【結婚前に確認することリスト】結婚予定のカップルが話し合っておきたい22項目
結婚が決まったら、結婚式の計画を立てたり、親に挨拶をしたり、新居を決めたりと、やることがたくさんあります。そのなかでもおふたりが力をあわせて仲良く暮らしていくために大切なのが「話し合い」です。
とはいえ「結婚前にきちんと話し合う機会を作りたいけれど、何を話せばいいのかな?」「何を決めておけばいいの?」など、疑問を感じている人も多いのではないでしょうか。
今回は、結婚前に話し合っておきたいことをご紹介します。
- 目次
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- 結婚前の話し合いが大切な理由
- 相手や自分の考えを知ることができる
- 価値観や考え方を知ることができる
- 真剣に向き合ってくれているか確認できる
- 【お金】結婚前に話し合うこと4つ
- 毎月の収入と支出
- 家計の管理方法
- 借金・ローンの有無
- 貯金方法・老後資金の考え方
- 【家族・親戚】結婚前に話し合うこと3つ
- 両親との関係性
- 親と同居・親の介護
- 親戚との関わり方
- 【家事育児】結婚前に話し合うこと3つ
- 子供がほしいかどうか
- 子育て方針
- 家事分担
- 【仕事・働き方】結婚前に話し合うこと3つ
- 共働きか退職か
- 転勤や異動の可能性
- 転職・独立の可能性
- 【入籍・結婚式】結婚前に話し合うこと2つ
- 婚姻届を提出するかどうか
- 結婚式をするかどうか
- 【住まい】結婚前に話し合うこと2つ
- 新居への引越し
- 将来は賃貸か一戸建てか
- 【感情・価値観・夢】結婚前に話し合うこと5つ
- 落ち込んだとき
- ケンカをしたとき
- お互いの譲れないこと
- 将来の夢
- 記念日のこと
- 結婚前に話し合っておくことのコツ&タイミング
- お互いの気持ちに余裕があるときに話す
- 一度にたくさんのことを話しすぎない
- 相手の話を聞き、価値観を押し付けない
- 先輩カップルや専門家に相談する
- 結婚前の話し合いで不安を解消しておこう
結婚前の話し合いが大切な理由
考えや気持ちを伝え合う話し合いは、お互いを深く理解するために欠かせないものです。結婚後の新生活をスムーズにスタートさせるには、おふたりでしっかりと話し合い、できる限り心配を減らしておくことも大切!そこで、結婚前の話し合いが大切な理由についてまとめてみました。
相手や自分の考えを知ることができる
お付き合いを続けるなかで、じっくりと膝を付き合わせて結婚や結婚後の生活について話し合う機会がなかったという人も多いのではないでしょうか。
お互いに「結婚したい」という思いは同じでも、個々の人間である以上、細かな部分では考え方が違っていて当然です。
結婚についてお相手がどんな考えを持っているのかが分かれば理解度が深まり、連帯感を高めることもできます。また、何となく考えていたことを言葉にして相手に伝えることで「自分はこう考えていたんだ」「こうしたいんだ」と自分を知ることもできるでしょう。
価値観や考え方を知ることができる
プロポーズはされたものの、そのあとの具体的な話が進まないというケースも少なくありません。
日常のたわいもない会話を楽しむことも大切ですが、今後生活をともにしていくパートナーとして、そして、相手の価値や考え方を深く知る上でも「ちゃんと話そう」と提案したときに、おふたりの将来や自分の不安に向き合ってくれる人であるかも大切なポイントになります。
真剣に向き合ってくれているか確認できる
日々話し合うことで、お互いがどのくらい真剣に結婚に向き合っているかどうかも確認できます。それにより、今後の生活に関することを落ち着いて考えるきっかけになります。
自分がどれだけ真剣に結婚について考えているかを伝えられるだけでなく、お相手の言葉で新たに気づかされることもあるでしょう。話し合いは、同じ気持ちで結婚に向き合うために欠かせないことだといえます。
話し合うにはまず、何について話すのか、話し合いでどういったことを決めておくべきなのかを考える必要があります。続いては、結婚前に話し合っておきたいことを具体的にご紹介していきます。
【お金】結婚前に話し合うこと4つ
