ゲストの満足度を高める結婚式にするには?ゲストも嬉しいおもてなし

ゲストの満足度を高める結婚式にするには?ゲストも嬉しいおもてなし

ご新郎ご新婦だけでなくゲストも参加する結婚式では、「丁寧なおもてなしでゲストに喜んでもらいたい」「想い出に残る楽しい結婚式にしたい」など、ゲストの満足度を高めたいもの。

最近では、自分たちのこだわりポイントを盛り込む一方、ゲストに満足してもらうにはどうしたら良いか考えて結婚式準備を進めるご新郎ご新婦様が増えてきました。

そこで今回は、ゲストの満足度が高い結婚式のポイントについて解説します。満足度を下げてしまうNGシーンについても紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

ゲストの満足度を上げる会場の選び方

まずは、結婚式準備の初めの段階である式場選びから。ゲストの満足度を上げる式場を選びましょう。

ゲストの満足度を上げる式場選びのポイントは、移動による体への負担をかけないようアクセスが良い会場にすることや、会場内での移動が少ないスムーズな動線がある会場にすることです。

アクセスがよい会場を選ぶ

遠方から来られるゲストや高齢者のゲストのことも考慮し、アクセスがよい場所を選びましょう。移動距離や移動時間が長いと、体に負担をかけてしまいます。

例えば、「最寄り駅から徒歩15分」「最寄り駅からさらにバスに乗り継ぐ」という場合はゲストに負担をかけてしまうことがあります。また、歩く距離が長かったり足場が悪かったり、住所が分かりにくかったりする場合は、送迎を用意するなど工夫しましょう。

結婚式を心から楽しんでもらうためにもアクセスが便利な会場にし、体への負担を減らすことを心掛けてくださいね。

移動が少ない会場を選ぶ

会場内での移動が少ないことも大切なポイントです。例えば、「チャペルと披露宴会場が離れている」「控室・更衣室・喫煙室・トイレなどが別のフロアにありそれぞれ離れている」といった会場だと、移動が大変です。

そのため、控室や受付場所がわかりやすかったり、挙式会場から披露宴会場までの移動が短く、スムーズに移動ができたりする会場は、ゲストの満足度を高めるポイントになります。

また、披露宴会場近くにトイレや授乳室があることも大切です。さらに、足の不自由なゲストや高齢者には体に負担をかけてしまうので、バリアフリーも考慮しましょう。スロープ付きの階段や広いエレベーターなど、車いすでも無理なく移動できる会場がおすすめです。

貸切にできる会場を選ぶ

他の結婚式に来たゲストとバッティングしない会場を選ぶこともゲストの満足度を上げるための大切なポイントです。貸切なら、他の結婚式のゲストを気にすることなく過ごすことができます。エレベーターやトイレが混みあって待たされるということもないでしょう。

ただし、結婚式場によって「貸切」の意味が異なるので注意しましょう。フロアごとで貸切、時間帯で貸切など会場によって貸切の形態はさまざまです。

ゲストとゆっくりすごしたいなら、一軒家貸切タイプのゲストハウスがおすすめです。

ゲストの満足度を上げるおもてなし

ここからは、挙式や披露宴においてゲストの満足度を上げるおもてなしについて紹介します。会場をお祝いムードにする音楽や映像など演出をはじめ、お料理やドリンク、引出物、ゲストへのメッセージなど、簡単に工夫できるポイントがたくさんありますよ。

料理・ドリンクにこだわる

披露宴ではお料理を楽しみにしているゲストが多くいるため、ゲストの満足度を大きく左右するといっても過言ではありません。結婚式という特別な機会ですから、質にこだわった贅沢なお料理やドリンクでおもてなししたいですよね。

お料理でゲストを喜ばせたい場合は、予算に応じてアップグレードやランクアップ、オプション演出を取り入れると良いでしょう。

また、ドリンクの好みは人それぞれなので、なるべく種類を多くして選択肢を増やすとより楽しんでもらえます。満足度もアップするでしょう。

冷めたお料理でがっかりされないよう、キッチンが併設されていることや、オリジナル料理やドリンクがあることも、ゲストが満足するポイントです。

サプライズ プレゼントを贈る

親御様へ、ご新郎からご新婦へ、おふたりからゲストへ、サプライズでプレゼントを贈る演出も喜ばれます。予想外の贈り物に驚いて感動している姿は、見ている側も思わず涙を流してしまうでしょう。

