再婚の結婚式はする?しない?おすすめの式のスタイルやご祝儀の対処法を紹介

再婚の結婚式はする?しない?おすすめの式のスタイルやご祝儀の対処法を紹介

再婚の場合、結婚式を挙げるべきかどうか悩むカップルも少なくありません。「ゲストはどこまで招待すればいいの?」「ご祝儀はいただくべき?」など、再婚ならではの悩みもあるでしょう。

また、再婚同士なのか、片方が初婚なのか、あるいは子連れ再婚なのかによっても、結婚式のスタイルは変わってきます。

この記事では再婚のカップル向けに、結婚式を挙げるかどうかやおすすめのスタイル、気をつけるべきポイントを解説します。ポイントを押さえながら、おふたりにとって最適な結婚式の形を見つけましょう。

目次

再婚の結婚式はあり?

再婚の場合、一度結婚式を挙げているだけに、もう一度結婚式を挙げるかどうか悩む人は多いかもしれません。しかし現在では、再婚で結婚式を挙げるカップルも増えており、周囲の理解も深まってきています。

実際、リクルートの『結婚総合意識調査2020』によると、どちらかが再婚または両方再婚のカップルの6割近くがウェディングパーティを実施しています。

結婚式は「おふたりが夫婦として新たな人生を歩み始める節目」です。結婚式を挙げて親戚や友人にお披露目をすることで、お互いの両親への安心にもつながるため、前向きに結婚式を挙げることを検討してみましょう。

再婚で結婚式を挙げる前に確認しておくこと

初婚のときとは異なり、ゲストの招待範囲や式のスタイル、ご祝儀など、再婚の場合は考えなければならないポイントがいくつかあります。そのため相手の状況や希望、周囲の意見などを取り入れながら、どのような結婚式がふたりにとって最適なのか、慎重に検討することが重要です。

以下で、再婚のカップルが結婚式前に確認しておきたいポイントを3つ見ていきましょう。

相手の希望を聞く

お互いの希望を聞く

再婚の場合、結婚式を挙げたいかどうかの意見がそれぞれ異なることがあります。特に、過去に結婚式を挙げた経験がある場合、「もう一度挙げるのは気が引ける」「再婚だからこそ、夫婦の節目として式を挙げたい」など、考え方は人それぞれです。

新婦側が初婚の場合は、本人やご家族が結婚式に対して憧れを持っている傾向にあります。しかし、相手が再婚だと遠慮をしてしまい、自分の希望を伝えられないケースも少なくありません。お互いの希望をしっかり話し合い、どのようなスタイルがふたりにとって最適か確認しましょう。

また、子どもがいる場合は、子どもたちの意見も尊重することが求められます。子どもが安心して式に参加できるような配慮をすることが大切です。

友人などに結婚報告をするか決める

友人への結婚報告をするか

再婚の際、友人や親族などに結婚報告をするかどうかも考えるべきポイントです。初婚のときとは違い、再婚の場合は前回の挙式に参加しているか否かによっても、どのように伝えるか検討する必要があります。

直接報告するのか、手紙や電話、SNSなどを用いて報告するかなど、報告の手段は相手との関係性によってさまざまです。例えば友人なら、「新しいスタートを切ることになりました」などと前向きな言葉を添えると、好意的に受け止めてもらえるでしょう。

一方で、前回の結婚を知っている人の中には、再婚を好意的に思わない人もいるかもしれません。その場合は、無理に報告しようとはせず、自然な形で伝えることを心がけましょう。

結婚式にかかる費用を調べる

費用を調べる

結婚式にはまとまった費用が必要で、再婚では初婚時より結婚式にかけられる費用が限られることもあります。特に相手が養育費や慰謝料を支払っている場合、金銭的な余裕がないことも少なくありません。

結婚式は式のスタイルや招待するゲストの人数、演出のこだわりなどにより費用が大きく変わります。式の費用をどのくらいかけられるのか、事前にしっかりリサーチして無理のない範囲で計画を立てましょう。

結婚式にかかる費用の総額や内訳、自己負担額の目安などは以下の記事で詳しく紹介しています。併せてチェックしてください。

再婚カップルにおすすめの結婚式

結婚式と言っても、式のスタイルやゲストの人数はカップルによってさまざま。再婚だからこそ形式にとらわれず、おふたりの希望を最優先にした結婚式を叶えたいですね。また、再婚ならではの事情を考慮し、費用やゲストの負担を減らすための工夫も大切です。