お金に関することは、聞きにくい・話しにくいことだからこそ、機会をつくって結婚前に必ず話し合っておきたい重要事項です。
毎月の収入と支出
結婚すれば、おふたりの収入で生活費をまかなわなければならないのはもちろんのこと、結婚式や新婚旅行、新居の準備などにもお金がかかります。大まかで構わないので、お互いの収入と支出(固定費)について情報を共有しておきましょう。
家計の管理方法
何にお金をかけるのかを確認することも重要です。たとえば「結婚式を豪華にするぶん、新婚旅行は国内で済ませる」「生活費はなるべく節約して、記念日などのイベントでは贅沢しよう」といったことです。
結婚後の収入と共通口座にまとめるのか、個別に管理するのか、また、家賃や生活費の負担の割合なども事前に決めておくことで、不満やケンカの原因になりにくくなりますし、新生活をスムーズにスタートできます。
借金・ローンの有無
奨学金、車のローン、カードローンといった負債は、結婚後の家計管理にも関わってきます。また、住宅ローンなどの審査に関わる場合も。借金がある場合は相手に言い出しにくいですが、後々トラブルにならないよう、正直に話しておきましょう。
貯金方法・老後資金の考え方
結婚前の貯金を共有財産にするのか、結婚後の各自の貯金額はいくらにするのか、また、資産運用のための投資の考え方などのすり合わせを。特に毎月の貯蓄は、おふたりの生活設計を立てる上でも必要なことのひとつ。将来の目標も含め、話し合っておくことが大切です。
【家族・親戚】結婚前に話し合うこと3つ
結婚はおふたりが夫婦になるというだけではなく、家族と家族のつながりができることでもあります。親や親族について考えてみましょう。
両親との関係性
パートナーは父親や母親との関係性がどうでしょうか。良好?険悪?パートナーとパートナーの親との距離感や付き合い方は、結婚後、自身にも関わってくる部分が大きいため、話を聞くだけでなく、実際に会ってコミュニケーションを取ることも大事です。
親と同居・親の介護
親との同居や介護についても話し合いが必要です。お互いの兄弟姉妹の有無や実家との距離なども関わってくるため、実家に関する情報は積極的に共有しておきましょう。
親戚との関わり方
親族や親戚との関わり方は、家庭や地域によって当たり前のことや習慣が大きく異なります。親戚付き合いひとつとっても、「お正月やお盆には必ず一同で集まる」というケースもあれば、「日頃は付き合いがなく法事などでしか顔をあわせない」というケースもあります。
結婚後のトラブルや行き違いを避けるためにも、親戚間の共通認識や慣例なども可能な限り、確認しておきましょう。
【家事育児】結婚前に話し合うこと3つ
結婚して家族をつくる、となったときに大切なのは子供のこと。子供がほしいのか、ほしくないのか、あわせて家事分担についても話し合っておきましょう。
子供がほしいかどうか
子供を持つかどうかは、家族となるおふたりにとって、とても大切であり、デリケートな話になります。
おふたりともほしいのであれば、「最優先で絶対にほしい」「あまり意識せず自然に任せる」といった優先順位や、「◯歳までに◯人ほしい」のような理想のプランも話しておくと、具体的な人生設計に役立ちます。
子育て方針
子供を持つことの優先順位が高い場合やすでに授かっている場合は、さらに踏み込んだ話をして意見を交換しておきましょう。
具体的には子供が生まれたら誰がどのくらい育児休暇を取得するのか、仕事とどうやって両立していくのか、どのように育児を分担するのかなどについてです。共通の認識を持っておくだけでも、結婚・出産後の生活がイメージしやすくなります。
家事分担
毎日の家事をどのように分担していくかは、実際におふたりで暮らしてみないとピンとこない部分もありますが、各々の希望や分担イメージに関しては結婚前に話し合っておきましょう。
ポイントは、得意な家事、担当したい家事について話しておくこと。このとき、単に「こうしたい」と希望を伝えるだけでなく、「こういう理由があってこうしたい」と話しておくと、建設的な話をしやすくなります。
たとえば「料理は苦手なので、掃除はできるだけきっちりこなしたい」のように、優先したい家事についても伝えておきましょう。
【仕事・働き方】結婚前に話し合うこと3つ
