結婚式が安い時期はある?お得に挙式するポイント

結婚式が安い時期はある?お得に挙式するポイント

いざ結婚式を挙げよう!と思ったときに気になるのは「予算」ですよね。「せっかくなので予算を気にせず楽しみたい」という思いはあるものの、新生活やハネムーンのための費用も考えなければならず、結婚式費用を少しでも安く抑える方法はないか検討されている方も多いかと思います。また、基本料金を抑えて、お料理のコースをランクアップしたり、披露宴での演出を追加したりと、ゲストへのおもてなしにあふれた結婚式にしたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

結婚式費用を抑える方法のひとつに、「結婚式が安くなる時期に行う」というものがあります。また、時期だけでなく時間帯や日柄の選び方によっても価格が抑えられることがあります。

今回は結婚式が安くなる時期や、結婚式の費用を時期以外で抑えるポイントをご紹介しつつ、安いシーズンに挙式する際の注意点もあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

結婚式が安い時期・高い時期とその理由

同じ結婚式場でも時期によって料金が異なることがあります。一般的に結婚式が多いハイシーズンである春と秋は高く、結婚式が少ない夏と冬は安くなる傾向が見られます。

結婚式が安くなるのは「夏」と「冬」

「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」によると、1年のうちもっとも結婚式が少ない月は「1月」で全体の3.5%でした。次いで少ないのが「8月」の5.2%、その次が「2月」の5.7%となっています。結婚式が少ない夏や冬は、最初から挙式費用が安く抑えられていたり、割引プランが適用されたりと、普段よりお得に結婚式を挙げられるチャンスです。

夏と冬に結婚式が少ない大きな理由は「気温」や「天候」です。また、天候に加えて1月は年末年始、8月のお盆時期は帰省や旅行など、ゲストのプライベートな都合も考慮して結婚式を避ける人が多いようです。

結婚式が高くなるのは「春」と「秋」

1年のうち結婚式が多い月は「11月」で、全体の14.0%にものぼります。続いておなじく秋の「10月」が12.1%、そして春の「5月」の11.3%となっています。

10月と11月は、暑さもやわらぎ本格的な冬が訪れる前で、過ごしやすい時期です。加えて、春よりも行事が少なく、ご新郎ご新婦やゲストの都合がつきやすいことも結婚式の多さに影響していると考えられます。さらに「秋分の日」「スポーツの日」「文化の日」といった祝日があり、土日以外に選択肢が多いことも理由のひとつです。

5月は新緑の時期であり、屋外での演出も取り入れやすくなります。春の結婚式は、年度始めで何かと忙しい4月より5月が選ばれることが多いようです。

「ジューンブライド」と言われる6月は高い?

6月に結婚式を挙げると幸せになれるという言い伝えがあるジューンブライドは、「人気があって高い」というイメージを持っている方も多いでしょう。しかし「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」によると、6月に結婚式を挙げた人は全体の7.3%にとどまります。

6月は梅雨にあたり、天候が不安定になりがちです。そのため、春や秋のハイシーズンに比べると結婚式の数は多くなく、高額にならない傾向があります。

安い時期に結婚式を挙げるときの注意点

オフシーズンに挙式する際は、気温や天候の影響を少なくするための配慮が大切です。ちょっとした工夫をすることでゲストもおふたりも快適に過ごせるので、安い時期に結婚式を挙げるときは以下の注意点を考慮してみましょう。

夏に結婚式を挙げるときの注意点

夏に結婚式を挙げる際は、ゲストがなるべく涼しい屋内で過ごせるよう、屋外での演出をできるだけ減らしたり、屋外で演出をする際は時間を短くしたりしましょう。また、テーブルコーディネートに清涼感のある色味を取り入れたり、ひまわりをテーマに結婚式を行ったり、デザートに冷たいシャーベットを用意したりすれば、爽やかなイメージに。

さらに、夏場は外を少し歩くだけで汗だくになるものです。最寄り駅から距離がある場合は、晴れの日に備えておしゃれをしてきてくれたゲストのために送迎を手配しておけば負担を減らせます。一方、ゲストによっては屋内のエアコンが効きすぎていて寒いと感じることもあるため、ひざ掛けを準備しておくとよいでしょう。

冬に結婚式を挙げるときの注意点

冬場の結婚式では寒さ対策が必須です。使い捨てカイロや厚手のひざ掛けを準備しておくのもおすすめです。式場についてから衣服に着替えたり、靴を履き替えたりするゲストもいるため、更衣室も用意しておくと親切です。

夏の挙式と同様に、屋外での演出をなるべく減らし、屋内の演出を多くとりいれるのがおすすめです。加えて、会場装飾にキャンドルライトや雪のモチーフを取り入れれば、冬ならではのロマンチックな雰囲気を楽しんでもらえます

また、冬の結婚式では、企業が休みに入る年末年始を避けるようにしましょう。年末年始は帰省などずらせない予定がある人が多く、ゲストを困らせてしまう可能性があります。

結婚式の費用を時期以外で抑えるポイント

結婚式費用を抑えるには、人気の時期を避ける以外にもいくつか方法があります。ここでは、「挙式時期をずらすのは難しいけれどできれば安く抑えたい」というときに、押さえておきたいポイントと注意点を紹介します。

「直前割」を狙う!