ここからは、再婚カップルにおすすめの結婚式の方法やポイントを紹介します。

ふたりだけで結婚式を挙げる

「盛大な結婚式は望んでいないけど、ふたりの記念に式を挙げたい」「周囲に気を遣わせたくない」という場合は、家族や友人を招かずに、ふたりだけで結婚式を挙げるという選択肢もあります。費用や準備の負担を減らし、気兼ねなく過ごせるため人気のスタイルです。

シンプルにチャペルや神社で挙式のみを行い、カメラマンに写真をお願いするなど、ふたりの想い出に残る挙式プランを提供している式場も増えており、選択肢が広がっています。

親や親族のみの少人数制にする

両親や家族だけを招待する少人数制の結婚式も、再婚カップルに人気です。アットホームな雰囲気の中で、大切な人たちと再婚を祝うことができます。

どちらかが初婚の場合は、親が結婚式を望むケースもあるため、家族の意見も尊重でき、絆を深める良い機会となるでしょう。新郎または新婦が地方出身の場合は、地域ならではの慣習やしきたりがあることもあるため、事前に確認しておくと安心です。

少人数制の場合は、レストランなどで食事会を兼ねたカジュアルなスタイルにしたり、ゲストハウスなどを貸し切って行ったりと、さまざまな方法があります。シンプルな結婚式であっても、しっかりと感謝の気持ちを伝えることで、喜んでもらえるでしょう。

少人数制の結婚式の概要やメリット、アイデア例について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

披露宴はなしで挙式のみ行う

披露宴を行わず、挙式だけを行うスタイルも選択肢のひとつです。教会や神社での挙式だけにすることで、形式を重視しつつも費用を抑えることができます。

披露宴の代わりに挙式後に お披露目をかねて家族や友人と軽い食事会を開くことで、フォーマルな雰囲気を保ちつつ感謝の気持ちを伝えることができます。

一般的な結婚式よりも費用が抑えられる点もメリットです。また、再婚であることを考慮して派手な演出を避けたいカップルにも向いています。

海外でリゾートウェディングをする

リゾートウェディング

初婚時に王道の結婚式を挙げた場合など、2回目の結婚式はがらりと雰囲気を変えたいと思うカップルには、リゾートウェディングがおすすめです。海の見えるガーデンウェディングや、サンセットを背景にしたロマンティックな挙式など、ロケーションを活かした演出ができるのも魅力的でしょう。

海外のリゾート地を選べばそのままハネムーンも兼ねることができ、子連れ再婚の場合は家族旅行としても楽しむことができます。費用を抑えつつ非日常感を楽しんだり、特別な時間を過ごしたりすることができる点もメリットです。

最近では、沖縄や軽井沢など国内のリゾート地でも手軽に挙式ができるプランが充実しているので、検討してみるのもよいでしょう。

再婚で式を挙げる場合のご祝儀はどうする?

再婚の結婚式では、ご祝儀について悩むポイントです。特に招待するゲストが前回の結婚式にも参列している場合は、金銭面の負担を考慮しなければなりません。

ここでは、再婚で式を挙げる際にご祝儀をどうすればよいか、対応方法やポイントについて解説します。

ご祝儀はもらわない

ご祝儀はもらわない

初婚の際にご祝儀をもらっている場合、再婚でもう一度ご祝儀をもらうのは気が引けるという方も。そんなときは、あらかじめご祝儀を辞退するという方法があります。

当日の受付でのやり取りを避けるため、招待状などでご祝儀を辞退する旨を明記し、事前にゲストへ伝えておくとスムーズです。

ただし、ご祝儀を辞退すると当然、式にかかる費用は親からの援助などがない限り全額自己負担となります。金銭的な負担が大きくなるため、予算計画をしっかり立てることが重要です。

会費制の結婚式にする

ゲストの負担を軽減し、気軽に参加してもらいたい場合は結婚式を会費制にする方法があります。レストランウェディングやカジュアルなパーティ形式にして、会費は飲食代のみなど低めの金額設定にするとよいでしょう。事前に会費が設定されているため、ゲストもご祝儀額に悩むことなく参加できます。

