交際から結婚までの平均期間は?結婚を決めた時期やきっかけ、プロポーズのタイミング

交際から結婚までの平均期間は?結婚を決めた時期やきっかけ、プロポーズのタイミング

現在交際している相手との結婚を考えている場合、プロポーズのタイミングに悩むケースは少なくありません。結婚に踏み切るきっかけは人によりさまざまですが、交際期間を目安に考えるカップルは多いようです。

この記事では、交際から結婚までの平均期間や、結婚を決めたきっかけ、プロポーズのベストなタイミングについて解説します。交際期間中に知っておきたいポイントもまとめているので、結婚まで一歩踏み出せずにいるカップルはぜひ参考にしてください。

目次

結婚までの平均交際期間はどれくらい?

まずは、カップルたちが結婚までにどれくらいの期間お付き合いをしているのか、平均的な交際期間をチェックしていきましょう。

結婚までの期間

株式会社リクルートの『ゼクシィ 結婚トレンド調査2024』によると、結婚までに付き合った期間は全国平均で3.4年という結果になっています。

一方で、交際期間別で見ると2〜3年未満が23.9%と最も多く、僅差で1〜2年未満が22.5%と続いています。平均値内である3〜4年未満は内訳としては15.9%という結果でした。

 

また、交際期間が1年未満のいわゆるスピード婚は4.8%、逆に結婚までに5年以上交際しているカップルは21.7%となっており、交際期間の長いカップルも全体の2割以上と少なくありませんでした。

20代と30代で異なる傾向

結婚までの期間

結婚までの交際期間の平均は3.4年でしたが、実は年代別に見ると異なる傾向が見られることがわかりました。

ゼクシィの同調査で妻の年齢別に交際期間を見ると、25〜29歳では「2〜3年未満」が最も多く24.1%なのに対し、30〜34歳は「1〜2年未満」が最も多く29.6%、35歳以上に至っては43.8%と約半数近くが交際期間1〜2年未満で結婚したと回答しています。

年齢が高くなるにつれて交際期間が短くなっており、恋人気分を長く楽しみたい20代と家庭を持って落ち着きたい30代の結婚への意識の差が見て取れました。

長い交際期間で結婚するメリット・デメリット

長い交際期間で結婚するメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット
● お互いをよく知ることができる
● 周囲からの信頼が厚くなる
● 貯蓄も含め、十分な結婚準備ができる

デメリット
● 結婚のタイミングを逃しやすい

交際期間が長い場合、交際期間中にお互いのさまざまな面を知ることができ、結婚してからのイメージのズレが少ないことがメリットです。例え悪い面があったとしても、それを乗り越えて交際が続いているため結婚後にがっかりするというケースは少なくなります。

また、家族や友人などからの信頼が厚くなる点もメリットです。交際期間が長ければ、相手について周囲に知ってもらう機会が多くなります。その分、結婚を反対されにくくなるため、スムーズに話を進められるでしょう。

加えて、結婚までの期間が長いということは、十分に結婚準備ができるということ。早いうちに計画的に結婚資金を貯めておけば、金銭面的にも余裕のある結婚生活が送れます。

一方、交際期間が長いデメリットは結婚のタイミングを逃しやすいことです。交際が長くなるほどマンネリ化や気持ちが他へ移ってしまうリスクも高まるため、プロポーズの機会を逃さないようにしましょう。

短い交際期間で結婚するメリット・デメリット

結婚までの期間

短い交際期間で結婚するメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット
● フレッシュな気持ちのまま結婚できる
● 婚期を逃さない

デメリット
● 相手のことを知る時間が少ない
● 周囲から反対される可能性がある
● 十分に結婚資金を貯められない

短い交際期間で結婚するメリットは、恋人気分のまま新婚生活を楽しめることです。相手の知らない一面も刺激や喜びにつながり、良いスパイスとなるでしょう。お互いの気持ちが盛り上がっている状態のため、婚期を逃さず結婚のタイミングを掴むことができます。

一方デメリットとしては、パートナーの知らない一面を欠点と捉えてしまうと、「思っていたのと違った」というような不満につながる場合があります。相手を知らないという点では自分の両親や家族も同様のため、不安や不信感などから結婚を反対される可能性がある点もデメリットでしょう。

