結婚式場の打ち合わせ回数は何回?当日までの大まかなスケジュール&流れ【結婚式打ち合わせ編】

結婚式場の打ち合わせ回数は何回?当日までの大まかなスケジュール&流れ【結婚式打ち合わせ編】

プロポーズを受け、結婚が決まったおふたり。結婚式場との成約を済ませた後、結婚式当日までのスケジュール、そして、いつまでに何を準備しなければいけないか…初めてのことに悩まれる方も多いはず。

プランナーとの打ち合わせは何回あるのか、また、打ち合わせの内容や打ち合わせまでに準備することはあるのか…など、結婚式場スタッフとの打ち合わせについて、まとめてみました。

目次

結婚式の打ち合わせとは?

結婚式場スタッフとの打ち合わせ

結婚式は、ゲストを何人呼ぶか、神前式や人前式といった挙式スタイルをどうするか、また、披露宴のテーマや演出、料理の内容や装飾など、新郎新婦が決めることがたくさんあります。

それら一つひとつのことを、時間をかけて結婚式場の担当プランナーと相談して決めていく=“打ち合わせ”がマストです。

打ち合わせは数回あり、プランナーからは打ち合わせまでに準備しておいてほしいこと=“宿題”が伝えられます。次の打ち合わせまでに、その宿題をしっかりやっておくことで、結婚式準備がスムーズに進みます。

結婚式場や結婚式の内容によって、打ち合わせの内容や回数などに違いがありますが、今回は一般的な結婚式をベースに、結婚式の打ち合わせに関することをまとめてみました。

●いつから始まる?打ち合わせの開始時期

結婚式場でドレス試着

結婚式場によって多少の違いはありますが、プランナーとの本格的な打ち合わせは、結婚式の3~4ヶ月前から始まり、数回にわたって行われます

結婚式の何ヶ月前に会場を契約するかによって、最初の打ち合わせのタイミングがいつになるかというのは異なります。

式場予約・契約が早ければ、最初の打ち合わせまでの期間が数ヶ月空くため、その間にさまざまな結婚式準備が進められるというメリットもあります。

式場探しから式当日までの平均期間は約8~10ヶ月

結婚式場を探す

「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023」(全国平均値)P29によると、結婚式の【検討開始時期】は平均10.5ヶ月前、【決定時期】は平均8.7ヶ月前です。

ちなみに、同調査の【検討開始時期】のボリュームゾーンは、「挙式、披露宴・ウエディングパーティーの13ヵ月以上前」(21.6%)と「挙式、披露宴・ウエディングパーティーの12ヵ月前」(14.9%)で、全体の約36%を占めています。

結婚式のスタイルにもよりますが、式場探しから式当日まで、8ヶ月~10ヶ月あるとしっかり準備が進められるようです。

●何回ある?打ち合わせの回数と所要時間

メインとなる打ち合わせは3回、細かいものをあわせると打ち合わせは5~8回ほど行うのが一般的ですが、結婚式の内容や規模などによってはそれ以上の場合もあります。

また、結婚式場とおふたりの住まいが離れている、あるいは、仕事などが忙しく時間の調整が難しいなどの理由で、対面での打ち合わせ回数を抑えたい場合は、初回打ち合わせの前に、プランナーに相談しましょう。

結婚式場との打ち合わせの大まかな流れ
①契約後、担当プランナー決定
②初回打ち合わせ(結婚式の3~4ヶ月前)
③内容打ち合わせ(結婚式の2ヶ月前)
④最終打ち合わせ(結婚式の1ヶ月目前)
⑤最終確認(結婚式の2週間前)

※上記以外に、ドレス試着の「衣装打ち合わせ」、料理を試食する「試食会」、司会者・装花・BGM・メイクリハーサルなど各アイテムの専門スタッフとの打ち合わせなどもあります。

プランナーと1回の打ち合わせは平均3時間

結婚式場スタッフとの打ち合わせ

メインとなる打ち合わせとは、1回目の「初回打ち合わせ」、2回目の「内容打ち合わせ」、3回目の「最終打ち合わせ」のこと(結婚式場によって打ち合わせの名称は異なる場合があります)。

1回の所要時間は約3時間。ただし、宿題の進行具合によっては、プランナーとの打ち合わせ時間が前後することも。

そして、試着するドレスの数にもよりますが、衣装打ち合わせは1回2時間~4時間前後を目安に。また、プランナー以外、音響や司会など専門スタッフとの打ち合わせは、それぞれ1時間程度になります。

プランナーとの打ち合わせ 1回3時間程度
衣装打ち合わせ       1回2時間~4時間前後
司会者・装花・BGM・メイクリハーサルの打ち合わせ 各1時間程度

結婚式までの打ち合わせの流れ&内容・準備すること

結婚式会場を契約後~結婚式当日まで、打ち合わせ時期を中心に、打ち合わせの内容と当日までの流れをご紹介します。「どんな打ち合わせがあるの?」「打ち合わせまでにどんな準備が必要?」といった悩みをクリアにしていきましょう!