サプライズプレゼントの演出を成功させるためのポイントは、時間に余裕を持って準備し、会場のスタッフや同僚など、周りの人に協力してもらうことです。結婚式直前になって準備をしても段取りを練る余裕がなくなってしまうので、早めに会場と連携をとり、当日のタイムスケジュールを把握しておきましょう。

なお、定番のサプライズプレゼントは花束や手紙ですが、お祝いのムービーや手作りのアルバムも人気です。歌の生演奏などその場で披露する演出はシャッターチャンスが多く、会場も盛り上がるでしょう。

引出物・引菓子は厳選する

引出物やお菓子は、ゲストが家に帰ってから開けるのを楽しみにしている贈り物です。特に引出物は結婚式の余韻を感じるアイテムなので、想い出に残る品にしたいもの。

基本的に引出物の内容はご祝儀の金額によって変わるので、主賓や上司など、ご祝儀が高くなると思われるゲストに対しては、引出物の金額も相応にする必要があります。予算にあう中で、ゲストの好みやリクエストにあわせてそれぞれ選ぶと良いでしょう。

なお、大きくて重たいものは持ち帰りに不便ですし、趣味嗜好に偏りのあるものは使いづらいのでなるべく避けたほうが良いでしょう。ゲストのことを第一に考え、感謝の気持ちを伝えるための品であることに留意して選んでくださいね。

印象に残る映像・写真を撮る

結婚式当日の写真や映像をエンディングロールで流したり、結婚式後に集合写真を配ったりすると、ゲストも感激してくれます。当日の様子を記録に残すことで余韻に浸ることができ、「想い出に残る結婚式になった」と喜んでもらえるでしょう。

結婚式の写真やムービーは、結婚式場が制作してくれる場合や、映像制作会社に依頼して制作する場合があります。この方法なら手間がかからず、クオリティの高いものを作ることができます。

予算をなるべく抑えたい場合は、動画編集ソフトを使って自分たちで作るというのもひとつの手段です。動画編集が得意な友人がいれば、友人に相談してみましょう。協力してくれた友人も、自分の制作した動画がスクリーンで流れれば感動してくれるはずです。

ゲストも楽しめる演出を取り入れる

ゲスト参加型の演出を取り入れれば会場も盛り上がり、より想い出に残る結婚式になるでしょう。楽しい演出を体験してもらうことで、ゲストの満足度も上がります。

ゲスト参加型の演出を取り入れる際のポイントは、「カラードレス色あてクイズ」など、あまり難しくなく誰でも参加できるような演出にすることです。正解者にささやかなプレゼントを渡せば、さらに満足度がアップするでしょう。

また、ウェルカムスペースでゲストをお出迎えする「ウェルカムツリー」を置くなど、披露宴以外でも楽しめる工夫をすることも大切なポイントです。さまざまなアイデアと工夫で、ゲスト全員が楽しさを感じる演出にしましょう。

ゲストへのメッセージを手書きする

手書きの席礼で披露宴のはじまりをおもてなしするのも、ゲストに喜ばれるポイントです。一言で良いので、手書きのメッセージを書いて席に置いておけば、来てくれたことへの感謝の気持ちを伝えることができるでしょう。

ゲストを披露宴会場の席まで案内する「エスコートカード」もおすすめです。エスコートカードは手作りしやすく、紙にゲスト一人ひとりの名前とテーブル番号を書くだけで完成するので時間もかかりません。材料も100円ショップで入手できるものもあるので、費用をかけずに作ることができるでしょう。手書きなら真心も伝わります。エスコートカードを工夫して作って想いを伝えるご新郎ご新婦も多いので、ぜひこだわって作ってみてください。

ゲストの満足度を下げないよう注意すること

ここからは、逆にゲストの満足度を下げてしまうNGなシーンについて紹介します。こだわり過ぎたために演出が過度になってしまったり、次のプログラムまでの準備が長くなって待たせてしまったりと、ゲストにストレスを感じさせてしまうことがあります。結婚式の計画を立てるときは、第三者の立場で客観的に行うことが大切です。

