12月29日は「福の日」。福を招くための【お正月の準備】はじめませんか ?

12月29日は「福の日」。福を招くための【お正月の準備】はじめませんか ?

2020年も残すところ1ヶ月を切りました。今月は、12月29日の「福の日」をご紹介します。制定したのは、株式会社紀文食品。お正月の食卓に欠かせないおせち料理にも使われる練り製品でもおなじみの会社ですが、お正月本来の意味やいわれを知ることで、福を招いてもらうのを目的としているそう。また、“29=ふく”と読む語呂合わせから、お正月に備える準備を提案しています。

そこで、年末の準備を含めた、「お正月の風習・行事」についてまとめてみました。

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クリスマスが終わったらお正月の準備スタート!

12月29日は「福の日」。福を招くための【お正月の準備】はじめませんか ?

日本では、12月13日からが「正月事始め」と言われ、その日以降、いつからお正月の準備を始めてもいいとされています。そのため、クリスマスが終わった26日あたりから、お正月に向けて様々な飾りを目にする機会が増えているかと思います。

今回、12月29日が「福の日」ということでご紹介していますが、実は、“9=苦”を連想させるからという理由から、正月飾りの飾り付けを始める日には向いていないのだとか。

また、大晦日の31日も、「一夜飾り」となり縁起が悪いため、避けたほうがよさそうです。正月飾りを飾り付けるなら、クリスマス以降、28日か30日がベスト!ぜひ覚えておきましょう。では、その「正月飾り」と聞いて、みなさんはどんなものを思い浮かべますか?

門松・しめ縄・鏡餅。お正月飾りを飾る理由は?

12月29日は「福の日」。福を招くための【お正月の準備】はじめませんか ?

結婚して自分のご家族ができ、住む場所が変わると、小さい頃にやっていたお正月の風習や過ごし方にも変化が出ると思います。住宅事情によっては、「実家ではこうしていたけど、今の家でどうするべき?」と悩む方もいらっしゃるはず。

まず、お正月は、子孫繁栄や五穀豊穣をもたらしてくれる“年神様(としがみさま)”を家にお迎えして祀る行事です。年神様をお祝いして、たくさんの幸せを授けてもらうために、正月行事が誕生したと言われています。

門松・しめ縄・鏡餅の飾り方&飾る場所

お正月といえば、玄関先や部屋の中に飾る「正月飾り」を一度は目にしたことがあるかと思います。一般的にお正月飾りと呼ばれるものは、「門松」「しめ縄」「鏡餅」の3つです。

「門松」は家の門の前などに立てられ、年神様の“依り代(よりしろ)”(神霊が寄りつくもの)という役割をもっています。「しめ縄」は橙(だいだい)や譲り葉などの縁起物を飾り付け、年神様をお迎えするための神聖な場所であることを表します。玄関に飾り、邪気を防ぐ役割も。そして、「鏡餅」は年神様へのお供え物、かつ依り代と言われています。しめ縄と同じように、縁起物を飾り付けて、床の間や神棚に供えます。

いずれも、年神様をお迎えするために飾るものですが、現代では、マンションなど住宅事情によって門松やしめ縄は飾らないというご自宅も多いと思います。最近は、簡略化したものが手軽に購入できます。

しめ縄は、ドアの内側に飾っても問題ないものなので、結婚後はじめておふたりで迎えるご夫婦は、住宅事情に合ったお正月飾りを探してみてはいかがでしょうか。

マンションの場合、鏡餅はどこに飾るのが正しいの?

鏡餅は床の間や神棚に…というのが一般的ですが、先に書いたように、鏡餅は、年神様が依りついてくださるもので、家の中に複数お供えしてもいいそうです。

小さなサイズを複数お供えするのであれば、リビングや台所、子ども部屋など、年神様に来ていただきたい場所に置いてみましょう。大きいサイズをひとつであれば、リビングなど、玄関から一番遠い部屋に飾ります。

ただし、テレビ周りなどの騒がしい場所、不安定な場所、床など見下ろしてしまうような低い場所には置かず、整理整頓された場所にお供えするのもポイントです。

正月飾りの片付けタイミングは七草がゆを食べる「7日」

12月29日は「福の日」。福を招くための【お正月の準備】はじめませんか ?

年末にしっかり大掃除をすませ、正月飾りで年神様をお迎えして、お正月を過ごしたら、今度は、「正月飾りはいつ、どのように片づけたらいいの?」という悩みが出てきます。

まず、門松など正月飾りを飾っておく期間を「松の内」と呼びますが、多くの場合が、1月7日までと言われています。7日はちょうど、七草がゆをいただくタイミング。7日以降、近くの神社や、どんど焼き(正月飾りを燃やして、年神様を空にお送りするための行事)を行っている神社に奉納します。元々は「小正月」(15日)まで飾っていたこともあり、15日以降に片づけるという地域もあるので、お住まいの地域にあわせて片付けましょう。

神社に持参することが難しい場合は、他のゴミと一緒に捨てず、大きな白い紙に、「左・右・中央」の順に塩を振り、お清めをしてから正月飾りだけを包み、各自治体のルールに従ってゴミとして出します。

「鏡開き」は11日・15日など地域によって異なる

鏡餅は、松の内が開けた「鏡開き」の日、大きなものは木槌で割り、食べやすく小さくしてから、無病息災を願いながらいただきます。鏡開きの日は、松の内が開けてからなので、7日以降の地域は11日に、15日以降の地域は15日、または20日に行うことが多いようです。

結婚して初めておふたりで迎えるお正月。季節の行事を通して、地域の習慣の違いも見えてくることでしょう。こうした機会に、ぜひ、おふたりらしいお正月の迎え方を見つけてみてはいかがですか?

正月飾りをそろえるのはハードルが高い…という方は、ご自宅をきれいに掃除した後、フラワーショップでお正月らしい草花を買ってきて飾ってみてはいかがでしょうか?慌ただしくなりがちな年末に、心を落ち着かせ、癒しをくれる効果があるはず。2021年の福を招くために、ご家族で協力しあい、余裕をもって年明けの準備を始めていきましょう!

<12月の記念日>
1日 手帳の日
3日 プレママの日
5日 アルバムの日
6日 姉の日
7日 クリスマスツリーの日
8日 ホールケーキの日
12日 クイーン・デー
13日 大掃除の日
17日 減塩の日
19日 大洗濯の日
21日 遠距離恋愛の日
22日 スープの日
24日 クリスマスイブ
25日 クリスマス
29日 福の日
30日 地下鉄記念日

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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