会費は飲食代と引出物代わりのプチギフトを合わせた金額を設定しましょう。相場は会場にもよりますが1〜2万円程度が目安です。

引出物を高価にする

ご祝儀を受け取る場合、引出物を少し高価なものにすることで、ゲストへの感謝の気持ちを表すのも一案です。通常の結婚式の引出物は、ゲストひとり当たり5,000〜8,000円程度が目安のため、気持ちを上乗せできるよう参考にしましょう。

引出物は高級スイーツやカタログギフトなど、万人受けしやすく特別感のあるギフトを選ぶのがポイントです。引出物には感謝を込めたメッセージカードを添えることで、おふたりの想いを伝えられます。

ご祝儀を辞退していても、当日に思いがけずいただいた場合は、後日内祝いとしてギフトを贈るとよいでしょう。ギフトなどで一人ひとりへのおもてなしの質を高め、相応のお返しをするという気持ちが大切です。

人気の引出物と選び方、金額相場やマナーについての詳細は、以下の記事で紹介しています。ぜひ一緒にチェックしてください。

再婚の結婚式での配慮ポイント

再婚の結婚式の際は、通常の結婚式とは異なり、招待するゲストの選定や家族構成への気遣いが求められます。一度招待したことのある方を再び招待しても良いかと悩む方も多くいるでしょう。中には会社関係の人を呼んでもよいか躊躇する方も。

ここでは、再婚だからこそ気をつけたい配慮ポイントについて解説します。

招待するゲストのバランス

再婚の結婚式では、誰を招待するかがとても悩むポイントです。一度招待した方を再び招待しても良いのか、会社関係の人を呼んでも良いかなど、ゲストの招待を躊躇してしまう場合もあるでしょう。

一方が、初婚であればゲストをたくさん呼びたいというケースも多く、新郎新婦のゲストのバランスが気になるかもしれません。その場合は、無理に人数合わせをしなくても大丈夫です。大切なのはおふたりが「祝ってほしい」と思う人を招待すること。一度招待した人に再び声をかけることに戸惑いがある場合は、家族や親しい友人だけに絞っても問題ありません。

もしゲストの人数が偏ってしまったら、テーブル配置や座席を工夫することで違和感をなくすことができます。例えば全体を長テーブルで構成したり、ゲスト数に応じて円卓に大小の差をつけたりするのもひとつの方法です。式場のスタッフと相談しながらバランスを調整しましょう。

招待するゲストの人数に悩んだら、こちらの記事も参考にしてください。招待する人数の決め方やタイミング、注意点などを解説しています。

子連れウェディングの場合

再婚同士、またはどちらかが子連れで再婚する場合、結婚式では子どもが安心して参加できる環境を整えることが重要です。子どもにとっても、結婚式は新しい家族の一員になることを実感できる場となります。

子どもが参加しやすい雰囲気を作るために、挙式の演出をお願いするのもおすすめです。たとえば、子どもにリングボーイやフラワーガールとして参加してもらったり、一緒にケーキ入刀やファミリーバイトをしたり、子どもから新郎新婦へ手紙の朗読してもらったりするなど、家族で一緒に楽しめる演出を加えることで、絆を感じられる心温まる式になります。

また、子どもの年齢や性格に合わせた配慮も必要です。長時間の式や披露宴が負担にならないよう、式の時間を短くしたり、子ども用のスペースを設けたりする工夫を取り入れましょう。新郎新婦が中座するときに備えて、子どもの預け先を考えておくことも忘れてはいけません。

子どもと一緒に行う結婚式を成功させるポイントや、おすすめの演出については以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひチェックしてくださいね。

再婚の結婚式はおふたりに合ったスタイルを

再婚の結婚式に、「こうしなければいけない」といったルールや決まりはありません。結婚式を挙げるかどうか悩むカップルは多いですが、大切なのはおふたりの気持ちや状況を考慮しながら、無理のないスタイルを選ぶことです。

再婚だからといって遠慮はせずに、ご祝儀やゲストの選び方に配慮しながら、新たな門出をお祝いしましょう。どんな形であっても、結婚式はおふたりにとって特別な節目となるもの。再婚だからこそ実現できる、想いのこもった結婚式をぜひ形にしてみてください。

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この記事を書いた人
ライターくま なかこ

ライターくま なかこ

編プロ出身のフリーランスエディター。月間120本以上、編集・執筆・校閲担当として、ライフスタイル・金融・ブライダル・エンタメメディアのコンテンツ制作に携わっています。

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