【結婚式3~4ヶ月前】初回打ち合わせ

結婚式場でドレス試着

契約から初回打ち合わせまでは、比較的余裕がある期間。とはいえ、ドレス試着が始まり、結婚式のテーマ(コンセプト)を考えたり、ゲストの人数を決めたりなど、結婚式の大枠が決まる大事な時期!

・初回打ち合わせ(1回目)TO DOリスト

▶打ち合わせまでにやっておくこと
□新郎新婦の衣装探しスタート(試着)
□結婚式のコンセプトを考える
□招待ゲストのリストを作成する
□招待状のデザイン・文例を検討

▶初回打ち合わせの内容
□新郎新婦の衣装決定
□結婚式のコンセプト仮決定
□当日のスケジュール(流れ)確認
□招待状の内容決定・申込み
□今後のスケジュール確認

※招待状を自分たちで作成する場合は会場への申込み不要です。
※試食会を予約する場合、内容打ち合わせの回数が増えることもあります。

①新郎新婦の衣装決定

花嫁にとって、結婚式準備の中で最も楽しいドレス選び!試着できるドレスの数は限られていますが、自分たちの結婚式を想像しながら運命の一着を見つけましょう。

②結婚式のコンセプト仮決定

結婚式スタイルを考える

プランナーとの打合せが始まるまでの期間、おふたりで結婚式のテーマについて考えておくと、初回打ち合わせでコンセプトも決めやすくなります。

コンセプトが決まれば、どんなアイテムを準備すればいいかも見えてくるため、ウェルカムボードなどのウェルカムアイテムやペーパーアイテムの準備もスムーズに!

「オリジナリティあふれるおもてなしがしたい」というおふたりは、このタイミングでしっかりプランナーに相談しましょう。

③当日のスケジュール(流れ)確認

コンセプトや演出などは確定していませんが、結婚式当日の大まかなスケジュールを説明してもらいながら、イメージをより具体的にしていきましょう。

④招待状の内容決定・申込み

招待状を発送する時に慌てないよう、招待ゲストのデータは、エクセルファイルなどにまとめておきます。

作成は結婚式場の提携店、もしくは、外部ショップに依頼するか、自分たちで作成する場合であれば、招待状作成アプリなどを活用するのもおすすめです。

招待ゲストの出欠は披露宴の席次表にも関わってくるため、招待状は遅くとも2ヶ月前までに発送します。その場合、返信期限は、結婚式の1ヶ月前を目処に設定しておきましょう。

⑤今後のスケジュール確認

2回目以上は結婚式に関することを細かく確認・決定していく作業が多くなっていきます。

担当プランナーが打ち合わせごとに説明をしてくれますが、初回打ち合わせ時に、おふたりの結婚式スタイルにあわせて、打ち合わせが残り何回必要か、いつまでに何を準備するかをざっくりと把握しておくと安心です。

\結婚式準備以外のTO DO/
結婚式の日取りが決まったら、家族以外への結婚報告もスタート!お世話になった方や職場の上司、親友には結婚報告&パートナーの紹介など。また、先輩花嫁によると、長期戦で取り組みたいブライダルエステは約5ヶ月前から始めたという声も。

▶結婚報告
上司にはどのタイミングがベスト?
友だちにメールで一斉報告はOK?
花嫁美容のスケジュールを確認!

