後悔のない写真を残したいなら、結婚式の前撮り・後撮りがおすすめ!

後悔のない写真を残したいなら、結婚式の前撮り・後撮りがおすすめ!

ウェディングドレスやタキシードに身を包んで撮った写真は、一生の記念になるものです。
結婚式や披露宴当日だけでなく、前撮りや後撮りといった別撮りをするカップルが増えた今、「自分たちも別撮りをしたい!」と気になっている人も多いのではないでしょうか。

今回は、どのくらいのカップルが別撮りをしているのか、どのくらいの予算をかけているのかや、どんな場所や衣裳で撮影しているの?どのように情報収集しているの?など、前撮りや後撮りにまつわるデータや役に立つ情報をご紹介します。

目次

結婚式の前撮り・後撮りとは?

結婚式当日ではない別の日に、ゆったりと時間をかけて婚礼写真の「別撮り」を行うカップルは少なくありません。一般的に、結婚式より前に撮影することを「前撮り」、結婚式を済ませた後に撮影することを「後撮り」といいます。また、挙式はせずに写真撮影だけを行うことは「フォトウェディング」と呼ばれています。

ゲストを迎える挙式当日は、ご新郎ご新婦だけでゆっくりと写真撮影をする時間が取れないことも多く、理想通りの写真を残せるとは限りません。そこでおふたりだけで別撮りを行い、アルバムや想い出に残すカップルが増えています。「時間を気にせずに撮影したい!」「当日にちゃんとした写真を撮れるか心配」「当日とは違う衣裳を着てみたい」「当日にふたりの写真を飾りたい」というカップルには、前撮りや後撮りがおすすめです。

前撮り・後撮り撮影している割合

まずは、どのくらいのカップルが前撮りや後撮りをしているのかをチェックしておきましょう。

リクルートブライダル総研が公開している「ゼクシィトレンド調査2022」によると、「別撮りのスタジオ・ロケーション撮影をした」というカップルの割合は、73.3%にものぼります。この結果からは、前撮りや後撮りをすることがすでに広く浸透していることが分かります。実際に、緑豊かな公園や街中のフォトスポットで撮影中のカップルを見かけたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

先輩カップルが前撮り・後撮りをした理由

すでに挙式を済ませた先輩カップルが前撮りや後撮りをした理由は、「結婚式では着られなかった衣裳を着てみたい」「時間を気にせずに納得いく1枚を撮りたい」などさまざまです。また、家族への贈り物にしたり結婚式のアイテムにしたりといったメリットもあります。

結婚式で着ないカラードレスや和装でも撮れる

別撮りの大きなメリットは、結婚式当日には着用しない衣裳を着て撮影できることです。「ゼクシィトレンド調査2022」でも、別撮りをした理由は「当日と違う衣裳が着られる」が67.5%、「和装で撮りたかった」が55.1%と、衣裳に関する声が上位を占めていました。

結婚式当日に着られる衣裳の数にはどうしても限りがあります。「会場との雰囲気と合わない」「着替えに時間がかかりすぎてしまう」といった理由で諦めた衣裳も、時間に余裕がある別撮りの日なら着用できます。

ゆっくり撮れる

結婚式当日のご新郎ご新婦は、式を滞りなく進行することに気を取られがちで、ゆっくりと写真を撮れないことも多いものです。

前撮りや後撮りは、「時間をかけて満足のいく写真を残したい」「衣裳やヘアメイクにこだわった写真をしっかり残したい」という人にぴったり。さらに撮られることに慣れておくと、挙式当日の写真撮影で緊張せずに済むという点も大きいでしょう。

希望する時期やロケーションで撮影できる

結婚式の日取りや会場を選ぶ際は、親族やゲストの都合にも配慮することが多く、おふたりの希望だけで決めるのは難しいものです。挙式が集中する時期には、希望の日時に式場が埋まっていることもあるでしょう。「緑がきれいな庭で撮影をしたい」のように理想を思い描いていても、イメージに合う式場が見つからなかったり、天候や気温がハードルになったりすることもあります。

その点別撮りであれば、おふたりの意向を最優先して撮影時期や撮影場所を決められるのがメリットです。

アルバムにして家族への贈り物になる

「ゼクシィトレンド調査2022」のデータで「別撮りののスタジオ・ロケーション撮影と一緒に(撮影スタジオなどに)依頼した内容」を見てみると、「自分たち用のアルバム作成」が45.2%、「親用のアルバム作成」が17.1%と、それぞれ上位に入っています。

前撮りや後撮りの写真をアルバムにして残せば、自分たちにとって一生の想い出になるのはもちろんのこと、親御様にとっても大切な1冊になるに違いありません。

前撮りなら結婚式のアイテムとして使える

結婚式の前に前撮りをしておくと、撮影した写真を結婚式のさまざまなアイテムに活用できます。「ゼクシィトレンド調査2022」のデータでも、「ウエルカムボードとして使うために別撮りをした」という回答の割合が44.3%と、3位にランクインしています。

ウェルカムボードだけでなく、招待状や席次表といったペーパーアイテム、当日に上映するムービーなどにも使って、結婚式を盛り上げましょう。

前撮り・後撮りの場所|人気の場所は?