急なキャンセルが出てしまった場合や、直前になっても結婚式の予約が入らなかった場合、結婚式場によっては空いている日程を対象に割引を受けられるプランを設けています。ゲストが親族のみなどの少人数結婚式や、おふたりや参加されるゲストが日程の調整がつきやすい、早めに結婚式を挙げたいなどの場合は、直前割が適用される直前予約を検討するのもおすすめです。

平日に結婚式をする

結婚式は、ゲストもおふたりも仕事などがお休みである土日祝日に偏りがちです。そのため予約の埋まりにくい平日の料金が割安に設定されている結婚会場もあります。

平日休みの仕事をしているゲストが多い場合や親族のみの結婚式であれば、平日のほうが喜ばれることもあるかもしれません。とくに遠方から来られるゲストがいる場合は、週末より交通機関のチケットやホテルを抑えやすいというメリットもあるでしょう。

ナイトウェディングなど時間をずらす

時期ではなく時間をずらす方法も検討してみましょう。結婚式の開始時間はお昼前後が人気で、夕方や夜の時間帯は割引が受けられる式場もあります

ナイトウェディングは、装花にキャンドルを追加したり、ガーデンをイルミネーションで彩ったりと、昼間と違った演出を楽しめるのが大きな魅力です。立地や式場のつくりによっては、日の長い時期ならロマンチックな夕焼けを見られるチャンスもあります。

ただし、結婚式と披露宴を終えると21時近くになってしまうこともあるため、高齢のゲストや小さな子どもが参列する場合は配慮が必要です。キッズルームやレストルームを用意しておくと親切でしょう。また、終了時刻や会場の場所によっては帰りの公共交通機関がなくなってしまう可能性もあります。宿泊の手配についても配慮しておきましょう。

人気の日柄以外を選ぶ

お日柄を重視しないのであれば、「大安」や「友引」など、結婚式に人気の日柄を外して選ぶのもひとつの方法です。式場によっては、結婚式の日取りとしては選ばれにくい「仏滅」の挙式に割引を実施しているところもあります。

最近ではお日柄を気にしない方も多くなっているようです。「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」でも「暦を重視した」と「やや重視した」は50.8%、「あまり重視しなかった」と「重視しなかった」は39.7%と、意見が分かれます。ただし、おふたりがお日柄を気にしていなくとも親御様や年配のゲストが気にする場合もあります。正式に日取りを決める前に相談しておくと安心です。

大型連休中を検討する

春のゴールデンウィークや秋のシルバーウィークといった大型連休は、ゲストの帰省や旅行などの予定を懸念して結婚式を避けるカップルが多い傾向があり、結婚式場によっては費用が抑えられるかもしれません。

ゲストのスケジュールは考慮したほうがよいものの、親族だけの結婚式で都合が分かっていたり、早めに連絡できたりするのであれば、大型連休中の挙式を検討してもよいでしょう。また、遠方ゲストは旅行と兼ねて参加してくれるかもしれません。大型連休のなかでも、連休の中日を避けて初日や最終日を選ぶことで、 ゲストも旅行などの予定を入れやすくなります。ただし時期的にホテルや旅館が埋まりやすいため、宿泊が必要な場合はその点にも配慮して早めに手配することをおすすめします。

結婚式費用を抑えたいなら安い時期も検討してみよう

結婚式費用を抑えたいなら、結婚式が少ない夏と冬が狙い目です。また、時期だけでなく、時間帯や日柄をずらしてみる方法もあります。ただし、オフシーズンの結婚式ではゲストが快適に過ごせるよう、暑さや寒さへの念入りな対策が大切です。そのうえで季節感あふれる演出を取り入れれば、「素敵だった!」と言ってもらえる結婚式になるに違いありません。招待するゲストの人数や年齢層なども考慮しつつ、自分たちにあった選択肢を検討してみましょう。

\結婚式の予算を相談しよう!

この記事を書いた人
ライター Ayako

ライター Ayako

専門誌編集を経て、制作会社で結婚式用オリジナルペーパーアイテムの制作サポート、お客様インタビューなどを担当。現在はフリーでエンタメやビジネスの記事を中心に執筆中。趣味はご朱印集め。

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