結婚式で友人代表スピーチを頼まれたら?文例やマナーを紹介!

結婚式で友人代表スピーチを頼まれたら?文例やマナーを紹介!

結婚式の友人代表スピーチは、ご新郎ご新婦の紹介を兼ねた友人からの祝辞。結婚式を盛り上げる演出のひとつでもあります。

そんな友人代表スピーチを頼まれたものの、「何を話せばいいかわからない…」「緊張してうまく話せないかも…」という人もいるかもしれません。

そこで今回は、結婚式の友人代表スピーチについて、基本的な構成や文例、成功させるためのポイントを紹介します。

事前にしっかりと確認しておき、心に残るスピーチにしてくださいね。

目次

友人代表スピーチとは

結婚式の友人スピーチには、友人代表スピーチとテーブルにマイクが回ってくるスタイルのテーブルスピーチの2種類があります。今回は、友人代表スピーチについて紹介します。

友人代表スピーチとは、友人代表としてゲストの前に立ち、ご新郎ご新婦の人柄やエピソードを紹介しながら、お祝いの想いを伝えるスピーチです。

大勢の前で話すのは緊張するという人もいるかもしれませんが、笑いあり涙ありの雰囲気で会場が盛り上がることもある友人代表スピーチを頼まれるのは、とても誇らしいこと。

事前準備をしっかりして臨み、ご新郎ご新婦に喜んでもらえるスピーチにしましょう。

長さは5分・1000字程度が目安

一般的に結婚式の友人代表スピーチは、ゲストやご新郎ご新婦に話しかけるようなスタイルで行います。

話す時間は4~5分、1,000文字程度が目安です。

緊張したり感極まったりと、うまく話せない場合も考慮して手紙の長さを調整しましょう。

友人代表スピーチの基本的な構成と文例

友人代表スピーチの基本的な構成は、以下のとおりです。この構成に従って書けば、自然な流れのスピーチになるでしょう。

1. あいさつ・お祝い
2. 自己紹介
3. 新郎または新婦とのエピソード
4. はなむけの言葉・締め

それぞれの目安時間と文例を詳しく紹介します。

1.あいさつ・お祝い

まず、これからスピーチがはじまることを伝えます。目安は30秒。もし、ご新郎ご新婦が起立していたら「どうぞ、ご着席ください」と一声かけましょう。

スピーチは、お祝いの言葉からはじまります。「〇〇さん、▲▲さん、結婚おめでとう」「ただいまご紹介にあずかりました〇〇です」といった文言で切り出しましょう。

【文例】

「○○さん、△△さん、ご結婚おめでとうございます。今日この日を心待ちにしていました。緊張してうまく話せなくなってしまいそうなので、いつものように△△ちゃんと呼ばせてください」

2.自己紹介

次に、ご新婦(またはご新郎)との間柄などを述べ、自己紹介をします。目安は30秒

このとき「誠に僭越(せんえつ)ではございますが…」の一言を添えると、目上のゲストに対する敬意を表現できるでしょう。

自己紹介するときのポイントは、簡潔にまとめることです。出会ったきっかけや想い出を簡単に話すと良いでしょう。

【文例】

「新婦の△△ちゃんとは、大学のサークルで出会いました。卒業して社会人になっても、休日に食事やお買い物に行って、楽しい時間を過ごしました」

3.新郎または新婦とのエピソード

次に、ご新婦(またはご新郎)とのエピソードを語ります。目安は2〜3分。エピソード紹介は、スピーチのメインになるところです。ご新婦(またはご新郎)の人柄や長所が伝わる話を、具体的に話しましょう。

【文例】

「△△ちゃんは昔からとても頑張り屋さんで、それは今でも変わりません。学生の頃は健康のためにと、毎日自炊して手作りのお弁当を持ってきていました。社会人になって仕事が大変そうなときも弱音を吐かず、最後まで責任をもってやり遂げていたことを思い出します。そんな頑張り屋の△△ちゃんですから、きっと〇〇さん(ご新郎)と温かな家庭を築けるはずです」

4.はなむけの言葉・締め

最後に、もう一度ご新郎ご新婦にお祝いの言葉をかけ、スピーチを締めくくります。目安は30秒

「△△ちゃん、〇〇さん(ご新郎)と幸せになってね」というお祝いの言葉と、「〇〇さん(ご新郎)、△△ちゃんのことをよろしく」と、自分の友人を相手に託す際の言葉を添えて、締めくくりましょう。

【文例】

「△△ちゃん、これからは優しい○○さんと温かい家庭を築いてくださいね。○○さん、私の大切な親友△△ちゃんを末永くよろしくお願いします。おふたりの幸せを心よりお祈りしています」

【文例】友人代表スピーチ全文

ここでは、先に紹介した基本構成に従い、新婦の友人代表としての例文を紹介します。

・学生時代からの友達としてのパターン
・会社の同僚としてのパターン

以上2つのパターンを紹介しますので、自分に近いパターンを参考にして、スピーチ文を作ってみてください。

【文例1】学生時代からの友達としてのパターン

ただいま司会の方よりご紹介にあずかりました、ご新婦の友人○○と申します。△△さん(ご新婦)、□□さん(ご新郎)、並びに両家の皆様、本日は誠におめでとうございます。そして、このような素晴らしい席にお招きいただき、心より感謝申し上げます。せんえつではございますが、お祝いの言葉を述べさせていただきます。大変緊張しているので、いつものように△△ちゃんと呼ばせてください。