前撮りや後撮りをするにあたって、まず悩むのが「どこでどんなふうに撮ろうかな?」ということでしょう。別撮りができる場所は、大まかに分けると「屋内にある撮影用のスタジオ」と、「撮影が許可されている屋外」という2つの選択肢があります。

それぞれのシチュエーションにどんな魅力があるのかをチェックしておきましょう。

スタジオ|天候や人目を気にせずとれる

屋内にセッティングされたスタジオでの撮影なら、天候や気温を気にすることなく撮影ができます。衣裳が汚れたり、風で乱れたりする心配もありません。

ウェディング専門のフォトスタジオには、チャペル風スタジオや日本庭園風スタジオなど、それぞれ雰囲気が異なるスタジオを備えているところもあります。また、ブーケやガーランド、シャボン玉といった撮影用の小物を用意しているスタジオも多く、手軽に印象的な写真を撮影できます。屋外だと「使いたい施設が工事中だった」「満開の桜の下で撮りたかったけれど予想以上に早く散ってしまった」なんていうハプニングもありますが、屋内ならその点も安心です。

さらにスタジオ撮影は基本的におふたりとスタッフだけで進行するため、「屋外の撮影だと人の目が気になって恥ずかしい」という人にもぴったりです。

ロケーション撮影|海や桜を背景に!

屋外でのロケーション撮影は、海辺や公園といった屋外から、歴史的建造物などの撮影可能な施設まで幅広い選択肢があります。ロケーション撮影は、季節の風景や空気感まで残せること、同じ場所であっても季節や時間帯によってがらりと違う雰囲気で撮影できることが大きな魅力です。

「ゼクシィトレンド調査2022」の「別撮りのロケーション撮影の場所」によると、人気があるのは「庭園」(32.5%)、「観光名所」(24.0%)、チャペル(20.2%)などです。撮影許可を取れる場所であれば、ありとあらゆるスポットが撮影の舞台になります。

「森」や「海辺」などの自然のなかで撮ったり、「高層ビル」や「イルミネーション」を背景にしたりと、おふたりらしさを追求した写真は、特別なものになるに違いありません。このほかに、おふたりの想い出の場所を指定したという人もいます。

前撮り・後撮りにかかる費用|料金相場は?

別撮りで気になることといえば撮影費用です。別撮りをしたいときは撮影業者やフォトグラファーに依頼するのが一般的で、料金は撮影カット数や衣裳の種類、納品方法などによって変動します。ここでは、前撮りや後撮りにかかる料金の相場についてご紹介します。

スタジオ

「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」によると、スタジオで撮影する場合の費用は、全国平均で「18万3,000円」でした。ボリュームゾーンは「10万~15万円未満」で、全体の22.8%を占めています。

細かな料金の設定は業者ごとに異なるものの、多くの場合は「撮影料」「衣裳」「着付け」「ヘアメイク」「撮影用小物」などがパッケージ化されているスタイルが一般的です。自前のアイテムを持ち込む際は持ち込み料がかかることもあるので、確認しておきましょう。

ロケーション撮影

「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」によると、ロケーション撮影を行う場合の費用は、全国平均で「20万4,000円」でした。実際に割合が高いのは「10万~15万円未満」が22.8%。次いで「15万~20万円未満」が16.9%となっています。

ロケーション撮影は、撮影料や衣裳代が含まれるパッケージにプラスして撮影場所までの移動費やスタッフの出張料がかかるため、スタジオ撮影と比較するとやや高めです。

前撮り・後撮りの衣裳|何着着た?

前撮りや後撮りで「どんな衣裳を着ようかな?」と考えるのは、結婚式当日の衣裳決めと同じくらいワクワクするもの。とはいえ選択肢が多くて迷ってしまうこともあります。ここでは「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」のデータをもとに、先輩カップルが別撮りで何着の衣裳を着たのか、どんな衣裳を選んだのかをご紹介します。

新婦の衣裳・スタジオ

スタジオ撮影でご新婦が着用する衣裳の枚数は「1着」が最多で、39.3%にのぼりました。とはいえ「2着以上」の回答も合計57.3%(無回答は3.4%)と過半数を超えているため、多くのご新婦が自分の希望や好み、予算などにあわせて柔軟に決めているといえるでしょう。
人気が高い衣裳の種類は「色打ち掛け」で、51.3%ものご新婦が選択しています。色打ち掛けは伝統ある婚礼衣裳ですが、難点は着付けに時間がかかること。そのため時間的な制約が多い結婚式当日ではなく、ゆったり撮影できる前撮りや後撮りで着用する人が多いことがうかがえます。

新婦の衣裳・ロケーション

ロケーション撮影でご新婦が着用する衣裳の枚数は「1着」が多く、全体の52.3%にものぼりました。その理由としては、屋外ではメイクや着替えのためのスペースを確保するのが難しいことが考えられます。