また、交際期間が短いと十分な貯蓄ができずに結婚資金が不足しがちです。早めの結婚を考えている場合は、金銭面や価値観などを早い段階から相談し、共有しておきましょう。

カップルが結婚を意識したきっかけ

結婚という人生の一大イベントを決意するには、きっかけが必要というカップルも多いでしょう。きっかけがないとダラダラと交際期間が長引いてしまい、婚期を逃すことにつながりかねないため注意が必要です。

ここでは、カップルが結婚を意識したきっかけをいくつか見ていきましょう。自分たちに当てはめながら、結婚について改めて考える機会になるかもしれません。

結婚を決めた具体的なエピソードについては、こちらの記事で詳しく紹介しているので一緒にチェックしてください。

年齢を意識したから

結婚までの期間

「〇歳になるまでには結婚したい」など、年齢を結婚のタイミングの指標としている人は多いかと思います。では、実際に結婚を意識する年齢はどれくらいなのでしょうか。

内閣府が2021年に行った『人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査』によると、理想の結婚年齢は女性が26歳、男性は28歳でした。
また、厚生労働省の『人口動態統計』によると、2023年の平均初婚年齢は妻が29.7歳、夫が31.1歳となっています。

このことから、結婚を意識し始めるのは20代後半からで、年齢が高まるにつれて積極的な対応をとることがわかります。これくらいの年齢になると、友人や同僚などの結婚ラッシュなどから結婚を身近に感じるようになり、結婚を意識する傾向があるようです。

社会人になり自信がついたから

結婚までの期間

仕事に慣れたら、昇進のタイミングでといったように、仕事に対する自信も結婚のきっかけになります。社会人になったばかりの頃は、仕事を覚えるのに必死で結婚にまで目が向かなくても、ある程度落ち着いたら余裕が生まれるものです。

社会人歴が長くなるほど貯金も増え、経済的な余裕ができるのも一因でしょう。さらに仕事で大きなプロジェクトを遂行したなど、成長につながるできごとが自信となり、結婚への意欲を後押しするケースもあります。

また、異動や転勤、転職のように仕事での転機を迎えることもきっかけのひとつ。新しい環境を迎えることが、結婚の原動力になる人も多いようです。

周囲が結婚や婚活を始めたから

周囲の環境の変化により、それまで結婚にあまり興味がなかった人が結婚を意識し始めるという場合も多いです。例えば同僚が結婚をした、お見合いを始めた、マッチングアプリや結婚相談所に登録したなど、自分を取り巻く人たちが結婚や婚活を意識するようになると、自然と自分の立ち位置を見つめ直すようになります。

親しい友人の結婚式に招待されるなど結婚を身近に感じる機会があった場合、結婚への意欲が高まるケースもあります。幸せそうな新郎新婦を見て、「次は自分が」と結婚に対する憧れが強まることも、結婚を意識するきっかけとなるでしょう。

真剣に将来について考えたから

結婚までの期間

きっかけというきっかけがなくても、何気ない瞬間に結婚を意識することもあります。交際期間が長くなると、自然とパートナーとの将来について考えるものです。ふとしたタイミングで「この人とずっと一緒にいたい」という気持ちになることもあるでしょう。

例えば相手の頼りがいのある一面が見られたとき、優しく気遣ってもらえたとき、仕事で疲れて帰ってきたら同棲中の彼女が美味しい手料理を作って待っていてくれていたときなど、幸せな結婚生活を思い描ける場面に直面すると想いが高まるのかもしれません。こうした心境の変化も婚約を決意するきっかけとなります。

プロポーズのタイミングはいつがベスト?

いざプロポーズをするなら、パートナーに喜ばれやすいタイミングで行いたいもの。ゼクシィの『結婚トレンド調査2024』によると、プロポーズは挙式の1年前と答えた人が46.3%と約半数を占めています。平均を見ても挙式の14.3ヶ月前となっていることから、結婚式を挙げる1年前くらいがベストのタイミングといえるでしょう。

プロポーズの日取りに関しては、付き合った記念日やパートナーの誕生日、クリスマスやバレンタインといったイベントの日など、カップルによってさまざまです。あえて特別な日にしないことで「プロポーズ記念日」という新たな記念日ができるという考え方もあります。