△△ちゃんと初めて会ったのは高校生の時、ダンス部に入部したことがきっかけでしたね。△△ちゃんを最初に見たとき、とても笑顔が可愛くて「優しそうな子だな」と思ったことを今でも覚えています。そして、思ったとおり△△ちゃんはとても優しい子でした。

ダンス部では、発表会前になると毎日ハードな練習が続き、私は「今日はもうサボろうかな…」と何度も思う日がありました。でも、△△ちゃんはそんなくじけそうな私に対して「頑張ろう!私も一緒に行くから」と、引っ張って行ってくれました。そして、練習中も常に周りに気を配り、辛そうにしている子には「大丈夫?」とすぐに声をかけていましたね。みんな自分のことで精いっぱいなのに、そんなときも優しく声をかけられる△△ちゃんは偉いなぁと、いつも感心していました。そんな△△ちゃんの優しい雰囲気でみんながまとまり、発表会は最高のダンスステージになりました。あのときは照れくさくて言えなかったけど、すごく感謝していました。△△ちゃん、本当にありがとう。

社会人になってからも、仕事でミスをして落ち込んでいる私にメールをくれたり食事に誘ってくれたりして、励ましてくれましたね。私の誕生日には毎年お祝いの連絡をくれる、優しくてしっかり者の△△ちゃんは、私の自慢の友達です。△△ちゃん、□□さん(ご新郎)と、いつまでもお幸せに。□□さん(ご新郎)、△△ちゃんを、どうかいつまでも大切にしてあげてください。おふたりなら、きっと温かく明るい家庭を築いていけるはずです。

そして、困ったときは、いつも力になりたいと思っている友達がそばにいることを忘れないでください。おふたりの末永いお幸せを心より願い、私のスピーチとさせていただきます。

【文例2】会社の同僚としてのパターン

△△さん(ご新婦)、□□さん(ご新郎)、並びに両家の皆様、本日は誠におめでとうございます。ただいま司会の方よりご紹介にあずかりました、ご新婦、△△さんと同じ職場で働いております○○と申します。本日はこのような素晴らしい席にお招きいただき、心より感謝申し上げます。せんえつではございますが、お祝いの言葉を述べさせていただきます。

△△さんとは新入社員研修で知り合い、高校時代の部活が同じダンス部ということもあって、すぐに意気投合しました。プライベートでも、休日は食事や買い物に出かけたり、長期休暇は旅行を楽しんだりと、とてもいいお友達としてお付き合いさせていただいています。

新入社員研修のあとの配属先も同じでとても嬉しく、△△さんの思いやりのある温かい人柄に、私はいつも助けられてきました。仕事でミスをして落ち込んでいるときも、「〇〇さんなら大丈夫だから!」と励ましてくれたり、苦戦しているときは差し入れを持ってきてくれたりして、支えてくれました。

大きなプロジェクトをみんなでやることになったときも、どこかピリピリしている雰囲気のなか、△△さんはいつも笑顔で働いていましたね。△△さんの笑顔と優しい声かけでチームがまとまり、プロジェクトは無事に成功しました。△△さんは同期ではありますが、私にとっていろんな場面で背中を押してくれる、先輩のような存在です。

きっと□□さん(ご新郎)さんも、△△さんの笑顔に惹かれたのではないかと思います。自分が疲れているときでも常に周りに気を配ることができるところが、△△さんの魅力だと思います。きっと結婚しても、その笑顔で旦那様を癒してくれる、素敵な奥さんになることでしょう。

この笑顔がいつまでも続くよう、おふたりで力をあわせて幸せな家庭を築いてください。△△さん、□□さん(ご新郎)と末永くお幸せに。□□さん(ご新郎)、△△さんのことをどうぞよろしくお願いします。
これをもちまして、おふたりのはなむけの言葉とさせていただきます。本日は、本当におめでとうございます。

