結婚式・披露宴の平均時間はどのくらい?人気の開始時間は?

結婚式・披露宴の平均時間はどのくらい?人気の開始時間は?

さまざまなスタイルが存在する結婚式や披露宴ですが、「平均時間はどのくらい?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。事前に平均時間が分かっていれば、どのような流れで行うか、入場やスピーチなどの一つひとつにどのくらい時間をかければよいのか明確になりますよね。

そこで今回は、結婚式・披露宴の平均時間について、挙式の流れや開始時間などを含めて解説します。これから結婚式を控えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

挙式の流れと目安時間

挙式の所要時間は、おおよそ30分程度といわれています。しかし、挙式といっても、教会式や人前式、神前式などのスタイルによって流れは異なります。

ここでは、3つのスタイルそれぞれの流れを紹介します。

教会式の流れ

結婚式(挙式)の定番スタイルともいわれる「教会式」は、キリスト教のしきたりにのっとって行うのが基本的なルール。結婚式といえば思い浮かべる「神様に愛を誓う」のイメージは、教会式の特徴です。

教会式のなかでも「プロテスタント」と「カトリック」の2つに分けられますが、一般的に結婚式場のチャペルで行われる風習はプロテスタントによるもの。以下は、基本的な教会式の流れです。

  1. 列席者・司式者入場
  2. 開式の辞
  3. 新郎入場
  4. 新婦入場
  5. 讃美歌斉唱
  6. 聖書の朗読・祈祷
  7. 誓約・指輪の交換
  8. ベールアップ・誓いのキス
  9. 結婚証明書署名・結婚宣言
  10. 閉式の辞・新郎新婦の退場

教会式の流れについて詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

人前式の流れ

宗教に関係のない「人前式」は、ご新郎ご新婦の思いのままに、自由な挙式スタイルを作れるのが特徴です。おふたりらしいオリジナルの挙式スタイルが叶い、衣裳も自由性が高いのが特徴です。

教会式や神前式とは違い、神ではなく列席者が立会人になるため、ゲストと一緒に作り上げるアットホームな挙式です。以下は、基本的な人前式の流れです。

  1. 列席者入場・着席
  2. 新郎・新婦入場
  3. 開式宣言
  4. 誓いの言葉
  5. 指輪の交換
  6. 結婚証明書に署名
  7. 結婚成立を宣言
  8. 閉式の言葉・退場

人前式の流れについて詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

神前式の流れ

神道の神々に誓う日本らしい挙式スタイルである「神前式」は、三々九度の杯を交わし、玉串を捧げ、ご新郎ご新婦の契りを結ぶのが特徴です。

神社、もしくは結婚式場の神殿で執り行い、衣裳は白無垢・紋付き羽織袴が正装です。白無垢は室町時代から格式高い衣裳として、身分の高い女性たちの間で着られていたもの。刺繡柄などでちょっとした自分らしさを表現することもできます。

以下は、基本的な神前式の流れです。

  1. 参進の儀(さんしんのぎ)
  2. 入場   
  3. 修祓(しゅうばつ)の儀 
  4. 祝詞奏上(のりとそうじょう)  
  5. 三献の儀(さんけんのぎ)
  6. 神楽奉納(かぐらほうのう)    
  7. 誓詞奏上(せいしそうじょう)
  8. 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
  9. 指輪の交換
  10. 親族杯の儀(しんぞくはいのぎ)
  11. 斎主挨拶(さいしゅあいさつ)
  12. 退場

神前式の流れについて詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

披露宴の流れと目安時間

結婚式場によって異なりますが、一般的に披露宴の時間は2時間半程度、ゲストのお見送りは30分程度です。入場から退場までゲストと一緒に過ごせる特別な時間だからこそ、気持ちよく過ごせるよう、プログラムごとの時間配分を前もって確認しておきましょう。

ここからは、披露宴の流れと目安時間をご紹介します。

披露宴前半(45分程度)入場〜ケーキセレモニー

披露宴前半に行われる主なプログラムと、それぞれの所要時間(目安)を表にまとめてみました。

かしこまったプログラムになりやすい披露宴前半ですが、ケーキセレモニーの前にちょっとした歓談の時間を設ける場合もあります。ご新郎ご新婦によるケーキ入刀は、結婚式で盛り上がる定番の演出。歓談の時間を設けて場の空気をあたためておくと、さらに華やかな時間になるでしょう。

お色直し(30分程度)

ケーキセレモニーが終わったら、ご新郎ご新婦のお色直しのために中座の時間を設けるのが一般的。かつてはご新郎ご新婦のおふたりが同時に退場するのが主流でしたが、まずご新婦が先に退場し、少し経ってからご新郎が退場する流れが最近の基本的な流れです。