プロポーズの具体的な演出アイデアや具体的に話し合っておきたいことについては、以下の記事で詳しく紹介しているので併せてチェックしてください。

プロポーズをする際の注意点

プロポーズをすると決めたら、失敗はしたくないもの。プロポーズを成功に導くには、以下のポイントに気をつけましょう。

まずはプロポーズをする相手の状況や都合を最優先すること。彼氏や彼女の仕事が勢いに乗っていて集中しているなど、結婚以外のことに意識が向けられているときは、まだプロポーズのタイミングではないかもしれません。せっかくロマンチックな演出でプロポーズをしようとしても、相手の心の準備ができていない状態では保留にされてしまう可能性が高まります。

また、パートナーが目立つ演出やかしこまった雰囲気だと緊張してしまうタイプであれば、プロポーズの場所やサプライズにこだわらず、日常過ごしている場所でプロポーズをするのもひとつの方法です。

プロポーズをする場合のおすすめの場所については、以下の記事で紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

理想の結婚のために交際期間中に確認すべきポイント

結婚や結婚後の生活を幸せに過ごすためにも、交際期間中は相手のことを知ることが大切です。結婚後にがっかりしたり、困ったりすることのないよう、付き合っている段階でチェックしておくと安心な項目がいくつかあります。

ここからは、交際期間中にパートナーに確認しておくべきポイントを4つ見ていきましょう。

家庭環境や家族について聞いておく

結婚までの期間

結婚となると、おふたりだけの問題でなく、相手の家族との関係も重要になります。今後の親戚付き合いなども考え、交際期間中にパートナーの家庭環境や家族構成などを確認しておきましょう。

また、結婚前の挨拶の際には、事前に相手の家族の趣味や好きなものなどをリサーチしておくと好印象を与えやすくなります。寡黙な性格など人柄についても聞いておくと、思い込みでマイナスな印象を感じることを避けられるでしょう。結婚後も家同士のお付き合いや関係を円滑に築くためにも、しっかり話し合うことをおすすめします。

親への結婚報告の流れやポイントについては、以下の記事をチェックしてください。

価値観が一致しているか確認しておく

結婚までの期間

価値観のすり合わせも重要です。結婚して夫婦になったとしても、元をたどれば他人であり、性格や考え方は人それぞれ。一緒に生活するとなると、合わない部分も見えてくるかもしれません。

理想の結婚生活と現実のギャップを埋めるためにも、家族や働き方に対する考え方や家事の分担、倫理観などさまざまな価値観についてパートナーと話し合っておきましょう。

ただし、価値観をすべて合わせる必要はありません。大切なのはお互いの考え方を理解し、尊重し合うこと。たとえ考え方や価値観が違ったとしても歩み寄る姿勢が大切です。

将来設計について共有しておく

結婚までの期間

幸せな結婚生活を送るためには、おふたりで将来設計をしっかり立てることもポイント。お互いが望む将来を実現するために必要な資金や子どもの有無や人数、マイホームは購入するか、親との同居など、どんな家庭を築きたいか具体的に話し合い共有しておくことが重要です。ライフプランを明確にして、おふたりの足並みが揃うようにしましょう。

金銭感覚や経済状況を確認しておく

結婚までの期間

結婚生活にはなにかとお金がかかるもの。経済状況を把握し、将来のための家計管理が必要です。その際に重要になってくるのが、パートナーの金銭感覚。仮に収入が少なくても、堅実に節約できるタイプであれば、貯金することができます。しかし浪費グセがあるなど、金銭感覚にズレがある場合は要注意です。

どこにお金をかけるのか、パートナーのお金の使い方はしっかりチェックしておきましょう。お金に対する価値観は簡単に変えられるものではないため、もし金銭感覚のズレを感じたら、早めにすり合わせをすることが大切です。お互いが納得できるようなルールを決めておくなど、工夫を取り入れましょう。

結婚までのベストな期間はカップルによって異なる

結婚は人生における一大イベント。結婚には年齢や経済状況、将来設計などさまざまな要素が関わってくるため、ベストなタイミングはカップルによってさまざまです。

また、交際期間中はお互いの価値観や金銭感覚、ライフプランなど、意見や考えを伝え合うことが大切。もし考え方が違ったら、お互いが納得できるようよく相談しましょう。

将来についておふたりでしっかりと話し合い、お互いが「この人と結婚したい」と思えるタイミングをみつけてくださいね。

\結婚が決まったらブライダルフェア/

この記事を書いた人
ライターくま なかこ

ライターくま なかこ

編プロ出身のフリーランスエディター。月間120本以上、編集・執筆・校閲担当として、ライフスタイル・金融・ブライダル・エンタメメディアのコンテンツ制作に携わっています。

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