衣裳の種類としては、「ウェディングドレス」が49.9%、「色打ち掛け」が48.6%と人気。カラードレスや白無垢の割合は少なめでした。

新郎の衣裳・スタジオ

スタジオ撮影でご新郎が着用する衣裳の枚数は「1着」が55.2%と過半数を占めています。ご新郎の衣裳は、ご新婦の衣裳にあわせて和装もしくは洋装を選ぶのが一般的だといえるでしょう。割合としては色打ち掛けや白無垢にあわせる「紋服」が66.5%で1位、ドレスにあわせる「タキシード」が59.2%で2位という結果でした。

新郎の衣裳・ロケーション

ロケーション撮影でご新郎が着用する衣裳の枚数は「1着」が圧倒的で、全体の67.2%を占めています。着用した衣裳の種類は、スタジオ撮影時と同様に「紋服」が60.5%、「タキシード」が52.1%と、それぞれ高い割合を占めています。また、屋外というシチュエーションを生かして「フロックコート」を選択した人も、少数派ながら存在します。

前撮り・後撮りの時期|いつが人気?

別撮りをする際は、いつごろ撮影するかについても考える必要があります。結婚式の前後は準備や片付けなどで慌ただしくなりがちで、「別撮りは時間的な余裕があるときにしたい」と考える人も少なくありません。

「ゼクシィトレンド調査2022」によると、「別撮りのスタジオ撮影の実施時期」でもっとも多いのは「結婚式の21週間以上前」で、22.5%という結果でした。撮影の検討を開始した時期も「結婚式の7ヶ月前」が37.4%と、早いうちから別撮りについて調べたり手配したりする人が多いことが分かります。

ロケーション撮影の場合は、「桜」や「紅葉」など、季節の風景と一緒に撮影したいと考える人も多く、なかでも春や秋は過ごしやすい気温のため人気があります。理想のタイミングでロケーション撮影をするには、早めに予約をすることも大切です。

前撮りした写真を結婚式のペーパーアイテムやムービーに使用したい場合は、作成時間も考慮して依頼時に必ず納期を確認するようにしましょう。

前撮り・後撮りに必要なもの|小物やアクセサリー、インナー

別撮りで着る衣裳は、和装から洋装までさまざまなデザインのものがレンタル可能です。どんな写真に仕上げたいのかを考えつつ、撮影したい場所の雰囲気や好みにあった衣裳を選びましょう。

ほとんどの場合、身につけるアクセサリーや撮影用の小物もパッケージに含まれています。衣裳や小物を自分で用意したい場合は、事前に持ち込みできるかどうかを必ず確認するようにしましょう。

自分で用意する必要があるものは、結婚指輪や婚約指輪、装いにあわせた下着、そのほか撮影で使いたいアイテムなどです。用意してもらえるものや持ち込みに関するルールは異なるため、事前にチェックしておくことが大切です。

おしゃれな前撮り・後撮り写真を撮るポイント

「結婚式の別撮りをしたいけれど、なかなかイメージがわかない」「イメージしているカットをフォトグラファーに伝えられるか心配」というときは、SNSで情報収集したり、その写真を元に指示書を作成したりすると安心です。理想通りの写真を撮るために押さえておきたいポイントを解説します。

アイテムや髪型、フォトスポットはSNSでチェック

撮影場所や撮影の依頼先を探したいときに参考になるのが、卒花さんやフォトグラファーがSNSにアップしている前撮り・後撮りの写真です。フォトスポット選びに役立つのはもちろんのこと、気に入った写真をもとに「この人に撮ってもらいたい!」とフォトグラファーを選ぶカップルもいます。撮影映えするアイテムの作り方やヘアスタイル、ポーズなどの参考にもなるので、SNSで検索してみましょう。

ただしロケーション撮影の場合、場所によっては撮影許可を取る必要があるため、事前に施設や業者に確認するようにします。

こだわるならポーズやアングルの指示書を作る

「こんなアングルでこういうカットが撮りたい!」「背景にこの建物が見えるようにしたい!」といった希望がある場合は、指示書にまとめておくと当日の進行がスムーズです。参考になる写真を添えて、フォトグラファーと認識を共有するのに役立てましょう。

前撮り・後撮りで時間や場所を気にせず納得のいく撮影を!

結婚式の前撮りや後撮りは、挙式当日よりもゆっくりと撮影を楽しめるのが魅力。結婚式では着ない衣裳を選んだり、季節の風景の中で撮影したりと、おふたりらしさを思う存分表現しましょう。

前撮りで撮影した写真はアルバムとして残るだけでなく、結婚式当日のペーパーアイテムやムービーにも活用できます。おふたりでアイデアを出し合って撮った写真は、何度も見返したくなる宝物になるに違いありません。理想のタイミングで撮影するためにも、早めに準備に取りかかりましょう。

前撮り・別撮りよりもカジュアルに撮影を楽しめる「エンゲージメントフォト」のスタイルも要チェック!

撮影した写真をおしゃれに飾る方法はこちらの記事でご紹介しています。

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この記事を書いた人
ライター Ayako

ライター Ayako

専門誌編集を経て、制作会社で結婚式用オリジナルペーパーアイテムの制作サポート、お客様インタビューなどを担当。現在はフリーでエンタメやビジネスの記事を中心に執筆中。趣味はご朱印集め。

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