【結婚式2ヶ月前】内容打ち合わせ

結婚式場スタッフとの打ち合わせ

細かく決めることが多いのがこのタイミング。主に、披露宴会場のコーディネートや演出、引き出物や引き菓子などゲストに渡すギフトなど。打ち合わせまでに調べたり、おふたりで話し合って検討したりして、それを具体的な“カタチ”に繋げるための打ち合わせです。

・内容打ち合わせ(2回目)TO DOリスト

▶打ち合わせまでにやっておくこと
□招待状の作成・発送
□結婚式でやりたい演出を話し合う
□装花やテーブルコーディネートを検討
□引き出物や料理の内容を検討
□ウェディングケーキのデザイン検討
□席次表の配席を考える

▶内容打ち合わせの内容
□結婚式のコンセプト最終決定
□挙式内容(スタイル)の決定
□披露宴のプログラム内容の決定
□装花・テーブルコーディネートの決定
□料理・ドリンク・ウェディングケーキの決定
□引き出物(ギフト)の決定
□席次表の確認

①結婚式のコンセプト最終決定

初回打ち合わせでコンセプトの方向性が見つかった後、おふたりでもう一度話し合い、コンセプトを最終決定。どんな結婚式にしたいかイメージできたら、それに合わせて、装花やテーブルアイテムなどの会場装飾・コーディネートを具体的に決めていきます。

②挙式内容(スタイル)の決定

挙式スタイルを選ぶ

挙式は、キリスト教式、神前式、人前式、仏前式があり、どのスタイルで挙式を行うかを決めます。

また、挙式でもジャケットセレモニーやリングボーイ、フラワーシャワー後のブーケトスといった演出がいくつかあります。結婚式のテーマなどにあわせて、どんな演出を取り入れるか考えてみましょう。

③披露宴のプログラム内容の決定

ゲストを考える

おふたりだけの演出やゲストと一緒に盛り上がる演出など、たくさんの演出があります。結婚式の雰囲気やムードを高めるためにも、演出はこだわりたいポイント!

また、主賓挨拶や乾杯挨拶のほか、友人の余興・スピーチといった、ゲストに依頼する演出も取り入れるかどうかも打ち合わせまでに考えておきましょう。

④装花・テーブルコーディネートの決定

どの装花を使うかによって、会場全体の雰囲気も変わってきます。メインテーブルやゲストテーブルの装花にあわせて、テーブルクロスやナフキンなども選んでいきます。

ドレスや会場に合わせてブーケを統一したいと花嫁さんも多く、このタイミングで、ブーケの花材やデザインも決めておくとスムーズです。

⑤料理・ドリンク・ウェディングケーキの決定

披露宴の料理を選ぶ

料理のコースやウェルカムドリンクなどを決めます。式場によっては、事前に試食会ができる場合も。

そして、ゲストへのおもてなしであり、演出のひとつとしても欠かせないウェディングケーキは、おふたりらしさを表現できるオリジナルデザインもおすすめ。どんなイメージのケーキにしたいか、参考になる写真、あるいは手描きのメモなどを用意しておくと便利です。

⑥引き出物(ギフト)の決定

引き出物、引き菓子、プチギフトなどの贈り物。最近は、ゲストによって異なる引出物を贈る「贈り分け」が一般的になりつつあります。

そのため、贈り分けの基準を2~3パターン考えておいても。また、鰹節や昆布、鯛を模った物など“縁起物”を使った「しきたり品」もおすすめです。

⑦席次表の確認

意外と大変なのが「席次表」の準備・作業です。

招待状の返信はがきの締め切りは、結婚式の約1ヶ月前にする場合が多いため、仕上げの作業はまだ先ですが、デザインを考えたり、どのゲストをどの席にするかというレイアウトを決めたりなど、できることは少しずつ進めていきましょう。

\結婚式準備以外のTO DO/
「当日にちゃんとした写真を撮れるか心配」「当日とは違う衣装を着てみたい」などの理由で前撮りを予定しているおふたりは、遅くとも結婚式の2ヶ月前までを目安にスケジュールを。ウェルカムボードで写真を使う場合は、3ヶ月以上前に計画しましょう。

前撮りなら結婚式のアイテムとして使える!

【結婚式1ヶ月前】最終打ち合わせ

結婚式の席次表

いよいよ結婚式まであと1ヶ月。ゆったり自分磨き…といきたいところですが、披露宴に欠かせない「席次表」の仕上げ作業が待っています。

ゲストからの返信はがきを確認し、出席するゲストの席次を決め、アレルギーなどの特記事項をチェックして、プランナーに伝えます。

ほかに、披露宴で流す映像の制作やBGMリスト作成などの提出も。自分たちで一から準備するのは時間がかかるため、初回打ち合わせから少しずつ進めておき、1ヶ月前までに仕上げておきましょう。