スピーチのマナー・気をつけること

友人代表スピーチは、結婚の場にふさわしいものであることが大前提。失礼のない内容であることはもちろん、忌み言葉や重ね言葉にも気を付けましょう。

ここでは、友人代表スピーチの基本マナーやありがちな失敗を紹介します。

忌み言葉を含めないように

忌み言葉は別れや不幸を連想させるため、結婚の場では避ける必要があります。忌み言葉の例は以下のとおりです。

切る・欠ける・壊れる・破れる・刺す・去る・飽きる・失う・終わる・途絶える・消える・閉じる・逃げる・別れる・冷える・避ける・割れる・泣く・消える・薄い・倒れる

また、再婚を連想させる重ね言葉も、結婚式にはふさわしくありません。例は以下のとおり。

皆々さま・ますます・くれぐれも・しばしば・たびたび・わざわざ・二度三度・またまた・重々・かえすがえす・かさねがさね

気づかずにうっかり使ってしまわないよう、スピーチ原稿をよく見直しましょう。

自分の話にばかりにならないように

友人代表スピーチは、あくまでもご新郎ご新婦の紹介が目的です。自分の話ばかりにならないようにしましょう。

ご新郎ご新婦のことを話しているつもりでも、いつの間にか自分の仕事の話や自慢話になってしまうと、「何の話?」と周りもしらけてしまいます。

話す前に、ご新郎ご新婦と関係ない話題になっていないか、しっかりチェックしましょう。

暴露話やプライベートな話題にならないように

友人代表スピーチで、ご新郎ご新婦のプライベートや過去の出来事を暴露するような話は御法度です。笑いを取ろうと思って、下世話な話やハラスメントにつながる話をしないよう注意しましょう。

大勢の前でペラペラとそのような話をすると、「こんな人が友人なのか…」と、ご新郎ご新婦まで白い目で見られてしまいます。節度のある内容にすることをお忘れなく。過去の恋愛話や失敗談、下ネタなども厳禁です。妊娠中や病気療養中など、体に関することも事前に相談しておきましょう。

新郎新婦に確認しておいたほうがよいこと

スピーチの具体的な内容はご新郎ご新婦に当日まで秘密にしておきたいものですが、事前に確認をしておくと安心なポイントがいくつかあります。一見、失礼にはあたらないような話題でも、ご新郎ご新婦にとっては言ってほしくないことかもしれません。

特に、次に紹介する3つは最低限確認しておくとよいでしょう。

お相手の名前の呼び方

友人のお相手のことをよく知らない場合は、読み方を確認しておきましょう。裕樹さん(ひろき)なのに、ゆうきさんと呼ぶなど、間違いに気付かず、思い込んで呼んでしまうこともあります。

また、普段はあだ名や呼び捨てでやりとりをする間柄でも、友人代表スピーチでは「○○君」「○○さん」と呼ぶのがマナーであり、慣れ親しんだ呼び方をしたいときは「ここからはいつものように○○ちゃんと呼ばせていただきます」と断りをいれます。

触れないでほしいこと

みんなの前で言ってほしくないことや、お相手に知られたくないこともしっかりと確認しておきましょう。何でも話せる親しい関係とはいえ、うっかり口を滑らせると本人を動揺させ、友情にもヒビが入ってしまいます。

逆に、積極的に話してほしいことがある場合は、忘れずにしっかりとメモしておきましょう。話してほしいことをスピーチに盛り込めば、お相手も喜びます。

スピーチのタイミング・時間

自分の出番を確認しておくと、心の準備ができ安心してスピーチに臨めるでしょう。いつスピーチするのか分からないままだと、緊張して食事も楽しめません。

自分が登場するタイミングに加えて、通路や立ち位置などを把握しておくと、さらにスムーズに進むでしょう。

スピーチするときのポイント

友人代表のスピーチは大勢の前で話す演出なので、普段人前で話すことのない人にとっては緊張するもの。しかし、表情が固くなったり、声が小さくなってしまったりすると、せっかくのお祝いの気持ちが伝わりません。

最後に、印象のよいスピーチにするためのポイントを紹介します。

ゲストや新郎新婦の顔を見ながら笑顔で

メモを見ながら話しても構いませんが、下ばかり見るのはNG。友人代表スピーチはご新郎ご新婦へのお祝いとゲストへの紹介を兼ねています。下ばかり見ながら話すのではなく、会場に視線を向けて話すことを心掛けましょう。

エピソードは1,2点に絞ろう

エピソードが多すぎると話があちこちに飛び、まとまりのないスピーチになってしまいます。時間もオーバーしてしまうので、ご新郎ご新婦の良いところを引き出すための話を1つ2つ、厳選して盛り込みましょう。

手紙にまとめておくと安心

手紙にまとめておくとカンペにもなり、スピーチ後におふたりへの贈り物として渡すこともできます。手紙を見ながら話す場合は、最初に「緊張して上手く伝えられないかもしれないので、メモを見ながら話させていただきます」と一言添えるとよいでしょう。

練習で緊張をほぐそう

大勢の前で話すことに慣れていない場合は、鏡を見ながら練習しておくと、当日の緊張が和らぐでしょう。口角を上げて軽く笑顔を作ると、声が出やすくなりますよ。タイマーでスピーチにかかる時間を測り、話すスピードを調整しておくとさらに安心です。

感動させようとしなくても大丈夫!お祝いの想いを伝えよう

結婚式の友人代表スピーチを頼まれるのは、とても光栄なこと。緊張するかもしれませんが、想い出深い結婚式にするためにも、心を込めてしたためましょう。

盛り込むエピソードや自分が登場するタイミングを事前に確認しておくと安心です。感動させようと気負う必要はありません。自分の言葉でお祝いの想いを伝えることが大切です。

友人代表スピーチをご新郎ご新婦との想い出を振り返る大切な時間にしてくださいね。

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この記事を書いた人
ライター 瀬上友里恵

ライター 瀬上友里恵

地方在住のフリーライター。詩人として創作活動も嗜む。2児の母として子育て奮闘中。

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