お互いの仕事や働き方、キャリアプランなどは、結婚後の生活・お金に深く関わってくることです。結婚を機に退職、転勤などがある場合は時間をかけて話し合う必要があります。
共働きか退職か
現在、正社員かフリーランスか、勤務時間や残業、生活リズムなど、お互いの働き方を知っておくことが円滑なコミュニケーションに繋がります。
また、遠距離恋愛の場合、結婚を機に退職する可能性も大いにあります。引越し先ですぐに就職するのか、しばらく専業主婦(主夫)をするのか、結婚を機に仕事を辞めるのかなど、お互いの意思を確認しておきましょう。
転勤や異動の可能性
有給休暇や育児休暇の取りやすさ、テレワークやフレックスタイム制といったライフワークバランスに関すること、転勤や異動の有無などの情報を共有すれば、おふたりでどのように協力していくかを話し合いやすくなります。
転勤がある場合は、家族ぐるみの引っ越しや単身赴任の可能性なども考えておかなくてはならないでしょう。
転職・独立の可能性
将来的に転職・独立する予定があるかどうかも話し合うべき事項です。転職などで収入が変われば、日々の暮らしに大きな影響が出ることはいうまでもありません。
さらに10年後はどのように働いていたいかなど、長期的なビジョンについて話しておくことも大切です。
【入籍・結婚式】結婚前に話し合うこと2つ
結婚式に関することでまず話し合いが必要なのは、結婚式を挙げたいかどうか。入籍のタイミングも含め、どのように考えているか知っておきたいことのひとつです。
婚姻届を提出するかどうか
役所に婚姻届を提出するのか、それとも事実婚にするのかは、夫婦のあり方をある程度決める重要事項です。
“婚姻届の提出=結婚記念日”とする夫婦が多いことに加え、運転免許証の変更手続きや銀行口座の名義変更手続きが発生し、職場などの各方面にも影響があるため、婚姻届を出す際はどのタイミングで提出するかも話し合いましょう。
結婚式をするかどうか
結婚式について、お互いどんなふうに考えているか話し合ってみましょう。挙げる場合は挙式場所やタイミング、希望するスタイル、どんな式場で挙げたいかなどもおふたりで共有しておく必要があります。
「仕事の繁忙期を避けたい」「家族だけのアットホームなパーティにしたい」「親の希望があるので地元で挙式したい」など、意見や希望を出し合ってイメージを固めましょう。
【住まい】結婚前に話し合うこと2つ
ライフスタイルや人生と密接なつながりがあるのが、住居に関することです。住宅購入は大きな買い物。家計管理も含め、しっかり計画を立てましょう。
新居への引越し
直近で考える必要があるのは、結婚後にどこで暮らすかでしょう。すでに同棲していて、継続して今の家に住み続けたとして、子供が生まれたらどうするかも話し合っておくといいですね。
結婚を機に引越すのであれば、引越し時期・場所(エリア)についても話し合いを。「おふたりの職場の中間地点に住む」「仕事が忙しいほうの通勤時間に配慮する」など、さまざまな選択肢があります。
将来は賃貸か一戸建てか
結婚後の新居に加え、先のことについても話し合いが必要です。賃貸で過ごすのか、それともどこかのタイミングでマンションや一戸建てを購入するのかは、家計や貯蓄の計画にも影響を及ぼします。
さらに「定年を迎えたら地元に帰りたい」「老後は夫婦でこのエリアで暮らしたい」のように、将来のビジョンを持っている場合は、早いうちから話し合いを重ねておきましょう。
【感情・価値観・夢】結婚前に話し合うこと5つ
感情の揺れや譲れないこと、そして、将来の夢など、内面的なことは会話をすることで、解消できたり、満たされたり、より可能性が広がったりもします。最後にコミュニケーションに関わることをまとめてみました。
落ち込んだとき
落ち込んでいるときにひとりになりたい人もいれば、寄り添って話を聞いてほしい人もいます。相手がどういうタイプなのか、どうしてほしいのかを知ることは、ともに生活するうえで欠かせないことだといえるでしょう。
ケンカをしたとき
気持ちがすれ違ってケンカをしてしまっても、ひとつ屋根の下で暮らす以上、完全に顔をあわせないわけにはいきません。「ケンカをしてもおはようとおやすみは言う」など、話し合ったうえでルールを設けておきましょう。
お互いの譲れないこと
夫婦となり一緒に生活していくには、お互いが絶対に譲れないことについて把握し、余計な干渉をしないことも必要です。