・最終打ち合わせ(3回目)TO DOリスト

▶打ち合わせまでにやっておくこと
□席次を決定する
□司会者に伝えることをまとめる
□映像(オープニングムービー/プロフィールムービーなど)を制作
□BGMの構成を考える・CDの購入など

▶最終打ち合わせの内容
□ゲスト数やプログラム内容などの最終確認
□席次表を提出(式場に依頼する場合は素材)
□BGM(CDやリスト)を提出
□持ち込み映像を提出

※内容打ち合わせと最終打ち合わせの間に、プランナー以外との打ち合わせ(司会者や音響スタッフなど)を別途行う結婚式場もあります。

①ゲスト数やプログラム内容などの最終確認

挙式と披露宴に出席するゲストの人数、披露宴のプログラム内容などの最終確認をします。プランナー以外の専門スタッフとの打ち合わせで気になることがあれば、最終打ち合わせで再確認&相談を。

②席次表を提出(式場に依頼する場合は素材)

決定した席次表(データもしくはレイアウト)をプランナーに提出。締め切り期限までに返信がない場合は個別に連絡をして、確認を済ませ、打ち合わせまでに席次表を完成させておきます。

ちなみに、全員の出欠確認が取れてから席次を決めるため、デザイン・レイアウトから印刷まで、すべて自分たちで制作しようと考えているのであれば、余裕をもって3ヶ月前から準備を始めるのがおすすめです。

③BGM(CDやリスト)を提出

プロフィールムービー

披露宴の演出に欠かせないBGM。実は、結婚式で使用する楽曲には「選ぶ時間」に加えて、「申請期間」もかかります。

映像も含め、結婚式で楽曲を流す場合、さまざまな“権利”が発生し、その許諾のための「申請期間」ですが、それらを一括申請・一括処理してくれる代行団体「ISUM」に登録している式場なら、面倒な手続きをすべて代行してくれます。

楽曲のセレクトも申請もすべて自分たちで行う場合は、遅くとも3ヶ月前には準備をスタートさせるのが理想。ISUMに登録している式場であれば、1ヶ月前に使用したい楽曲リストを提出するのでOK。

式場にもよりますが、音響スタッフとの打ち合わせは大体が1ヶ月前。それまでにどんな曲を使うか、日頃から探してリスト化しておくのがポイントです。

④持ち込み映像を提出

オープニングムービーやプロフィールムービーなど、最近は誰でも手軽に動画を作成できるアプリもたくさんあります。

無料・有料、また、使い勝手もさまざまなので、おふたりが使いやすいアプリを活用して、素敵なムービーを完成させましょう!

【結婚式2週間前】最終確認

結婚式前のヘアメイクリハーサル

最終打ち合わせも済み、気になることがクリアになったら結婚式準備は万端!

最終打ち合わせ後~式当日2週間前までにヘアメイクのリハーサルを行い、使いたいヘアアクセサリーも含め、リハーサルでヘアメイクに希望をしっかり伝えておきましょう。

そして、ゲストの人数変更があればプランナーに伝え、最終見積もりの金額を支払います。

・最終確認TO DOリスト

結婚式当日までにやっておくこと
□ヘアメイクのリハーサル(1ヶ月~2週間前)
□ゲストの人数変更〆切(2週間前)
□支払い〆切(1週間前)
□ウェルカムボードなどのグッズ搬入(1週間前~前日)

\結婚式準備以外のTO DO/
主賓やゲストなどへの「お車代・お礼の準備」として、1週間前を目安に、“新札”を用意しておきます。式当日は、新郎新婦に代わって両親のどちらかに対応してもらい、お金は少し多めに準備しておくとイレギュラーなことがあっても対応できるので安心です。

お車代&お礼の封筒の書き方&選び方

今回は、結婚式場が決まってから結婚式までの打ち合わせを中心に、スケジュールや内容とまとめてみました。プランナーとの打ち合わせは、大体3~4回ほど。

各打ち合わせまでにやっておく“宿題”を、期日までに仕上げておくことで、結婚準備がスムーズに進みます。そのためにも、時間や手間のかかる準備を早めに、少しずつ進めていくことも大事。

おふたりで協力しあい、結婚式をイメージして楽しみながら準備して、ステキな結婚式を迎えましょう!

この記事を書いた人
ライター 佐藤

ライター 佐藤

女性誌WEBサイトのエディター&ライターを経て、フリーに。現在は、美容やライフスタイルを中心に女性向けの記事やエンタメ系グラビア誌のインタビューも担当。

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