お色直しには30分程度かかり、その間ゲストを退屈させないよう、おふたりの生い立ちムービーなどの映像 を上映するのも人気の演出です。

披露宴後半(1時間15分程度)再入場〜退場

お色直しが終われば、披露宴後半に突入です。披露宴後半に行われる主なプログラムと、それぞれの所要時間(目安)を表にまとめてみました。

演出や余興を楽しむなど、和やかな雰囲気の披露宴後半は、ご新郎ご新婦とお話ししたり、写真を撮ったり、余興や演出でゲストが参加する時間が多くなります。親友(ゲスト)のスピーチや親御様への手紙など感極まる瞬間も多くなりやすいため、時間には余裕を持たせておくのがおすすめです。

また、披露宴の終わりにはエンディングムービー(エンドロールムービー)を流すカップルが多くみられます。ご新郎ご新婦の写真とともにゲストの名前を掲載し、今までの感謝や来ていただいたことへのお礼を伝えるもので、目安時間は5~10分程度です。

二次会の流れと目安時間

披露宴のあとに行うのが二次会。事情があって結婚式や披露宴には参加できなかった人も含め、ご新郎ご新婦の親しい友人や同僚など多くの人が集まるパーティです。

二次会には決まった形式がないため、ゲスト参加型のゲームなどを取り入れると大いに盛り上がります。このとき、ビンゴゲームやくじ引き、クイズなど、誰でも気軽に参加できるゲームを選ぶとよいでしょう。

時間に関しても特に決まりはありませんが、一般的には2時間程度にするカップルが多いようです。

結婚式の開始時間別スケジュール

結婚式の開始時間は、午前・午後・夕方の3つのなかから選ぶのが一般的です。開始が早すぎたり、終了が遅すぎたりするとゲストによっては負担になることもあるため、事前に時間別のスケジュール例を確認しておきましょう。

上記はあくまで一般的なスケジュールで、結婚式場によって時間は異なります。前もって確認しておきましょう。

結婚式のスタート時間別メリット・デメリット

結婚式の開始時間で人気が高いのは「土曜日の午後」ですが、二次会まで含めて考えると、それぞれの時間帯にメリット・デメリットがあります。また、招待するゲストの年齢層によっても人気の時間は異なるため、それぞれの注意点を確認したうえで決めるようにしましょう。

午前スタートの結婚式

お祝い事は明るいうちにと昔からいわれているように、縁起がいいといわれているのは「午前」です。親族をメインとする挙式やご年配のゲストが多く参加する場合は、午前開始にすると喜ばれるでしょう。

また、披露宴の時間が昼食時間にあたるので、食事のリズムが崩れることなく進行できるのもメリットです。さらに、結婚式が日曜日の場合は、次の日から仕事のゲストも多いため、午前開始が喜ばれることもあります。

一方で、遠方から参加するゲストは前泊をしなければならない可能性があったり、美容院でヘアセットを行う女性は早朝から準備しなければいけなかったりするため、式場でヘアセットや着付けができる会場を選ぶなどの配慮が必要です。また、二次会までの時間を持て余しやすいため、場合によっては、二次会の時間を前倒しにして早めの解散にするなどの工夫も必要になるでしょう。

午後スタートの結婚式

時間に余裕をもって始められ、終了時間も丁度よい「午後」の開始は、バランスを重視したいご新郎ご新婦におすすめです。披露宴の終了が夕方ごろなので、二次会までの時間を持て余すことなく、スムーズに進行できるのもメリットです。

ゲスト・ご新郎ご新婦ともに時間にゆとりをもって結婚式や披露宴の準備ができるのもよいですが、食事の時間が中途半端になりやすいのは人によってデメリットとなるかもしれません。

また、宿泊の予定がない遠方ゲストは、二次会には参加できなかったり、途中で帰宅しなければならなかったりするため、二次会の開催を予定している場合は配慮が必要です。

夕方スタートの結婚式

夕方に開始される結婚式のことを「ナイトウェディング」とも呼びます。ゲストの年齢層が若い場合や、平日に開催する場合は、仕事が終わってからでも参加しやすいことから喜ばれる可能性が高いでしょう。

夕暮れ時から始めるので、日が沈んだあとのまた違った雰囲気を楽しめるのが魅力。キャンドルを使用した演出などが映え、大人っぽいロマンティックな雰囲気の結婚式にしたい場合におすすめです。

一方で、結婚式・披露宴の終了時間が遅いため、二次会を行うのが難しいのはデメリット。小さなお子さん連れやご年配のゲストがいる場合は喜ばれない可能性もあるため、ゲストのバランスを考えて決めましょう。

当日は何時に到着すればいい?

