。

親御様に服装のイメージを伝えるのが難しいときは、ご新郎ご新婦が当日着る服を写真に撮って送っても。それにあわせて親御様も服装や色選びがしやすくなるはずです。

いずれも場合も、ご両家の服装に差が出ないよう「格」をあわせることが大事。必ず事前に確認をしておきましょう。

\ご両家の服装は当日までに確認!/
◎ご両家の服装は「格」を揃えるため事前に確認
◎スーツやワンピースなどフォーマルな装いが一般的
◎親御様もスーツやワンピースがおすすめ
◎カジュアルダウンもOK!TPOにあわせて選んで

◆STEP5

【手土産を渡す】ご両家それぞれで予算を合わせて準備を

当日渡す手土産は、ふたつの家族そろっての顔合わせの意味もあるため、ご両家それぞれで準備しておきます。予算は、3,000~5,000円が一般的。ご新郎ご新婦が住む地域の銘菓や話題のお菓子、お酒など、後に残らないものがおすすめ。

ただし、服装と同じく、渡すものに差があったり、一方だけが高すぎたりすると相手に気を遣わせてしまうため、ご新郎とご新婦が間に入って、ご両家の手土産の調整をすることを忘れずに。

ほかに、ご新郎ご新婦から、ハンカチやお守りなど、ご両親に記念のプレゼントを贈ったという声も。こちらはマストではないので、特に贈りたい物がある場合や食事会の予算をみて考えましょう。

\手土産や記念品を検討!/
◎手土産は予算を決めて、ご両家それぞれで用意
◎予算内であれば記念に残る品を贈っても

◆STEP6

【当日の流れ】ご新郎挨拶から会話が弾む“しおり”までチェック

【当日の流れ】ご新郎挨拶から会話が弾む“しおり”までチェック

顔合わせ当日、ご新郎とご新婦、ご両親がそれぞれお店に行く場合ですが、ご両家の親同士に面識がないことも多いはず。食事会で挨拶をする前に、親同士が先に蜂合わせしてしまうのは少し気まずさもあるので、ご新郎とご新婦はそれぞれ現地に向かう途中で待ち合わせ、そろって行くのが一番。

そして、結婚するおふたりのために集まる食事会は、おふたりを代表して、ご新郎が進行を担当しましょう。大まかな流れは次の通りです。

\顔合わせ食事会の流れ/

1.ご新郎から挨拶(出席してくれたご両家の家族に簡単な御礼も)
2.両家族の紹介(料理が出てくる前にお互いの家族&自己紹介をします)
3.乾杯&食事(乾杯の音頭はご新郎のお父様に。不在の場合はご新郎が)
4.記念撮影(お酒を飲んで顔が赤くなってしまうのが気になるなら食事の前に)
5.結びの挨拶(ご新郎とご新婦のおふたりで簡単な言葉を述べます)

食事中、「会話が続くか心配…」というカップルもいらっしゃるはず。触れてほしくない話題があれば、ご新郎とご新婦から、それぞれのご両親に先に伝えておくと◎。

会話が弾むプログラム

そして、会話が弾む方法として、いくつか“プログラム”を用意しておくことをおすすめします! たとえば、婚約指輪のお披露目、婚姻届の保証人の記入・捺印、そして最近では、「顔合わせしおり」をつくるカップルも増えています。

「顔合わせしおり」は、結婚式の披露宴でゲストに渡すプロフィールブックのようなもの。中身は、ご新郎ご新婦のプロフィールとおふたりの馴れ初め、家族構成などを。

さらに、おふたりの小さい頃の写真、家族の趣味などを書いておくと、より会話も弾むはず。加えて、結婚式の詳細やおふたりの連絡先を入れておくと便利です。

事前に準備した手土産は、両家族の紹介のタイミングか、記念撮影のあとに渡しましょう。

顔合わせしおり

\会話を楽しむ“プログラム”を用意!/
◎会話が弾む「顔合わせしおり」をつくってみる
◎婚姻届の保証欄に署名・捺印をする場をつくる

ご両家の顔合わせ食事会で必要な準備~当日の流れまでをまとめてみました。これで、準備万端!日程や場所の調整など少し大変なこともありますが、ご両家のみなさんが笑顔で過ごせる食事会になるよう、おふたりが協力しあって、楽しい時間を過ごしましょう!

\結婚式場をこれから決める方は!/

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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