やりすぎな演出

参照元:アニヴェルセル

結婚式の主役は、ご新郎ご新婦です。「自分たちのやりたい演出でおもてなししたい」「オリジナルにこだわり、ほかの結婚式と差をつけたい」と思うカップルもいるでしょう。

しかし、指定事項やルールが細かいゲスト参加型の演出にすると、ゲストはそればかりに囚われて心から楽しむことができない可能性があります。また、映像や音楽などの演出や、余興やイベントなどが多すぎると、お料理をゆっくり味わうことができなかったり写真を撮ることができなかったりし、不満を感じさせてしまうことも。

演出は会場の雰囲気を盛り上げるためにも大切なポイントです。しかし、やりすぎるとゲストが気遣いや疲れを感じてしまうことがあるので、ほどほどにしましょう。式場見学で実際に演出を体験してみるのも良い方法です。

新郎新婦との時間が少ない

ご新郎ご新婦と写真を撮るタイミングが少なかったり話す時間が短かったりすると、満足度が下がる原因になってしまいます。ゲストは、おふたりに会いお祝いの気持ちを伝えるために結婚式に参加しているため、ご新郎ご新婦と触れあう時間がないとがっかりするでしょう。

また、ゲストの中には親族や友人などたくさんのゲストに対して遠慮がちになり、ご新郎ご新婦のテーブル席に行くタイミングを逃す人もいます。このようなゲストのためにも、各卓周りを取り入れたり、話してないゲストがいれば積極的に声をかけにいったりし、触れあう時間の確保に努めましょう。

待ち時間が多い

挙式後の撮影時間が長いなど、待ち時間が長いことも満足度を下げてしまいます。

結婚式はご新郎ご新婦の準備の兼ねあいもあり、「受付後、挙式会場に移動するまでの待ち時間」「挙式後、披露宴会場に案内されるまでの時間」など、何かと待つ場面が多くなります。待ち時間が長いと、「今何の時間?」「あとどのくらいここで待たなければならないのか」と感じさせてしまうので、退屈にならないような工夫をしましょう。

例えば、ドリンクでおもてなししたり、プロフィールシートを読んでもらったりすれば、これからはじまる結婚式への期待感を高めることができます。どんなふうに過ごしてもらえば良いか分からないときは、担当のプロデューサーに相談してみましょう。

お色直しが多すぎる

お色直しは盛り上がる演出のひとつですが、何回も行うとご新婦の不在時間も長くなってしまいます。お色直しには時間がかかり、回数が多い分ゲストを待たせることになります。また、お色直しのたびに入場シーンを作る必要があり、ゲストの反応も徐々に薄くなってくる可能性があるので注意しましょう。

ゲストはおふたりと過ごす時間を楽しみにしています。「憧れのドレスをたくさん着たい」という気持ちもあるかもしれませんが、ゲストと一緒に過ごす時間をたくさん作ることを心掛けることが大切です。お色直しは1〜2回、それ以上はヘアチェンジにとどめ、着たい衣裳は前撮りや後撮りで撮るなど工夫するとよいでしょう。

お色直しについてはこちらの記事も参考に!

花嫁の手紙が長い

ご新婦から親御様への手紙も定番の演出ですが、あまりにも手紙が長すぎると、最初は感動して聞いているゲストの思いも冷めてしまうことがあります。

伝えたい想いがあふれてつい長くなってしまうかもしれませんが、ゆっくり読んでも5分以上にならないようにすることが大切なポイントです。目安は文字数にして約600〜800文字程度、便箋3枚くらいです。

また、書き終わったら一度読み、時間を測ってみることをおすすめします。長ければ内容を見直し、言い回しや表現を書き換え、簡潔にしましょう。

ゲスト目線で満足度を上げる結婚式にしよう!

ゲストの満足度を上げるためのポイントは、アクセスや会場内の移動がスムーズな式場にすることや、予算に応じてお料理・引出物のグレードを上げること、映像や写真、メッセージを贈り想い出に残る演出でおもてなしすることなどが挙げられます。

結婚式はふたりの晴れ舞台であるものの、ゲスト目線を忘れてこだわりすぎると、ゲストの満足度が下がってしまいます。「楽しませよう」と思って行ったことが裏目に出ることもあるので、先輩花嫁の事例を参考に、結婚式場ともよく相談しながらゲスト満足度が高い結婚式にしてくださいね。

 

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この記事を書いた人
ライター 瀬上友里恵

ライター 瀬上友里恵

地方在住のフリーライター。詩人として創作活動も嗜む。2児の母として子育て奮闘中。

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