「結婚後も趣味やライフワークを続けたい」「時々は友人と出かけたい」など、譲れないポイントは人それぞれ異なります。話し合って、「ここは干渉しない」というラインを決めておくと、ケンカをしても長引かず、素直に「ごめんね」と言えるようになるはず。
結婚するとすべてが独身の頃のままというわけにはいきませんが、無理や我慢を重ねれば、やがて夫婦関係に亀裂が入ってしまうこともあります。家庭や家計に大きな影響がない範囲で、お互いの個人的なこだわりをできる限り尊重することが、夫婦円満につながるでしょう。
将来の夢
家族としてやってみたいことやチャレンジしたいこと、将来の夢なども積極的に語り合いましょう。「子供を連れてキャンプに行きたい」「自宅を建てたら家庭菜園にチャレンジしたい」など、どんなことでも構いません。
壮大な夢から、「休日はこんなふうに過ごしたい」「一緒にここへ行ってみたい」といった叶えやすそうなことまで、未来や将来について語り合えば、家族としての絆も強くなります。
記念日のこと
結婚記念日や交際を始めた日、誕生日やクリスマスといった記念日のうち、必ずお祝いしたい記念日を決めておくのも素敵なことです。記念日は日頃の感謝を伝えるきっかけにもなるので、お互いに忘れないように心掛けましょう。
結婚前に話し合っておくことのコツ&タイミング
結婚前に話し合っておいたほうがいいことはたくさんあるため、「あれもこれも話しておかないと」と焦ってしまうかもしれませんが、実のある話し合いをするには工夫も重要です。話し合いのコツとタイミングについて解説します。
お互いの気持ちに余裕があるときに話す
話し合いは、お互いの状況が落ち着いていて、なおかつ前向きに話ができそうなときに切り出しましょう。多忙で睡眠時間の確保がままならないときや体調を崩しているときなどは、落ち着いて話し合うことが難しいといわざるをえません。無理に時間を割いても、負担になってしまいます。
一度にたくさんのことを話しすぎない
一度の話し合いですべてを聞き出したり決めたりしないことも大切です。結論が出ないときはいったん保留にし、ひとりになってよく考える時間が必要になるケースもあります。
話し合いの際に横道に逸れがちな場合は、話し合う前に「今日は家事分担について話したい」「結婚式の日取りについて決めたい」など、あらかじめテーマを宣言しておくのもひとつの方法です。
相手の話を聞き、価値観を押し付けない
気持ちが通じ合っているおふたりといえども、育ってきた環境が違えば価値観が合わない部分も出てくるでしょう。まずは、「そんな考え方もあるんだ」と大らかに受け止めつつ興味を持って聞くことが、相互理解を深める第一歩です。
前提として「価値観が100%同じ人はいない」「ズレがあって当然」と考えておくと、価値観の違いが出てきても動揺することなく楽な気持ちで話し合いができます。お互いに歩み寄って妥協点を探したり、干渉しないラインを決めたりして、夫婦の形を作りあげていきましょう。
先輩カップルや専門家に相談する
すべてをおふたりだけで決める必要はありません。迷いや悩みがあるときや、話し合ってもなかなか結論が出ないときなどは、信頼できる共通の友人や先輩カップルに相談するなど、積極的に周りの協力を仰ぎましょう。
話し合いで喧嘩になりそうなときや言い出しづらい話をするときには、お互いに冷静になるために第三者に同席してもらうというのもよい方法です。
また、お金や保険に関することはファイナンシャルプランナーに尋ねるなど、専門家の力を借りることも視野に入れておきましょう。第三者の建設的な意見を聞くことで、一気に話し合いがまとまることもあります。
結婚前の話し合いで不安を解消しておこう
別々の道を歩んできたおふたりが夫婦となり、家族となる結婚は、人生の大きな節目です。笑顔で新婚生活をスタートさせるためにも、話し合いで不安を解消し、お互いへの理解が深まることで、絆も強くなるに違いありません。
「結婚したらこんなふうに暮らしたい」「こんな家庭を築きたい」など、明るい未来を一緒に描く気持ちでたくさん話し合いをしましょう!
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※記事内容を最新情報に更新しました(2025.12.16)