結婚式当日、ご新郎ご新婦の会場入りは、だいたい挙式開始時間の3時間前です。時間通りに到着できるよう、家を早めにでたり、複数の路線や行き方を調べておいたりすると安心です。

また、緊張して眠れないということもあるかもしれませんが、前日は早めに就寝し、体調を万全に整えておきましょう。

結婚式を時間通りに進行させるポイント

結婚式の進行は式場のスタッフが管理してくれますが、それでも演出を詰め込んだり準備が不十分であったりすると時間が押してしまうこともあります。時間が押すと、おふたりも安心して結婚式を楽しむことができません。時間通りに進行させるポイントを押さえておきましょう。

プログラムを詰め込みすぎない

ゲストを楽しませたくて色々と詰め込みたくなる披露宴ですが、プログラムはあまり詰め込みすぎず、余裕のある進行計画を立てるのが得策です。

また、演出が多すぎるとゲストがゆっくりと食事をしたりお話したりできないということも。できるだけ進行に余裕を持たせ、大切なゲストとの素敵な時間をたっぷりと確保することで、感謝のこもった素敵な披露宴になります。

準備・支度の時間も十分に考慮する

結婚式を時間通りに進行させるには準備や支度の時間も考慮することが大切です。準備や支度が時間内に終わらないと、開始時間そのものが押してしまい、式全体の進行に影響が出てしまいます。

そのため、まずは時間に遅れることがないよう、持っていくものは前日から準備しておきましょう。また、受付を頼んだ人や親族などへの連絡も忘れずに。当日にたくさんの連絡がきて慌てることのないよう、集合時間や出入口の場所などはまとめて送っておきましょう。

スピーチや余興の目安時間を決めておく

スピーチや余興をゲストにお願いする際は、目安時間も一緒に伝えておきましょう。スピーチや余興の時間が延びてしまうと、ゲストとの歓談や写真タイムが短くなってしまい、慌ただしい印象を与えてしまい兼ねません。最近は、余興時間よりもゲストとの歓談時間を多くとるカップルも多くなっています。

また、親御様への手紙の朗読や謝辞は、想いがあふれ、練習をしていても想定時間より長くなってしまうことがあります。お伝えしたいことをまとめ、時間的に余裕をもった内容にしておくと安心です。

ゲストを退屈させない工夫

結婚式の数時間が長いと感じるか、短いと感じるかは、その内容によります。せっかく大切な時間を空けて来てくれたゲストを退屈させないよう、いくつかの工夫を凝らしてみましょう。

ゲスト参加型の演出やサプライズ演出を取り入れる

ゲストを退屈させないようにするとっておきの方法は、ゲスト参加型の演出やサプライズ演出を取り入れることです。

例えば、挙式ではブーケトスならぬ「お菓子トス」がかわいくておすすめ。お菓子の詰め合わせをご新郎ご新婦で1つずつ用意して投げるものですが、女性だけでなく男性やお子様・ご年配のゲストも参加でき、盛り上がる演出です。

また、受付時のウェルカムスペースでできる演出として人気なのが「ウェディングツリー」。枝だけの木の絵が描かれたボードを受付の近くに設置し、ゲストにフィンガースタンプを押してもらったり、シールを貼ってもらったりしてカラフルな木を作ります。結婚式が終わっても想い出として残しておけるのが魅力です。

披露宴でご新郎ご新婦が再入場する際に、ゲスト卓のキャンドルに火を灯すキャンドルサービスは定番の演出ですが、ゲスト同士が火をつないでいく「リレー形式」にすると、ゲスト全員が参加でき、会場が一体感に包まれます。

中座の時間にムービー演出を取り入れる

お色直しが行われる中座の時間にムービー演出を取り入れるのもおすすめです。

お色直しは30分ほどかかり、ゲストをお待たせしてしまう時間です。もちろん、お手洗いにいってもらったり、ゆっくり食事をしてもらったりする時間とするのもよいですが、ムービー演出を取り入れれば、結婚式の雰囲気が途切れることなく、披露宴後半へ自然に移ることもできます。

ムービーの内容は、ご新郎ご新婦のプロフィールを紹介するものが一般的。おふたりのことをより知ってもらえれば、披露宴後半や二次会での会話がより盛り上がりますよ。

おふたりらしい内容にする

これまでご紹介したように、結婚式にはある程度決まった流れや演出があります。しかし、そのなかにおふたりらしさを加えることで、ゲストにとっても唯一無二な体験となります。

おふたりらしさを感じさせる装飾や演出をほどこしたり、親御様やゲストへの想いをひとつずつ形や言葉にして伝えることで「あっという間だった!」「名残惜しい」と思ってもらえる結婚式になるでしょう。

時間が経つのを忘れるほど楽しい結婚式に!

結婚式や披露宴はさまざまなスタイルや演出が存在しますが、挙式は30分程度、披露宴は2時間半程度が平均時間といわれています。

時間通りに進めるためには、プログラムごとの目安時間を決めたり、スピーチなどで参加予定のゲストに伝えたりしておくことが大切です。また、結婚式当日は準備や支度の時間でもバタバタとしやすいため、前日に準備し、早めに就寝しましょう。

入念に準備をしてもトラブルが起きたり計画通りに進まなかったりすることもあるかもしれませんが、おふたりもゲストも時間を忘れるほど楽しい一日にしましょう!

 

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この記事を書いた人
ライター michika

ライター michika

1995年生まれ、フリーライター・編集。ファッション誌の編集やweb制作を経て、現在はライフスタイルや恋愛、ビューティ、スピリチュアルなど女性向けの記事をメインに活動中。最近はトラベルライターとして旅行に関する執筆も。

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